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昭和の名ドラマに登場する料亭は実際にあった!?

2017-05-04 19:21:41 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
1975年から77年にかけて日本テレビで放映された人気ドラマ、「前略おふくろ様」一部の舞台の料亭名が「分田上」(わけたがみ)というユニークな命名であることが気になっていて、ネットでチェックしてみると、奈良におでん・呑み処「分田上」というのがあるのに当たった。

ページを覗いてみると、本店は日本料理・川波、「前略おふくろ様」二部の舞台となる料亭名と同じである。のれんの写真が、紋は違うけど、なんかテレビドラマそっくりで、これはどちらかがまねたにちがいなく、ドラマが四十年前ということを考慮すると、奈良の同店のオーナーが、「前略おふくろ様」のファンで拝借したとしか考えられず、さらに調べてみると、以下の記事にあたった。
野菜に魅せられた“土の料理人”
日本料理人 奥田眞明さん47歳


24歳に店をオープンしたとあるから、つまり23年前開店したことになり、やはりドラマが本家だったことがわかった。ちなみに、「分田上」という不思議な店名の意味だが、川波本店から分かれた店で、より上をめざすという暗喩がこめられているらしい。で、おでん・呑み処「分田上」は後年、オープンしたものらしい。
でも、ドラマでは、「川波」が本店でそこから分かれたって説明はなかった気がするんだけど(それとも見逃したのか)、え、そうだったのって感じで。「分田上」の大女将が北林谷枝でいなせなおばあちゃん、いかにも伝統ある老舗って感じだったし、「川波」は、高校生の娘と二人暮らしの八千草薫演ずる女将で、こっちのほうが新しい店のように思えたのだが、すでに他界した先代がいた老舗中の老舗で、「川波」本店から分かれて「分田上」が作られたということだったのだろうか。

とにかく、意味がわからなかったときもやけにしゃれた名前だと思って気に入っていたのだが、ネットで調べてみると、ほかにもラーメン屋さんとか数店出てきて、本店から分かれてより上を目指すという意味のこのネーミングは人気のようである。

しかし、倉本聡のセンスはさすがだね。
こういうネーミングにまで細かい配慮が行き届いている。
それはさておき、奈良の「分田上」には、近年中に行ってみたい(近鉄奈良線で奈良のひとつ手前の新大宮駅から歩3分)。奈良在住の友人がいるし、いっしょに飲めたら楽しい。ついでに、店長と「前略おふくろ様」の話題で盛り上がりそうだし、名ドラマゆかりの店を開拓する楽しみがひとつ増えた。

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