インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

ドラッグヘヴン殺人事件5(銀座新聞連載)

2009-10-22 02:21:14 | 印度の玉手箱(銀座新聞連載)
西インドのリゾート地ゴアを舞台にしたオムニバス方式の
殺人ミステリー
が、銀座新聞ニュースに連載されました。
今回はパリが舞台です。写真と併せてお楽しみください。

   

「ドラッグヘヴン殺人事件5」
http://www.ginzanews.com/report/1372/

http://www.ginzanews.com/report/1373/

http://www.ginzanews.com/report/1374/

ドラッグヘヴン殺人事件1-4 をお読みになりたい方は、
下記をクリックください。

http://blog.goo.ne.jp/michiemohanty/e/5144d4a1cce980ef7f919ed920d63604
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過激な光のお祭り間近

2009-10-16 03:32:47 | 私・家族・我が安宿
ディワリー、光のお祭りを二日後に控え、気の早いことには、当地では
もうかんしゃく玉が破裂、爆竹が大の苦手の私は爆音がとどろくたびび
くびく。

      

ディワリーは、ビジネスカースト・マルワリにとっては旧暦のお正月に
あたり、ベンガル地方ではカーリー女神様のお祭り。花火だけならまだ
しも、派手にかんしゃく玉を破裂させて祝う過激なお祭りで、夜じゅう
爆音がとどろき、一種市街戦の様相と化す。
近年、騒音公害やケミカル汚染も憂慮されており、環境にやさしい爆竹
も売られているようだ。とにかく危ないし、病人やペットにも悪影響。

                              

家の門口にろうそくや灯油ランプをともして、親族間で贈り物を交換し
合ったりする美しい慣習もあるのだが、不況の昨今、灯油ランプより、
ろうそくのほうが安上がりで人気があるとか。
かくいうわが安宿も、門柱の上にろうそくを何本も立てて祝う。
お祭り前で、おかげさまでホテルは満員。

                

ディワリーが終わったら、帰国する予定でいる私は、準備に大忙し。
ゆっくりブログを書いている暇もなくなってしまった。

本日二日ぶりに浜に出たが、もうすっかり秋めいて、さわやかな夕映え
だった。満潮で波打ち際の砂は柔らかく素足にのめりこむ。大波が横広
に威勢良く噴き上げる。
茜色を帯びた西空は次第に暗紫の薄もやに浸されていった。
空気もここ数日ドライで、確実に季節の変わり目を感じさせる。
日本で言えば、かんかん照りの初夏といったところで、まだまだ暑いの
だが、ベランダの鉢植えにはモンシロチョウも飛び交っていた。
空も高くなって、これから十一月に入ると、めっきり涼しくなって、当
地のベストシーズン、冬季に入るのだ。

                      

といっても、そのころ、すでには日本だが。
紅葉の季節、満喫してきまーす!
あと、友人・親族とも久々に旧交を温めたい。
出発まで時間があれば、また新規投稿しますが、一足先に読者の皆さん
にお知らせ。

来年の帰国レポート、楽しみにしててね!


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リッチ?な金貸し乞食

2009-10-10 03:14:29 | 私・家族・我が安宿
インドは乞食天国。
近年経済繁栄著しいが、貧富の格差はかえって広まるばかりで、お乞食
さんが減る傾向はいっこうにない。
が、世界不況時でも経済成長率6%のインド、お乞食さんまで自然潤う
ことに。

     

乞食商売はなかなかもうかるようで、お布施で富裕になった乞食たちは
金貸しをして、利ざやをしっかり稼いでいるらしい。
うちを建てる資金まである乞食もいるらしいが、家を建ててしまうと、
だれも恵んでくれなくなるので、スラムにあえてとどまっているとか。

というわけで、大学は出たものの失業者より、よっぽど潤ってるわけだ。
身障者はとくに実入りがいいという。
そのため、知る人ぞ知る、子供のころ誘拐して間引きしてしまうシンジ
ケートも発展しているほど。

お乞食さんと、見下すなかれ、リッチな先進国の失業者よりよっぽど
潤ってるんだから。

経済発展でお布施の量も増えているみたいだし、今後リッチな乞食はさ
らに急増しそう。

                  
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インド各地で洪水

2009-10-08 00:32:07 | 季節・自然
十月はサイクロンの季節でもあるが、当地プリーはベンガル湾の低気圧
が発達して、どしゃ降りの悪天続き、今日になってどうやら晴れたが、
南のバラソール地方は洪水の被害にあえいでいる。

        

おりしも、南隣のアンドラプラデシュ州やカルナータカ州も、洪水の悪
影響で、被害者が続出している。カルナータカ州都バンガロールはわが
日印混血息子が大学院でIT専科を学んでいる大都会、心配して電話をか
けたが、洪水は奥地の農村らしく、大丈夫とのことでほっ。

                              

今年は日照りだったが、雨季があがる瀬戸際になってのどしゃ降りで、
雨の到来が遅すぎた上降りすぎで、作物も大被害。お百姓さんは踏んだ
り蹴ったりだ。

お祭りムードも台無し。
それでも、わが安宿ラブ&ライフは家族連れ観光客でにぎわった。

                                        
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三日連続豪雨

2009-10-07 20:04:19 | 季節・自然
土砂降りが三日も続いている。
南隣のアンドラプラデシュ州海岸部で、低気圧が発達しているせいらしい。
涼しいけどじめじめするし、気分転換に散歩に出れないので困る。

過去のサイクロンを思わせるような悪天だ。
当分二、三日はこの悪天が続きそうで、うんざり。
今現在も雷ごろごろ。

           

雷鳴が威嚇するようにとどろくときは、電化製品使用は厳禁。
いったん消して、納まったころまたつける。
しかし、不穏な低轟音はまだ続いている。

プージャーという大祭前なのに、このお天気じゃ沈滞ムード。
各地では、シバ神の奥さんであるドゥルガー女神の華麗な偶像が作成中だ。
わが安宿ラブ&ライフも13日から、満杯になる。
宿賃も普段の三倍に跳ね上がる稼ぎ時だ。

                     

コモンウエルスゲームは順調に競技が進んでいるが、インドは金メダルラッシュ、
ここにいたるまでの不手際を吹き飛ばすような、大奮闘振り。
オーストラリアについで、現在二位で、金メダルは14個。
地元で開催されるスポーツ大会ということで、選手は一段と張り切っているようだ。

すごい。
こういうのを、火事場の馬鹿力というんだろうか。
汚職を手始めに、欠陥工事、選手村の不潔さ、デング熱流行と恥の上塗り続きで各
国有名選手の出場辞退が相次いだだけに、汚名を挽回せんとの健気さである。

インド選手、すごいぞ!

             
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息子の旅発ち

2009-10-02 02:42:04 | 私・家族・我が安宿
ここ数日、ベンガル湾の低気圧が発達して、雨風続きのうすら寒い陽気。
おとといドゥルガー女神フェスティバルの浸水式があったが、雨でお祭
りムードは台無し。人々の目を楽しませた華麗な偶像は、雨中の合間を
縫って、担がれていかれ海や川に流された。
当地では、聖なるガンジス河が降り注ぐ最終地点のベンガル海に神々の
偶像は厳かに葬られる。汚染を憂慮する向きもあるが、長年の習慣だか
らどうしようもない。
地域集団が大八車に神様を乗せて鉦や太鼓を鳴らしながら、にぎやかに
行進、海まで運ぶのだ。

             

閑話休題。
昨早朝、日印混血息子サミール(邦名は理秀・りしゅう)が州都ブバネ
シュワールの特急列車で南のバンガロールへと発った。
九月末からの大学院入学に備えてである。
今回は二ヶ月近い休暇だったので、さすがに一抹の寂しさを禁じえな
かった。でも、晴れて試験に合格、新しいフラットも決まったサミール
は新カレッジライフに、胸をわくわくときめかせながら、意気揚々と旅
発っていった。

  

将来のキャリアを見据えてしっかり勉強してくれることを祈るのみ。
先の三年学んだところとは別の新しい大学なので、カレッジライフも満
喫してほしい。

ひとまず送り出してほっと一息の私は、さて日本に帰国しようかなどう
しようかと迷っている。
本来なら8-9月に帰るはずだったのだが、息子の入学が大幅にずれ込
み、10月に入ってしまったので、日本の冬が苦手な夫は、下旬帰ろうよ
と誘う私に浮かない顔。でも、今帰れば紅葉の季節だよなあ。しかし、
来年の桜の季節も捨てがたい。そんなこんなでぐずぐず、ここ一週間中
には決断しないとと思っているのだが。

                        

何せこの14ヶ月、ほとんど休みなしで、予定していた旅二つもキャンセ
ルになったため、私自身はここらで一息入れて、タイや母国でのんびり
したいとの気持ちが強まっているのだ。

友人とも旧交を温めたいし。
近年、三十数年前の知友が続々登場、ネットの時代で向こうから調べて
くれたり、こっちが調べたりで、懐かしいメールでの再会なっているわ
けだが、帰国するならぜひ会おうとのお誘いもたくさん受けているのだ。

ストライキで操業停止していたエアインディアも動き始めて、ほっとし
た。2000億円にのぼる損益で、公的支援を求めていた折、パイロットが
給金カットに抗議してストを起こしていたのだ。これに便乗してほかの
航空会社が運賃値上げ、個人的にも憂慮していた矢先だったので、解決
して、よかった、よかった!

                             
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