インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

独立記念日とPC不調

2018-08-15 19:40:53 | 私・家族・我が安宿
日本はお盆だが、本日15日はインドの独立記念日。
当地は低気圧による雨続きで、お天気がはっきりしないが、各地で式典が催されたはず。
パソコンの不調が依然続き、どうも安心して打てない状況なのだが、先に一度見てもらっていったんは直ったかに見えたのだが、どうもマザーボードを変えないといけないようだ。
メカ音痴の私にはよくわからないのだが、ときどきタイプを打ってる最中ブラックアウトするので、ラムの問題とパソコンに強い愚息は言っていた。

雨が一段落したら、息子がまた帰郷予定で、別のビデオ撮影に入る。今月中か来月早々に戻る予定なので、そのときパソコン関連や日本行きのチケットの手配などやってもらうつもり。

スマホはユーチューブかショートメッセージ、たまに夫や息子への電話くらいしか使わない私、日本語のタイプを打つのはデスクトップなので、帰国前に投稿原稿が目白押しの私は困っている。最近、新しいスマホを購入したのだが、いまだにパッケージを解いてない始末。息子にネットでオーダーしてもらったサムスン製。メカ音痴なので、新しく覚えるのが厄介なのだ。

PC不調の中、とりあえず、童話は一編仕上げた。初の挑戦だったが、スムーズに書けた。ただ、推敲すると、どんどん余計なものがついて、シンプルな表現が毒されていくようで、小学生低学年向けなので、少し表現に気をつけないといけない。結構難しい描写とかも使ったりしてるので。初のチャレンジなので、こんなんでいいのだろうかと少し心配。小川未明は、結構難しい表現とか使ってるし、あまり子ども向けということを意識すると、ぎこちなくなっていけない。

かといって、一般小説のように、贅肉をつけすぎてもいけないし。なるたけシンプルな表現で美しくをモットーにしている。

しかし、書いていて久々に楽しい気分を味わった。
一般小説には句切りのときがきているのかもしれない。
拙ブログのE全集は、終活の意図でいるのだ。
童話に転向することで、鉱脈が見出せたらと思っている。
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9月1日発売の北國文華に拙作掲載!

2018-08-13 19:40:54 | 著書関連ニュース
金沢最大の地元紙、北國新聞社が発行する季刊文芸誌「北國文華」秋号(9月1日発売)に、拙作「雪娘(スノウ・フェアリー)」が掲載されることになりました。同誌に拙作が掲載されるのはこれで二度目です(一度目は「映し鑑」で昨年の秋号に掲載)。

石川県在住、近隣の北陸地方にお住まいの方は、お近くの書店でお求め頂けますと、幸甚に存じます。北陸随一の文芸誌はローカル色豊かな特集記事など充実した内容、中央の商業文芸誌に引けを取らない体裁で、一流作家も連載、読み応えがあります。
ネットからも注文できますので、ぜひご一読いただくようお願い申し上げます。

「雪娘」は、今年始めの金沢の大雪が背景になったメルヘンチックな作品で、自信作です。
雪の精の可愛いイラスト付きの三十枚弱の短編、読みやすい仕上がりになっていますので、ぜひご購読いただけたらと思います。

また事前に通知させていただきます。
まずは簡略ながら、拙作掲載の予告まで。
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インド安宿通信最新号

2018-08-13 19:27:10 | E全集(受賞作ほかの全小説作品、2017~)
ブログ・インドで作家業
に公表している小説全作品、E全集に掌編小説二編を新たにアップしました。
三十歳前後に書いた若書きの作品ですが、月刊カドカワ掌編小説大賞(選者は吉行淳之介)の佳作賞を受賞した「鮮やかな場面」は三十年余たっても、色あせず、読みごたえがありますので、ぜひご一読いただきたいです。

以下、どうぞ。
鮮やかな場面(月刊カドカワ掌編小説大賞佳作作品)

片肺飛行(掌編小説)


このほか、俳句(イミグラントの句座)も好評アップ中、新しい試みとして大人向けのメルヘン、童話も執筆し始めている昨今です。
小川未明の童話にはまっていますが、シンプルで力強く美しい童話という媒体に惹かれます。小川未明作品は、不思議で美しくスピリチュアルでピュア、私も神様や天使が登場しても何の違和感もない童話という媒体で、自分の鉱脈を掘り出せたらと願っています。
久々に書いていてわくわくと楽しい思いをさせてくれた童話、大人向けのメルヘンをこれからいっぱい書いていきたいです。

<後記>
日本は猛暑や台風で、大変ですね。
当地は雨季で日中の気温は三十度前後、ただし雨が少なめで蒸し暑いです。それにしても、日本の熱帯地化には驚きです。
岐阜の41度はミッドサマーの当地の気温を上回っています。
日本の夏に何度か帰ったことがありますが、インドより暑いと思ったこともしばしば。
みなさま、熱中症にお気をつけください。
インドは15日の独立記念日式典に向けて、首都など物々しい警備、日本は盆休みで帰省ラッシュですね。
休日で当ホテルもにぎわいそうです。



ついに40万突破、BIG DEALの新作英ラップは大ヒット! フェイスブックのアクセスは200万を超えています。
15日には全国紙の英字紙、THE TIMES OF INDIAに関連記事が大きく取りあげられる予定です。
また、掲載の暁には紹介させていただきます。

Big Deal - Are You Indian (Official Music Video) | Anti Racism Rap



隔週刊メールマガジン・インド安宿通信最新号より)
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片肺飛行(掌編小説)

2018-08-13 18:22:59 | E全集(受賞作ほかの全小説作品、2017~)

 人通りの跡絶えた歩道を、香世は両腕を水平に広げてバランスをとりながら渡っていく。香世の後をあたふたと追う紺屋の手には、かかとの折れた赤いハイヒールがぶら下がっている。淡いパープルのドレスの裾がふわふわと踊り、闇に溶けかかる。
 香世の足が白いフェンスに掛かり、ドレスの裾がふわりと宙に舞って、白い足裏が翻ったともなく、とんと地面に着地した。
「危ないよ」
 紺屋が制するのも聞かず、香代は極端に上体を傾げながら車道を横切る。水平に広げた腕が斜めにかしいで、飛行機の翼のように闇を掻き切る。
 翼はぐんぐんスピードを増して、電話ボックスのガラス戸に突き当たった。そのままぴたりとボックスに貼り付いたまま微動だにしない。紺屋が近づいて肩に手を掛けると、突然おいおい泣き出した。
「どうしたんだ」
 紺屋は酔っ払って手に負えない女子大生の急変に驚いて、おろおろと背を撫でさするばかりである。香世はひくりひくりしゃくり上げながら、涙声で何やら訳の分からないことを喚きだした。
「電話して、電話して……」
 紅の剥げかかった唇がひくひくわななき、隙間から息が洩れて、くぐもった声がかすかに闇を震わせる。香世の背が不意に緩み、首に引っかけたポシェットを探ると、白い手帳を取り出した。頁を繰り、指がぴたりと止まった箇所を広げて、紺屋に突き出す。
「この人、河合英治……電話してようっ」
 一回り年下の女子大生の剣幕にたじろいでいると、紺屋の腕の中に強引に手帳を押しつけて、
「何ようっ、私のこと、好きだって言ったじゃないの。香世のためなら何でもしてくれるって言ったじゃないの、電話してようっ」
 幼い子供が駄々をこねるように地団駄踏んで、ボックスのガラス戸をどんどん叩き始めた。深夜で人だかりが少ないとはいえ、紺屋はひやりとして、
「わかった、わかった……」
 とやんちゃ娘をなだめるように放って、手帳をひったくり、中に入った。
「河合が出たら、私に変わって。もし、女の人が出たら、すぐ切って」
 香世は横柄に命じ、入ってこなかった。
 紺屋はガラスに貼り付いた香世の大きな目に急かされるように、ダイヤルを回した。応答したのは若い女性で、言われた通り、電話を切った。ガラスに貼り付いた香世の目が哀しそうに歪んでいた。
 紺屋は不意に愛おしさを感じて、ボックスを出ると、背後から抱きすくめた。
「河合ってね、前のバイト先の新卒社員、婚約者ともう同居し始めているのよ」
 香世は何でもないように虚勢を精一杯張って投げた後、弾みをつけてガラスから離れ、上体を右に大きくかしがせながら、無闇に駆け出した。
 よりにもよって、香世は売約済みの男に横恋慕しているらしかった。

 翌夕刻、じゃじゃ馬娘の女子大生バイトは悪びれず、ふらりと雇い主である紺屋の新宿御苑のオフィス代わりのマンションに姿を現わした。あの後、タクシーで杉並のアパートまで送っていったが、一睡もしなかったようで目が真っ赤だった。紺屋と目が合うと、さすがにきまり悪そうな笑みを浮かべた。それから、取り繕うように、無言でさっと分厚い大判の封筒を差し出した。今日までに清書しておくように頼んだ原稿だった。紺屋は中を開けてざっと調べながら、
「ほうっ、感心だな。あれから寝ないで片づけたのか」
 香世はやはり無言のまま照れ笑いを浮かべている。インディゴブルーの麻のゆったりしたワンピースの足元をつと見ると、白いサンダルだった。昨日の壊れてしまったハイヒール同様素足に引っ掛けていたせいで、赤いペディキュアが毒々しく紺屋の目を射った。
「それじゃあ、仕事をきちんと片づけてもらったお礼に、靴でも買いに行こうか」
 ふと思いついて申し出ると、
「わぁ、ほんとぉ」
 と一転して無邪気さも露わに、大仰な仕種で抱きついてきた。

 紺屋はさる大手石油会社のPR誌の専属ライターとして、新宿御苑のマンションにオフィスを構えていた。香世は、大学で同級だった間柴瑞季の姪で、瑞季の紹介で紺屋の仕事を手伝うようになったいきさつがあった。仕事は主に清書や資料集めなどの雑用だったが、マスコミ志望だったせいか、少しでも関わりのある仕事をするのが楽しそうで、よく働いてくれた。
 三十半ばのむさくるしい男所帯が女子大生の出現でにわかに華やいだ。香世はショートカットにくるくるよく動く大きな瞳を持った、人一倍好奇心旺盛で快活な少女だった。二十一歳の香世を少女と言うには当たらないかもしれないが、ボーイシュな短髪の童顔と華奢な体つきがいまだ、少女のあどけなさと初々しさを宿していた。時折きらりと鋭い瞳を閃かせるのも、少女の青い頑なさそのものだったし、理詰めで責めてくる精巧なところも、少女が
自らを防衛するための観念の武器にも思えた。
 勤務第一夜、紺屋は歓迎の意もこめて、新宿西口の高層ホテルの展望レストランに香世を誘った。高級レストランのフランス料理のフルコースに、香世はナイフとフォークを優雅に駆使し、気取ったふうに合間にナプキンで口元を拭いつつ、舌鼓を打った。今朝方対面したばかりの紺屋はこましゃくれた少女の完璧な作法に内心舌を巻き、淑女の役割を演じこなす香世に圧倒された。紺屋の中ではいまだ、瑞季の大事な姪御さんを預かっているとの、重
い責任感ともつかぬものが付き纏って離れなかった。そこをいきなり、デザートのスプーンを口に運んでいた香世に突かれた。
「私が、間柴瑞季の姪だってことは、あまり意識しないでほしいんです。確かに紹介してくれたのは叔母で、そのことには感謝してますけど、一旦雇用主と労働者の関係を結んだ以上、私と紺屋さんの関係でしょう。お給料に見合うだけうんとこきつかってくれていいんです。叔母に遠慮なんかしないで。それとも、紺屋さんの方で叔母に何か後ろめたいことでもあるのかしら」
 いい大人の紺屋は図星を突かれ、さすがにうろたえた。香世の瞳が見透かすように、意地悪く光っていた。紺屋は香世が初めて見せた女の部分に目を見張った。その時の香世はなぜか驚くほど艶かしかった。

 それ以降、ときたま食事に誘うようになったが、いつのときでも夜遅くならないよう気遣っていた。瑞季の姪であることは忘れてほしいとしょっぱな釘を差されていたが、酒席を共にするのは何となくはばかれた。ふた月程して、仕事のペースにもおいおい慣れてくると、香世の方から呑みにいきたいと言い出した。で、行き付けのピアノバーに連れていった。並みの女子大生の懐じゃとても入れないところだ。髪の長い神秘的な美人ママは玄人はだしのピアニストで、常連には北海道にベースを置いている有名なシナリオ作家もいる名物バーだった。
 さすがにこういう雰囲気のところは初めてとみえ、香世はきょときょと物珍しそうに高級クラブ風の店内を見回していた。白いグランドピアノが中央のフロアに据えられている、背後のカウンターに並んで腰掛ける。
「ママ、この人は志村香世さんといって、二ヶ月前からぼくの仕事の手伝いをしてくれてる女子大生」
 紺屋は早速紹介した。
「初めまして、夕子です」
 黒ずくめの衣装で妖艶な三十代のマダムに香世は少し圧倒されたようで、珍しく神妙にぺこりとお辞儀した。
「お嬢さん、もしよろしかったら、姓名判断して差し上げましょうか」
 ママは若い女性の緊張を解くように、ざっくばらんに申し出た。余興で気が向くと姓名判断サービスすることが習いとなっていたのだ。
「わぁ、ほんとー」
 香代は一挙に打ち解けたような歓声をあげた。若い女性の例に漏れず、香世は占いが大好きのようだった。差し出された紙切れに早速姓名を書いている。
 水割りのグラスを傾けつつわくわく待ち顔の香世に、画数計算が終わったママはおもむろに口を開いて、
「この人はちょっと、男運がよくないですよ」
 とのっけから不吉なことをのたもうた。が、若い香世は気にするでもなく、
「うーん、当たってる。現在婚約者のある男に、見込みのない恋愛している真っ最中」
 と自分を茶化すように投げた。
 吉凶こもごもの判断の後で、最後にとりなすようにママが、
「でも、この人は文才だけはありますよ」
 と放った。その瞬間、香世は得意満面の笑顔になると、声高く放った。
「当ったりきしゃりき!」
 文章を書くことにかけては、かなりの自信家なのである。実際、プロのライターの紺屋が見ても、香世の文章はうまかった。が、夕子は若さと可憐さを笠に着たような娘の小生意気な態度にかちんと来たようだった。ママの頬にさっと嫌悪の影が差すのを、紺屋は見逃さなかった。香世は相変わらず自慢気に鼻を蠢かせている。ママは自ずと二人の会話から遠ざかり、その後はもっぱら香世の一人芝居となった。可愛い顔に似合わず酒豪で、水割りのグラスが早いペースで空いていく。女子大生の他愛もないお喋りに耳を傾けるのは楽しかった。腕時計に目をやると、十時を回っていた。そろそろお開きにするかと、紺屋は香世を促して腰を上げかけた。そのとき、香世が絡みつくような目で、
「白状しなさい、紺屋さん、叔母にいかれてたでしょう」
 と酔いに任せてあけすけに訊いてきた。悦に入った口ぶりに、瑞季が何か洩らしたろうかと観念した紺屋はつと明かした。
「間柴瑞季は学内のマドンナでね、男子学生がみな憧れていた高嶺の花だったんだよ。残念ながら、俺は振られた口……」
 香世はにやにやしながら、
「赤シャツってニックネームで、呼ばれてたんだそうね」
 やはりみんなばれているようだった。
「君の叔母さんはお喋りだね」
「うふふ、でも、とても頭が良かったんですってね。試験の時はみな紺屋さんに頼りっぱなしだったって」
「いやぁ」
 参ったなあと紺屋は頭を掻いた。紺屋は香世の好奇心一杯にきらきら輝く瞳に、瑞季のそれを重ね合わせようとしたが、うまく行かなかった。彼女も、女手一つで育ててくれた母親を大学二年の時失うまでは、きっとこんな瞳をしていたはずだ。東京の大学を中退し地方に転学した紺屋がまみえたときには、すでに天涯孤独の身上となっており、心配した学友がしょっちゅう瑞季の一軒家に集うようになっていた。新入りの紺屋もそのうち、光栄にも取り巻きの一人に加えられた。紺屋は、仲間裡では努めて陽気に振舞いながらも、ふとした折にもの寂しい横顔を見せる美貌の同級生が気になってしかたがなかった。非のうちどころのない美しい顔が不意に翳り、いいようのない寂しさを覗かせるたびに、ああ、俺がこの人を守ってやらなければとの気持ちにさせられたものだ。
 思い余って、たびたび瑞季の家を一人で訪れるようになった。真赤なシャツが目立ったのか、たちまち近所の噂になった。
「一人になったのをいいことに、しょっちゅう男を引き込んでいる」というのだった。二人の間には邪推されるようなことは何もなかっただけに、紺屋はその中傷が耐えられなかった。自分が軽率な行動をとったことで、瑞季の名誉を汚してしまったと口惜しかった。瑞季自身は自分のことを信頼し用心棒がわりに泊まってもらっていたため、そんな噂はいっこうに気にしなかったが、紺屋は以後、瑞季宅を訪れることは極力控えるようになった。瑞季
は、何も言わなかった。
 それ以降遠目に見守るのみになった紺屋に、瑞季は内心臆病者と怒っていたのかもしれなかった。彼女は卒業と同時に、取り巻きでもなかった別学部の男子学生と電撃結婚してしまった。紺屋も顔だけは辛うじて知っていた男で、それが香世の今の血の繋がった叔父というわけだった。

 瑞季と再会したのは八年後のことだった。偶然、新宿の雑踏ですれ違ったのだ。本屋の地下にある喫茶店でコーヒーを呑んで、互いの卒業後のいきさつや近況を交わしあった。瑞季は双子の男児の母親となっていた。
「とうとう産んじゃったわよー、天涯孤独の自分にも血の繋がりができたってわけねえ。夫はあくまで他人だけどさ」
 含みのある声で蓮っ葉に投げた後、
「赤シャツはなんで、結婚しないのよ。あたしがいい人、紹介してやろうか」
 と揶揄混じりに訊いてきた。紺屋はなんと答えたものかわからなかった。いまだに想いが残っていることを瑞季は、女の本能で嗅ぎつけているような気がした。
 気まずい沈黙が漂った。先に静寂を破ったのは、瑞季の方だった。
「なんで根も葉もない噂なんかに負けて、うちに来なくなっちゃったの。あなたのこと信頼してたし、母が死んでから、唯一頼れる人だと思ってたのに。もし、あなたがあのままうちに居続けてくれたなら……」
 一方的に捲し立てる瑞季を、紺屋は遮った。
「実は先月見合いしてね。平凡な女だけど、俺には似合いかもしれない。俺もいよいよ年貢の納め時だな」
 乗り気でない結婚を決めたのはまさにそのときだった。

 あれからはや五年の歳月が流れ、紺屋も一児の父親となった。以来、瑞季との友情は復活し、時たま電話や手紙を交わしあったりする日々のなか、マスコミ志望という姪のアルバイト斡旋を頼まれたというわけだった。ちょうど猫の手も借りたい忙しさだった紺屋は、自分が雇主でも構わぬかとつと申し出ていた。
「昔のこと、思い出させちゃったかな」
 はっと我に返ると、香世が少し申し訳なさそうな神妙な声で言った。
 その夜、いつになく酔っ払った紺屋は香世を送っていくタクシーの中で、女子大生の意地悪をとっちめるために強引に唇を奪い、スカートの奥に手を忍ばせた。懲らしめというのはあくまで名目で、その実長いこと男の欲情をそそられていたのだった。香世も酔っていたせいか、抵抗しなかった。唇もあそこも一端成熟した女のように、好色に吸い付いてくるようだった。瑞季ともこうだったなら、既成事実さえ作ってしまっていたならと、紺屋はいまさら願ってもせんないことを思ったりした。

 瑞季に後ろめたさを覚えながら、若い香世の躯を弄ぶ衝動は抑え切れず、叔母と違って奔放な姪に惹きつけられていった。瑞季を慕っていた頃の誠実のみが取り柄だった自分はどこに行ってしまったのだろうといぶかりながら、奔放な香世が可愛くてならなかった。が、香世は最後の一線だけは許さなかった。河合とかいうしょうもない男に操を立てているつもりらしかった。じらされているようで、余計に燃えた。
 それから三ヶ月後、香世は予告もなしにぱたりと仕事を辞めた。本人の代わりに叔母から電話がかかってきた。
「我儘な子で、ほんとしょうがなくて。あなたに迷惑かけたと思うと、申し訳ないわ」
 それ以後、香世の消息は知らない。現金な女子大生らしく、本命でなかった妻子持ちとの火遊びをある日突然気紛れにぷつりと断ち切ったのだ。弄ばれたのは結局、こっちの方だったかもしれないなと苦笑いしながら、紺屋は恋人に電話をかけてくれと駄々をこねた香世の聞き分けのない愛らしさを思い出し、胸が少し疼いた。婚約者のある男に横恋慕するなど、片翼だけで飛ぶ不安定な飛行機のようなところのある少女だった。香世を少女というにはあたらないが、紺屋にとってのイメージはやはり少女だった。
 瑞季が初恋なら、これが二度目の狂い咲きだったかもしれないと独り言ちた(了)。
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鮮やかな場面(月刊カドカワ掌編小説大賞佳作作品)

2018-08-13 18:08:15 | E全集(受賞作ほかの全小説作品、2017~)

 白い漁船がゆるゆる沖を漂い、旋回しながら、行きつ戻りつしている。船の白さは目に染みるように眩しく、荒波にくり貫かれた岩穴越しに、遠い幻のように浮かんでは消える。  
 波打ち際では、鴎が兵士のように行儀よく整列し、骨張った三つ叉の足を波裾に洗われながら、戯れていた。砂上にふわりと咲きこぼれた淡雪のように、鴎は砕け散る波の白さに溶けて沖へ流されてゆく。鴎は一瞬にして砕け散る白い波となり、打ち寄せる波は再び羽ば
たく鴎となる。
 女は海の全貌がよく見える宿の一室で、窓際にぼんやり頬杖をつきながら煙草を吹かしていた。紅が剥げた唇から、かすかな喘ぎとともに、うっすら呟きが洩れる。
「私が…、殺した…んじゃあ…な…い」
 女の上体は少しずつ前のめりになってゆく。

 およそ活気や賑わいから遠く、ひっそりと見捨てられたように佇む小さな田舎町に降り立ったのは、五日前のことだった。この町の唯一の取り柄と言えば、近くに海岸線が開けていることくらいだった。
 女は泊まり客もろくすっぽないうらびれた宿から、退屈しのぎに下駄を引っかけてよく浜に出た。
 三日目、女が浜辺に佇んで、飽きもせず海を眺めていると、鴎がきぃーっと甲高い鳴き声をあげながら、いっせいに飛び立った。背後からのそりと、一人の男が姿を現した。黒いジャンパーに包まれた背は凍えて丸まり、ポケットに手を突っ込んだままスニーカーの爪先で濡れた砂の上にくるくる弧を描きだす。それから前屈みになると、骨張った足で勢いよく砂を蹴散らした。
 女は男の一連の仕種にどこか歪んだ匂いを嗅ぎ取った。鴎の一群は、灰色の雲が低く垂れ込めた水平線の彼方に飛び立ったまま、戻ってこなかった。 
 浴衣の中を不意に冷たい風が吹き抜けて、女は両腕を交叉させると躯を包むようにした。その拍子に、振り返った男と目が合った。男は俯き加減に少しずつ近づいてくる。間近にしたとき、女は、男が随分若いと思った。それと同時に、この男をどこかで見かけたような気がした。そうだ……今朝、宿の廊下ですれ違った若い男。
「そんな恰好で寒くないのか」
 男はジャンパーに身を縮込ませながら、陰気な上目遣いにぼそりと投げた。
「少し…、でも、この方が気持ちいいわ」
「部屋に丹前があったろう。今の季節は重ねて着るものだよ、それじゃあ、まるで稲葉の白うさぎだ」
「あなた、あそこに泊まってるのね」
「今時こんなところに来るのは、余程の物好きだろうな。俺と、あんたぐらいのものじゃないか。あんたのその恰好ときたら、ほんと鴎みたいだ……」
 目許にいくらか幼さの残る面立ちは、肉が削がれ線が刺々しくなっていた。虚ろな目が潤んだようにぼうっと霞んでいる。大きな目はビー玉みたいに空っぽで何も映していなかった。変な男だと、女は改めて思った。今朝すれ違ったときも、妙にひっそりした気配に危なっかしさを嗅ぎ取ったのだ。自分と同類の匂いを。男はそれ以上会話を交わすでもなく、そのまま女の前をすーっと通り過ぎて、足音を立てない密やかさで視界から掻き消えてしまっ
た。

 部屋に戻ると、程なく夕食の膳が運ばれてきた。頼んだ覚えはないのに、銚子が二本つけられていた。ちょうど冷えた喉が熱燗を欲していたので、女はこれ幸いとばかり、おちょこに継いで貪るように呑んだ。冷え切った胃の腑にぬくみが染み入るようだった。その刹那、ドアがノックされた。仲居が誤りに気づいたかと、女は立ち上がり、錠を外した。ぬうっと現われた黒い影は部屋の主に断るでなく、勝手知ったる顔で闖入した。女は呆気にとられ
て見守っていた。
「酒は俺が頼んだんだ、お近づきの印に……」
 断わりもなしにずかずか座卓に座り込んで、手酌でやり始める。
「そんなとこにぼうっと突っ立ってないで、今夜は酒盛りといこうや。俺の奢りだから心配するな、盛大にやろうぜ」
「あなたにご馳走される筋合いはないわ。悪いけど、出ていってよ。お銚子二本分はきっちり返すから」
「冷たいこと言うなよ、こんなうらびれた宿にたまたま隣り合わせた者同士、一夜の宴を分かちもつのも酔狂じゃないか」
 その一言で、女は男の部屋が隣なのを知った。男は睨みつける女をものともせず、たちまち銚子を空けてしまい、内線電話でまた二本追加した。
 部屋に入ってきた仲居は二人を見ると、妙な顔をした。
「浜で偶然逢って、意気投合したんだ」
 男は言わずもがなの弁解をした。
「まあ、若い方はいいですわねえ」
 呆れ顔ながら、仲居はすかさず取り繕った。
「悪いけど、俺の食事もここに運んでくれ」
 仲居が去った後、女も渋々譲歩して、奇妙な縁が取り持つ同宿の男の向かいに腰を下ろし、継がれるままに呑み出した。
 一体、何本の銚子が空いたろうか。気がつくと、一つ床にくるまっていた。女の浴衣がはだけられ、電気を消した闇の中に、胸よりもふくよかに迫り上がった腹部が閃いた途端、男が唸った。
「あんた、孕んでたのか」
 男の手が恐る恐る盛り上がった腹部を撫でる。
「そうじゃないのよ、違うの。私、ひと月ほど前に子供を堕ろしたばかりなの。確かに堕胎したはずなのよ。なのに、朝目覚めるたびにお腹が少しずつ大きくなっていくの。それから、乳首、乳首もほらこんなに」
 女の手が電灯の紐を引っ張ると、煌々とした明かりの下に裸体が曝け出された。男の鼻先に開かれた女の豊かな胸からは、かすかに乳の匂いがした。
 乳首が黒ずんでまるで大輪の墨牡丹のようだった。
「あのもぐりの医者、手術が成功したなどといい加減なこと言って、嘘でもついたのかしら。麻酔が効いていたし、胎児がちゃんと掻き出されたかどうか、何一つ覚えていないの。もしかして、頭や手足は欠けたまま、胴体だけ生き残っているとしたら、薄気味が悪いわね。そのまま成長し続けているのではないかと思うとぞっとするわ。ねえ、そんなことってありうる、私、恐い、とてつもなく恐いのよ」
 男は子供の父親のように、ノイローゼじゃないかというありきたりな反応はしなかった。唯黙って抱き寄せ、独言ちるように呟いた。
「いっそのこと、いっしょに死のうか。死んでしまえばすべては終わるよ。何も恐いことなんかなくなる」

 夜が白みかける刻、男と女は連れ立って、丘の上の白い灯台に昇った。コンクリートの螺旋階段を一歩一歩昇り詰めて、灯台のてっぺんに辿り着いたとき、小さな明り採りの窓が曙光の一矢に貫かれて、ステンドグラスのように燦めいた。
 灯台を囲むように薔薇色の大海原が真下に開けていた。ゆるやかな球形に撓んだ水平線は朝日に麗しい紅いに滲んでいる。波が錆色の岩礁に突き当たって、四方に飛沫が砕け散る。
見下ろすと、その落差にくらくらとめまいを覚え、思わず足が竦んだ。
「ここからなら、間違いないぜ」
 男がぽつりと呟いた。
「なんだか恐いわ」
 女は尻込みし、背後の壁にしがみついた。その一瞬の逡巡を見逃さなかったように、男は無情にも女を置いてきぼりにさっさと策の上に足を引っかけると、次の瞬間にはもう宙空に身を翻していた。女にはしばらく何が起こったのか、わからなかった。まるで夢を見ているかのようだった。死を目前にして怖じ気づいている道連れに愛想を尽かしたかのように、男は冥界へ先発ってしまったのだ。女は呆然と息を呑んだまま、膝から下の力が抜けてへな
へなとその場にくずおれた。麻痺していた神経が蘇ったあと、堰を切ったように嗚咽がほとばしり出た。
 死ぬ気力はとっくに失せていた。あの世への道行きの供を旅先で偶然見つけた女は密かに小踊りしたはずだった。が、意気地が尽きた最後の瞬間、男は見放したようにさっさと冥界へと旅発ってしまった。
 声が涸れるほど泣いて、恐る恐る放心状態で眼下を覗き見ると、先刻までの初々しい海面は凄惨なまでに深い青に色を変え、渦巻く奈落の底に人一人呑み込んだことなどなかったような、泰然とした顔で横たわっていた(了)。
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息子明日出発

2018-08-08 18:49:47 | 私・家族・我が安宿
パソコンに強い息子が帰郷中に、メカニックに来てもらってマシンのチェック、いまだに不安定な状態だが、ひとまず打てる今のうちにご報告。
明日の午後で、ベースのバンガロールに飛ぶ予定の息子だが、今月中もしくは来月早々にも別のビデオ取材で再帰郷予定だ。

次回の撮影は、映画界の大物ディレクターによるもので、スポンサーは当州政府(ナヴィン・パトナイク州首相のお墨付き)。ふんだんな予算が積まれている大きなプロジェクトなので、楽しみだ。

今回はあわただしいスケジュールで、新作英ラップのヒット、
Big Deal - Are You Indian (Official Music Video) | Anti Racism Rap
を祝っている暇もなかったが、後日再帰郷したときは、ワインパーティーを開きたい。

*ブログ記事が途絶えるときは、パソコンの不調と思っていただき、過去のストック記事をお読みいただくようお願い申し上げます。
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私の猛暑サバイバル術

2018-08-05 16:33:09 | 季節・自然
毎朝、スマホで日本のニュース動画を見ているが、一部の地域では四十度を越す猛暑のようで、熱中症で亡くなる高齢者も続出、大変そうで嘆息が洩れる。

かくいうインドは今雨季なので、日本のほうがずっと暑いということになる。
何度か夏の日本に帰国した経験があるが、京都なんか、インドより暑いと思ったほどだ。私が言っているのは、ベンガル湾沿いの聖地である当地プリーに比べてのことで、酷暑季内陸部では五十度近い暑さになるのだから、日本の比でない。

しかし、当地は海がそばで暑さが緩和されるので、熱波に見舞われても四十度を越すことはない。州都ブバネシュワールは常々四十度半ばまで上がるが、昔は緑の多い街だったのが、開発の名のもとの森林伐採で中層ビルが乱立、インドでも悪名高い酷暑都市のひとつに数えられるようになってしまった。

それにしても、岐阜って、そんなに暑かったっけと意外、無論我が故郷の福井や、副ベースのある金沢も猛暑日が続いているようで、親族友人にせっせと暑中見舞いメールを送っている。

高湿度といえば、北陸の夏も蒸し暑いが、当地もそうで、北陸以上、だから、日中30度前後といっても、体感はもう少し高い。湿度が飽和状態で、100%近くに上がることもまれでない。じっとしているだけで、汗がだらだら流れてきて、不快指数はうなぎのぼり。
海洋性気候でしょっちゅう低気圧が発達するし、還暦過ぎた身には、しんどい、苛酷な気候で、四月に戻って以降、アジャストするのが大変で、金沢に半年もいると、体がすっかりあっちに慣れてるし、四苦八苦していたが、先月辺りからヨガのおかげでやっと体調が整いだし、やっぱり今までサボって簡易体操くらいしかやらなかったところにも、問題があったようだ。

ちょうど酷暑シーズンに帰印して、今年はミッドサマーのはずの五月が冷夏で喜んでいたら、六月になって逆襲熱波、しんどい思いをさせられた。夏が三ヶ月も続くと、息絶え絶えである。で、体調悪化、やはりこれはサボらずにヨガをフルコースでやらねばと思い立ち、七月から開始、なんとかニュートラルな状態まで戻った。

準備体操から始まって、いくつかアサナ、体位を組み、シャバアサナ、屍ポーズで締めて、正座して簡単な呼吸法と瞑想と通しでやると、やはり効果があるのである。わかっていても、つい怠け癖が出て毎日続けることは大変だが、先月は皆勤賞、それから、夕刻の浜への散歩ついでの呼吸法もよい。長く深く吐き出して、磯の気を自然に吸い込むと、新鮮な酸素が送り込まれて、効果があり、あと、浜に座っての潮騒BGMのメディテーションもよい。左右の鼻腔をかわるがわる指の腹で押さえて開閉しつつの、アヌロムビロム呼吸法も効果的だ。

本当にヨガがなかったら、この海洋性気候や酷暑をどのように乗り切ったことだろうと、しみじみ思うこのごろ。若いころは体力もあって、なんとかなったが、還暦過ぎて、もしヨガのメソッドを知らなかったら、青息吐息、青菜に塩、へたばっていたことだろう。
ヨガ様様様、インド人のエキスパートについて習った過去があるだけに、メソッドも自己流ではないし、以前に比べ今はアサナも呼吸法も無理しない程度になってしまったが、一時間弱エキササイズするだけで、体力が持ち、現地の苛酷な気候をなんとか乗り切れる。

ヨガは超お薦めである。
精神面の健康にも効力を発揮する。
というわけで、ヨガで酷暑・雨季と乗り切り、マイペースで親筆作業に向かう現地の日々である。
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パソコンの鞭

2018-08-03 20:31:36 | 著書関連ニュース
本日早朝、息子が現地語ラップのビデオロケ取材に旧州都カタックへ発った。
随行できなかったのは残念だが、一昨日から、商業文芸誌に掲載されることになった拙作(短編小説)のゲラ刷りのPDFファイルが届いて、大忙し、おりしもPC状態が不調で、余裕がなく、今日チェックしないと、明日には作動しないかもとの思いから、届いた当日中に校正、夜遅く返送といった状態が続いており、グロッキー気味である。

しかし、踏ん張った甲斐あって、校正もほぼ完了、編集者にお任せしてもいい体制になった。
明日は最終チェック、しかし、ここまでくれば、たとえ明日PC不調に見舞われても一安心、やあ、なんか、コンピュータにせきたてられて無理してがんばったという感じだけど、四月半ばに帰印して以降のんびりマイペースでやってきた私には、喝を入れられてよかったかな。

来月中の帰国を予定しているため、少しあわただしい折でもあり、あと四十日ほどで投稿二つ片付け、当ブログには長編小説を一編アップの予定、やっとエンジンがかかってきた感じだ。

寝食を忘れて夢中になれるものがあるというのは、幸せなことかもしれない。

三日後息子が戻ってきたら、ワインパーティーだ。
校正もそのころには終わっているし、取材ロケのエピソードなど、話題も盛りだくさん、楽しいひとときになりそうだ。
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息子のスター株急上昇!

2018-08-02 14:17:07 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
昨日の夕刻、息子が帰郷した。
拙ブログでもたびたび紹介しているように、愚息はBIG DEALという芸名のラップミュージシャン、南インドのIT都市バンガロールをベースに、各地のライブショーに飛び回っている。

すでに何度も紹介しているが、最新作の英ラップが、3週間で35万回余の快挙、これまで公表した作品中最速・最多のヒットを達成、英字紙はじめの地元紙二十数紙に取りあげられ、曲のテーマになっている北東州民に対する差別問題がまた浮き彫りになっている。北東州民の間で同ラップは大センセーションを巻き起こしているのである(BIG DEALのフェイスブックにアップされた同動画はすでにミリオン超)。
Big Deal - Are You Indian (Official Music Video) | Anti Racism Rap

明日から旧州都カタック(当地から90キロ)と州都ブバネシュワール(63キロ)に現地母語オディヤラップによる新ビデオの取材旅行に出かけ、戻ってくるのは日曜の夜である。
ロケ取材(地元の富裕有志がスポンサー)には私もついていきたかったのだが、泊まりなことと、道中のトイレの心配があるので、断念、インドは公衆トイレの設備が整っておらず、用足しは青空トイレになるのだが、仕事メインの取材班に混じってそうたびたびトイレに立つ妨害も気が引けたので、まあ、カタックもブバネシュワールも行ったことがあるし、私用の楽しみでのドライヴなら、車も何度も停められるが、息子にとっては大事なロケ取材なので今回は諦めた。

それはさておき、ダイエット効果の出た息子は以前より精悍に見え、日本に同伴した一年前の肥満気味だったころに比べると、見違えるよう、ヘアスタイルも両サイドを刈り上げたデザインの浮き彫りになったモダンさ、ルックス的には一段見栄えがするようになった。
三十万回を越すヒットが二本立て続けに出たことで、スター株もうなぎのぼり、親としても喜ばしい。
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お知らせ2

2018-08-01 16:57:43 | 私・家族・我が安宿
PCの状態が依然不安定なのと、本日夕刻、愚息が帰郷予定なので、ブログのほうはしばらくお休みさせていただく。
ただし、PC状態が改善されれば、家族水入らずのひとときなど、ご報告させていただくかもしれない。

現在使用中のパソコンも、すでに四年になるので、そろそろ寿命かなとも思うのだが、スイッチの不調なので、メカニックに見てもらえればまだ大丈夫かも。

私が電源を押すとつかないのが、夫がやると、正常作動することもある。押し加減に問題があるのだと思ったが、夫がトライして駄目なときもあるので、中の接触の問題か?、やはり見てもらわなければわからない。

商業誌に掲載されることになっている拙作のゲラ刷りなどの大事なメールもこれから届くし、著者校正もあるので、短期間で支障なく使えるようになることを祈るのみだ。

いずれにしろ、記事が途絶えたら、パソコン不調と思っていただければよい。

いつもご愛読いただいているみなさんにはご迷惑をおかけしますが、以上の旨くれぐれもご配慮のほどお願い申し上げます。


インドで作家業・著者

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