当地プリー名物山車祭(ラト・ヤートラ)が終了した。
メインテンプル、ジャガンナート寺院から信徒に引かれて三キロ先の誕生寺院、
グンディチャテンプルに繰り出し、九日間生誕地で静養していた三神が帰社祭で
21日戻った後、華麗な金の冠ら宝飾品で飾られる儀式を過ぎて、先日メインテン
プルの至聖所に担ぎこまれたのである。
主神のユミバースロード、ジャガンナート様と、兄神バラバドラー、妹神スバド
ラーはそれぞれ祀られていた山車から、信徒に担がれ、ジャガンナート寺院奥へ
と運ばれていった。
この儀式で特筆すべきは、ジャガンナート神と、妻のラクシミー神の口げんか。
妻は、夫が11日間も不在にしたことを怒り、夫婦の間で激しいいさかいが繰り広
げられるのである。もっとも偶像に口は利けないから、ポンダと呼ばれる僧正が
代わりに喧嘩劇を演出するのだ。
一時代前は、ジャガンナート神と結婚した人間のガッドワイフ、神妻(ローカル
名デヴダシス)といわれる女性がいたため、この儀式は彼女と、神様の偶像代わ
りの大僧正の間で取り交わされる口げんかとして演じられたが、今はものいわぬ
神様夫婦同士なので、僧正二人が代役の口論、寺院内に高らかな笑い声が響き渡
る楽しい儀式だ。
ジャガンナート様はっ結局、ロショゴラといわれるベンガル特産の甘ったるいミ
ルク菓子で妻の機嫌を取り結び、一件落着。
この儀式のための甘菓子が素焼きのつぼ入りで、ラクシュミー妻神の前に供され
る。さすがの神様も、恐妻家で、気の強い奥さんの前では片なしである。
本日バザールに出たが、夜なので、暗いし遠目にしているので、山車三台はよく
見えなかった。
あとひと月くらいはバザールに野ざらしにされるので、また見る機会もあるだろ
う。
その後は惜しげもなく、取り壊しである。
毎年神木を何トンもオーダーして代々の大工たちが新車造りにいそしむのだ。
何はともあれ、恒例のカーフェスティバルが幕を閉じようとしている。
メインテンプル、ジャガンナート寺院から信徒に引かれて三キロ先の誕生寺院、
グンディチャテンプルに繰り出し、九日間生誕地で静養していた三神が帰社祭で
21日戻った後、華麗な金の冠ら宝飾品で飾られる儀式を過ぎて、先日メインテン
プルの至聖所に担ぎこまれたのである。
主神のユミバースロード、ジャガンナート様と、兄神バラバドラー、妹神スバド
ラーはそれぞれ祀られていた山車から、信徒に担がれ、ジャガンナート寺院奥へ
と運ばれていった。
この儀式で特筆すべきは、ジャガンナート神と、妻のラクシミー神の口げんか。
妻は、夫が11日間も不在にしたことを怒り、夫婦の間で激しいいさかいが繰り広
げられるのである。もっとも偶像に口は利けないから、ポンダと呼ばれる僧正が
代わりに喧嘩劇を演出するのだ。
一時代前は、ジャガンナート神と結婚した人間のガッドワイフ、神妻(ローカル
名デヴダシス)といわれる女性がいたため、この儀式は彼女と、神様の偶像代わ
りの大僧正の間で取り交わされる口げんかとして演じられたが、今はものいわぬ
神様夫婦同士なので、僧正二人が代役の口論、寺院内に高らかな笑い声が響き渡
る楽しい儀式だ。
ジャガンナート様はっ結局、ロショゴラといわれるベンガル特産の甘ったるいミ
ルク菓子で妻の機嫌を取り結び、一件落着。
この儀式のための甘菓子が素焼きのつぼ入りで、ラクシュミー妻神の前に供され
る。さすがの神様も、恐妻家で、気の強い奥さんの前では片なしである。
本日バザールに出たが、夜なので、暗いし遠目にしているので、山車三台はよく
見えなかった。
あとひと月くらいはバザールに野ざらしにされるので、また見る機会もあるだろ
う。
その後は惜しげもなく、取り壊しである。
毎年神木を何トンもオーダーして代々の大工たちが新車造りにいそしむのだ。
何はともあれ、恒例のカーフェスティバルが幕を閉じようとしている。