インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

有名グルのヨガキャンプに参加

2007-01-22 23:19:09 | ヨガ・スピリチュアル
<1月*日>
いつものようにヨガセンターに出向くと、事後、インストラクターのマノウジから
一枚のチケットを手渡された。
なんとのどから手が出るほど欲しかったDivya yogaのキャンプ券で、向かいの
アユールヴェーダ大学病院の患者が売りたがっているとのこと。すでにキャンプ
は四日を過ぎていたので、三分の一の370ルピーに値切って買う。六日間の通常券
は500ルピーと聞いていたので、この1100ルピーというダイヤモンドシート券は前
のほうのかなりいい席のようで、やったあ、と思わず、飛び跳ねてしまった。

                   

TVでおなじみの有名グル、ラムデヴ師(アシュラムは北インドのハリドワール
在)は月3、4度の割りでインド各地でヨガキャンプを開催し、その模様がお茶の間
に放映され人気を呼んでいる。こうしたグルにありがちなえらぶったところがな
く、きさくで飾り気のない人柄は万人受けし、全国の肥満、糖尿病、高血圧、心臓
病、皮膚病、リューマチ、果てはがん患者にいたるまで、救世主とあがめる師の授
けるイージーなアサナ(体位法)とプラナーヤム(呼吸法)を実施、現実に治
癒・改善例を数多く見ているのである(師自身、がんやエイズが治ったと堂々と公
言している)。しかも、管轄のアユールヴェーダ薬は奇跡の万能薬との高評を勝ち
得、不治の病に苦しむ人々がわらをもつかむ思いで殺到している。

ここ数年体調を崩していた私はいつか参加できたらなあと焦がれていたのだが、お
りよく新年早々、州都のブバネシュワールで催されることになったのだった。が、
チケットは早々に売り切れてしまい、キャンセルを待つ現況下、キャンプも余すと
ころ二日となり、泣く泣く断念したも同然の状態だったのである。

翌日は午後三時に貸しきりタクシーで当地を出発、開始時刻30分前に会場のジャナ
タ・マイダンに到着、ヨガ・サイエンス・キャンプと垂れ幕のかかった仮設アーチ
を潜り抜けると、入り口付近で長蛇の列にぶつかった。インド人夫に2キロの列を
作っていると脅かされていたため、えーっ、ここに並ばなくてはならないのーと聞
きしに勝る混雑ぶりにびびったが、実はここで待っている人たちは、評判のアユー
ルヴェーダ自然薬を買い求める人たちであった。
奥に広大なグラウンドが広がっており、ダイヤモンドとの立て札のかかった入り口
から入ると、前から二番目の比較的ステージに近いエリアにはすでに、ヨガマット
代わりのシーツを敷いた、おもに肥満気味の中高年層を主体とした男女であふれか
えっていた。あつかましくシーツとシーツの間に割り込んで、前方のスペースに自
分のマットを広げる。

ほどなく、参加者の大歓声に迎えられ、ラムデヴ・ジーが登場。

                       

南のアート・オブ・リビング(バンガロール・ベース)のラビ・シャンカール師とヨガ界の
人気を二分する大スターは、TVで見るのと同じシンプルなサフランオレンジの腰
巻きをまとったのみの、長髪、ひげ面、さすがに講義慣れしており、スムーズな語
り口とともに、簡単なヨガの体位法や呼吸法が次々と授けられる。合間に質問者が
立って質疑応答、師の授ける呼吸法で難病が治ったとの証言もいくつか飛び出す。

野次馬根性丸出しの私はずうずうしく、先頭のエリアまで割り込んで、舞台の袖で
報道陣に混じってカメラのシャッターを矢継ぎ早に切った。肝心のヨガそっちのけ
で撮影に夢中のミーハー外国人の姿に師が一瞬気づき、微笑んでくれたように思え
たのは私の目の錯覚だったろうか。
自席に戻ると、舞台上の師は豆粒のように小さくなってしまい、目前の大スクリー
ンを見ながら、師特選、無病のためのメイン・プラナーヤム三種、肺いっぱい吸っ
て強く吐き出すバストゥリカや、左右の鼻孔をかわるがわる開閉して行うアヌロ
ム・ヴィロム、腹部を出したり引っ込めたりしながら行うカパルバティを実施す
る。
初心者向けの簡単なアサナもいくつか指示通り行う。ビギナー用のため少々物足り
ないところもあったが、皮膚病に効くというバストゥリカはじめ、呼吸法の正しい
やり方をじかに学べたので、大収穫だった。

終盤に近づくにつれ、大群衆はいっせいに立ち上がり、先頭エリアに移動、ステー
ジを囲む形に膨れ上がり、師に喝采を送り出した。
若い男女の姿も目立ち、興奮したように歓声をあげている。
ミーハーの私もやんややんやと群集に混じって喝采、まるでスターに対するフィー
バーぶりそのものを楽しんだ。

最終日は、特別に児童は入場無料の計らいがとられ、前日を上回る三万名近い家族
連れが会場に押し寄せた。子供向けのヨガが授けられ、昨日同様最後は、「ラムデ
ーヴ、マハラージ、ジャーイ」と大声であがめる人々の歓喜に満たされ、熱狂的に
盛り上がった。                     
                    

この手の大キャンプにしては、よくオーガナイズされており、混乱もほとんどなか
ったことを最後に付け加えておこう。

ああ、面白かった
                                

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インドの新年

2007-01-02 22:32:06 | 私・家族・我が安宿
<12月3*日>
今日は2006年ラストデー。日本製のインスタント粉を使用してババロアを作ったあ
と、南インドのIT都市・バンガロールのカレッジから帰省中の息子を伴って、西
の浜のホテル街にあるプリー一しゃれたケーキ屋さん、「モンギナス」までひとっ
走り。クリスマスはチョコレートとストロベリーの円形ケーキをオーダーして、ク
リームに食傷気味だったこともあって、シンプルな円形パウンド型フルーツケーキ
を買い求める。

                

夕刻、今年最後のベンガル湾の壮麗な夕日をとっくり愛でたあと、毎年、年越しは
見晴らしのいい三階のベランダで行うことになっていたので、籐椅子やカーペット
を敷いてセット、午後8時半、日本時間でちょうど2007年が明けた瞬間親子三人そ
ろってケーキカット、ナッツやレーズン、ドライフルーツがふんだんに詰め込まれ
た美味なケーキを堪能した。
このあと、夫と私は、コック手製のポテトチップスと「パパッド」、インド風豆焼
きせんべいをつまみにビールを一本、日本製のCDプレーヤーで懐かしい陽水や中
島みゆきを聞いているうちにいつしか11時半、待ってましたとばかり、バンコック
の免税店で買ってこの日のためにキープしておいたチリ・アンデス産の赤ワインの
ようく冷えたボトルのコルクを抜く。

                    

チリ産の「アナケナ」というワインは強めでビター、ちびちび舐めているうちにい
よいよ秒読み体勢。気が早いというか、すでに5分前から、当地の高級ホテル、
「ホリデーリゾート」の上空から、花火が派手に打ち上げられ、華麗に夜空を飾っ
ていたが、まさにその瞬間、かんしゃく玉が耳をつんざくような勢いで破裂し、大
輪の麗しい花が2007年の幕開けを祝うごとく闇に輝かしく咲き誇った。

                              

階下のリビングルームのTVは路上で踊れ歌えの乱痴気騒ぎ、フィーバー一色の群集
たちを映していた。

ハッピー・ニュー・イヤー
家族で交し合う挨拶に共鳴するように、地上の道路は、新年おめでとうと誰彼とな
く交し合う人々の歓声の渦に沸きかえった。
          
                                 

息子は学友に早速、電話をかけに1階に降りていった。
クリスマス前に改装をほぼ済ませ、新築同然によみがえった「ラブ&ライフ」も、
その瞬間、宿泊客の新年を祝う声にあふれたことはいうまでもない。     

                      

A HAPPY YEAR 2007

本年も、引き続き当ブログ、「ベンガル湾風任せ」を、ご愛読のほどよろしくお願
い申し上げます。

                              

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