結局、今日は午前十時半に宿をチェックアウトしてから、延々ロビーで過ごしてしまった。
パソコンを打ったり、新聞・文庫を読んだり、一度夕食のお弁当を購うついでに駅前の古書店で、100円文庫物色、島本理生の「ナラタージュ」と、川上未映子の「乳と卵」を買い求めたくらいで、今23万部のベストセラーになったという前著を読みだしたところ。
天才少女作家との呼び声高かった若手女流のお手並み拝見といったところだったが、導入部では、少し稚拙に感じた。
明日早朝京都に着くので、時間つぶしにもってこいの文庫三冊用意周到にそろえたというわけだ。
それにしても、東京に入ってからこのかた寝不足続きで、まだジェットラグが尾を引いている感じ。
ブックオフで、愛好している女流作家、高樹のぶ子の文庫も買いたかったのだけど、昨日今日と、新著のメディアや作家諸氏への贈呈発送に時間を取られ、当日本堤界隈を散策したくらいで終わってしまった。
虎ノ門の愛宕神社に、初の小説書が出たことのお礼参りに行かねばならないのだが、うだうだ宿のロビー周辺に居座って一日が終わってしまった。
なにはともあれ、出世階段を一段昇りつめました。
「涅槃ホテル」<李耶シャンカール、ブイツーソリューション、1200円+税>
を小脇に、一段あがってやったあ!とばかり、上空に万歳するように掲げて持ち上げる予定だったのが、12日以降に延びてしまった。
あまり時間がないのだから、本日片づけておくべきだったが、外出する気になれなかった。
ちなみに、出世階段について一言。
神谷町もしくは虎ノ門から徒歩数分の愛宕神社の急傾斜のどっしりした石段は、出世階段と言われ、境内のある上まで昇り切れば、出世するとの言い伝えがある縁起ものの石段なのだ。
昔、武将が馬でこの急な石段を駆け上がったとの逸話も伝えられている(江戸時代、将軍のお鷹狩りに同行した武将が、将軍が褒めた神社の梅の枝を、騎乗のまま階段を上り下りして、枝を手折り将軍に差出し、その後大層重用されたため、出世階段の異名をとるようになったという)。
私の場合、やっとスタートを切ったところで、出世一歩、一段上がったというところだが。
次の二段目を上がるべくの二冊目の小説本もただいま、考案中。
還暦までに単行本五冊、つまりあともう一冊本をぜひとも出したいので。
自分に課した目標だ。
来年の今頃、小説書第二弾を頭上に掲げながら二段目の石段を昇り、やった!と喝采していてほしいものである。
そのためにも、とりあえずスタートの一段目を昇れたことのお礼参りだけはちゃんとしとかないとなあ。
パソコンを打ったり、新聞・文庫を読んだり、一度夕食のお弁当を購うついでに駅前の古書店で、100円文庫物色、島本理生の「ナラタージュ」と、川上未映子の「乳と卵」を買い求めたくらいで、今23万部のベストセラーになったという前著を読みだしたところ。
天才少女作家との呼び声高かった若手女流のお手並み拝見といったところだったが、導入部では、少し稚拙に感じた。
明日早朝京都に着くので、時間つぶしにもってこいの文庫三冊用意周到にそろえたというわけだ。
それにしても、東京に入ってからこのかた寝不足続きで、まだジェットラグが尾を引いている感じ。
ブックオフで、愛好している女流作家、高樹のぶ子の文庫も買いたかったのだけど、昨日今日と、新著のメディアや作家諸氏への贈呈発送に時間を取られ、当日本堤界隈を散策したくらいで終わってしまった。
虎ノ門の愛宕神社に、初の小説書が出たことのお礼参りに行かねばならないのだが、うだうだ宿のロビー周辺に居座って一日が終わってしまった。
なにはともあれ、出世階段を一段昇りつめました。
「涅槃ホテル」<李耶シャンカール、ブイツーソリューション、1200円+税>
を小脇に、一段あがってやったあ!とばかり、上空に万歳するように掲げて持ち上げる予定だったのが、12日以降に延びてしまった。
あまり時間がないのだから、本日片づけておくべきだったが、外出する気になれなかった。
ちなみに、出世階段について一言。
神谷町もしくは虎ノ門から徒歩数分の愛宕神社の急傾斜のどっしりした石段は、出世階段と言われ、境内のある上まで昇り切れば、出世するとの言い伝えがある縁起ものの石段なのだ。
昔、武将が馬でこの急な石段を駆け上がったとの逸話も伝えられている(江戸時代、将軍のお鷹狩りに同行した武将が、将軍が褒めた神社の梅の枝を、騎乗のまま階段を上り下りして、枝を手折り将軍に差出し、その後大層重用されたため、出世階段の異名をとるようになったという)。
私の場合、やっとスタートを切ったところで、出世一歩、一段上がったというところだが。
次の二段目を上がるべくの二冊目の小説本もただいま、考案中。
還暦までに単行本五冊、つまりあともう一冊本をぜひとも出したいので。
自分に課した目標だ。
来年の今頃、小説書第二弾を頭上に掲げながら二段目の石段を昇り、やった!と喝采していてほしいものである。
そのためにも、とりあえずスタートの一段目を昇れたことのお礼参りだけはちゃんとしとかないとなあ。