インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

現地日誌/カード紛失騒動

2009-04-29 00:44:35 | 私・家族・我が安宿
<4月28日>
南インドのシリコンバレーとして名高いIT都市バンガロールでコン
ピューターを学ぶ、息子サミール(日本名・理秀<りしゅう>写真)が
現金引き落としカードを紛失するへまをやらかした。
北東インドの避暑地ダージリンの寄宿舎時代から、たびたび物やお金を盗ま
れてきたが、大学生になって気をつけるようになっていたせいで、この
三年間問題はなかったのにい。つい油断したろうか、それにしても二十歳
にもなって、どうも不注意でいけない。バンガロールも高原都市とはい
え、近年暑くなっているから、暑さで頭が朦朧としておろそかになった
のかもしれない。

          

すぐになくなったカードは差し止めにし、新しいカードを作って送った。
一昨日チェックしたら、残金もちゃんと入っていて一件落着したが、こ
れからとくに金品類に関しては念には念を入れて警戒するようにと、厳
重に言い含めておいた。
インドだから、治安もよろしくない。

                   

六月大学院の試験後、休暇で戻ってくるが、マスターコースが始まる前
、家族で西インドのリゾート地ゴアに旅行しようと今から楽しみにして
いる。何せ、リシケシ行きが二度もふいになったことだし、息子は以前
から、ゴアに行きたがっていたので、親はケララ州の方がお気に入りだ
が、わが子にゴアを見せてやろうと思い立ったわけ。

       

ただし、試験に合格したらの条件付きだが。受かると、学費が安くなる
んで、その分旅費に回せるというわけ。

息子との旅は昨夏の帰国時も堪能したし、今からワクワク。

                              

ひとまずカード騒動も一件落着で、胸をなでおろしているが、熱波が納
まる兆しなし。湿度がめちゃ高く、うだるような暑さである。
すいかやマンゴーのおいしい季節でもあり、毎夕食後、夏の甘い果汁
たっぷりのフルーツを楽しんでいる。

                  

指折り数えてミッドサマーが退く日々を待っているが、生徒たちの夏休
みも繰り上げられたため、わが安宿ラブ&ライフは、ローカル家族連れ
旅行者で大にぎわい。
蒸し暑い夏の海水浴旅行はなんといっても、子供たちのお気に入り。
欧米人も時節はずれだが、ちらほら。
ホテルからは、にぎやかな歓声が鳴り響く今日この頃である。

                                       
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ベンガル湾季節便り/曇天と引き海

2009-04-28 01:32:12 | 季節・自然
熱波が一週間も続き、当オリッサ州では43名もの人が亡くなった。

            

内陸部は40度を越すのはざら、炭鉱町タルチャーでは最高気温46度を
マークした。
北西インドから吹いてくる砂漠風の影響だが、ヨガでエネルギー源をも
らって日ごろは元気な私も、さすがにだれ気味。新しいエアコンに体が
なじまず、冷えすぎてだるかったり体が重かったり、やっと23-4度に
合わせればいいということがわかってきたが、就寝時は冷房は消して余
寒を天井扇風機で回して冷えすぎないように注意している。
冷えは神経痛にも大敵である。
朝方蒸してくるとまたかけたりと、切ったりつけたり。
タイマーもあるが、まだ使い方がよくわからない。

                          

浜の散歩は日課で、足を浸すのも習性と化しつつあるが、昨日あたりか
らやっと退潮になってきたので、素足を浸すのはもってこい。
空全体を灰色の雲がむくむく覆っており、この分だと一雨くるのもまも
なくと、希望が湧いてきた。
庭の木々や、ベランダの鉢植えも恵みの雨にはさぞかし喜ぶことだろう。
お湿りがくれば、不快指数は一時といえども、急減するのだ。

                                  

背後の五つ星ホテル、ホリデーリゾートはまたしても、結婚式のようで、
屋上からオレンジ色の豆電飾の長い帯がフリルのように垂れていた。
コッテージは幻想的な緑色の光に浮かび上がり、薄暗くなるにつれて、
華麗に浮かび上がる。
にぎやかなライブバンドの音楽も、潮風に乗って運ばれてきた。

                  

いちだんと引き潮の今日は汀が広範囲に現れ、ひたひたの穏やかな波が
足元をやさしく掬っていく。
そろそろ、二度目の腰浸しにトライするには格好の潮時のようだ。

                            

曇天で風があるため、浜は涼しく、磯の香を胸いっぱい吸って、リフ
レッシュして帰った。

           

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現地日誌/新規エアコン設置

2009-04-25 01:45:59 | 私・家族・我が安宿
<4月24日>
当地プリーの選挙が昨日無事終了したが、選挙明けの今日の午後注文し
てあった新エアコン(写真)が届いた。
八年使っていたエアコンはおだぶつになってしまったので、急遽オー
ダーしたのだ。インドではいまだにウインドウタイプの旧式がポピュ
ラーだが、最近スピリット型も次第に普及し始めている。うちは八年前
から、時代を先取りしてスピリットタイプ。

                         

何せ二月から猛暑で、熱波が続いている昨今、五月からのミッドサマー
本番に備えるため、ACは欠かせない。

今回はインドではベストのブランド品(Carrier)を日本円にして6万く
らいはたいて購入した。インドの物価は日本の7-8分の1なので、高
級品である。ほとんどの庶民は、天井に取り付けた三枚羽の大型扇風機
で、酷暑を乗り切っているのだ。
アセンブリーといって、部品を集めて組み立てる自家製品なら安くなるのだ
が、前回これで大失敗した経緯があったため、多少高くついても、良品
質のものを買い求めた。保証期間も五年と長いし、ほんといつもなら電
気屋を回って各製品チェックして決めるところを、今回は暑い折で急い
でいたため、薦められるままにインドでは最高品質(ほんとかな?)と
いうキャリエを買ってしまった。

                  

おかげですぐ設置してもらえ、午後から作動し始めたが、今までの効い
ているのかいないのかわからないような不良品とちがって、ぞくぞくす
るほど冷える。
デザインはシンプルで堅実型、モダンさはないが、AC業界でネームバ
リューがあるだけに、実質が伴っている。いやあ、よく効く効く、効き
すぎで足が冷え冷え、ぞくっ。
何せ、八年前やはり同じくらいの値段で買った(当時は高かった)エア
コンは、故障しょっちゅうで修理代がばかにならず、散々悩まされたが、
まあ、それでもよく八年間もったものぞよと思う。ご苦労様でした。

                                  

おだぶつ前は機械の中からみぞれが弾き飛んだり、床がびしょぬれに
なったりしたあげく、ほとんど扇風機のみのクーラーと化してしまって
いたが、初期はぎんぎんに冷えたことを覚えている。インドでは送風機、
クーラーもポピュラーだが、これは一見エアコン機と変わりないように
見えて、風を送るだけ、全然冷えない。夏は熱風が送られてくるだけで
ある。そのかわり、お値段は六ー十分の一と格安だが。

電力事情のよろしくないインドの電化製品の寿命は八年がいいとこ。
もっとも、日本も十年持った昔と違って、最近は国外で作っているため
品質が悪く長持ちせず、もろいとは聞くが。

とりあえず、五月を乗り切る準備もこれで万端、ニューアエコンがあれば、
これほど心強いこともない。

             

少なくとも、日中こもっている限りは快適な夏を送れそうで、熱帯夜で
寝苦しい思いもせずにすみそうだ。

あとひと月ちょっとの辛抱。
今年は二月から暑いので、五月中と、早めにひと雨来てくれるとうれし
いのだが。

                            


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ベンガル湾季節便り/波の華

2009-04-22 02:07:34 | 季節・自然
熱波が続く中、夕涼みに浜に出た。
低気圧で相変わらず風が強く、コンタクトの私は目を細めてそろそろ歩
く。コンタクト使用者はご存知と思うが、砂粒が目に入ると、痛いのだ。
ほこり除けのサングラスをつい忘れてしまった。
日が暮れかけているのに、サングラスもおかしいが、私の場合はゴミ除
け。とくにインドは都市など大気汚染がひどいので、サングラスは離せ
ない。

       

やっと海までたどり着いたが、昨日以上の荒々しさで、威勢よく押し寄
せる満潮に汀が土手のように盛り上がっていた。豪快な地響きを立てて
はじき飛ぶ波濤は宙高く、三メートルほども舞い上がる。
そのたびにしぶきが宙空にはじけ散って、純白の波の華を咲かせる。
ふと、郷里・福井の日本海を思い出す。
冬の日本海は雄雄しく、遠巻きにしていても、波しぶきがはじき飛んで
きて、顔などびしょぬれになってしまう。厳寒の波の華は中空で氷結す
るのだ。北陸にしか見られぬ珍しい現象で、名物ともなっている。

                                 

雪国の張り詰めた美しさでりんと輝きわたる波の華とは違って、熱帯の
海のそれはまろやか。

沖合いはかすんだ青磁色だったが、潮目が変わり手前のオリーヴがかっ
たさび色の海は白く泡立っていた。
宙で豪快に砕け散る波を見ていると、もやもやした気分も吹っ飛ぶよう
ですっきり。暑いと頭が朦朧としてくるが、リフレッシュする感じ。
波しぶきをたっぷり含んだ大気にふれて、唇は嘗めると塩辛くなってい
た。

土手の下に降りて足浸し。ときたま盛り上がった砂の壁を乗り越えるく
らいの大波が押し寄せて、スカートの裾までびしょぬれになってしまう。
でも、冷たい海水が気持ちよかった。

                      

西の空はあえかなオレンジから藤色がかった暮色に染まり、彼方の寺院
から、耳慣れた祈りの奉歌「ギート・ゴヴィンダ」、クリシュナ神に捧
げるメロディが流れてきた。

淡い紫の夕空に椰子樹が巨大なひとでの触手のように、長い葉をうごめ
かせていた。

        
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現地日誌/熱波のさなかの結婚式

2009-04-21 02:22:19 | 私・家族・我が安宿
<4月20日>
うだるような暑さが続いている。
当オリッサ州内陸部の、炭鉱町タルチャー(Talcher)では、産業誘致で
森林カバーが取り払われたせいか、45度と、オリッサ州一の高温に急上
昇した。本番は翌月からなので、この調子では例年のごとく、50度近く
まで跳ね上がるという空恐ろしい事態を招きそうだ。州都ブバネシュ
ワールも40度突破の炎天が続いている。

             

いつもはわりとマイルドな海岸地帯も、ここ数日異様な蒸し暑さに見舞
われている。南隣のアンドラプラデシュ州のヴィシュカパトナムで低気
圧が発達して、曇天のせいもあって湿気がものすごいのだ。北西インド
ラジャスタン州からの砂漠風の影響もあるようだ。うちの冷房も年季が
入っているせいかパワーが衰え、熱帯夜で寝苦しい晩が続き、さすがに
辟易。それでもないよりましで、なんとか乗り切っているのも、冷房の
おかげ、まさにエアコンさまさまだ。

                   

オリッサ州全体で、日射病による死者は23名を数えた。

暑い盛りのこの季節のかっこうの夕涼みときたら、言わずもがな、浜へ
の散歩。
風が強くて、掃き清められたような砂浜は砂丘みたい、流れるような風
紋を編んでいた。貝のかけらの吹き溜まりもできていた。

さすがに波は高く、荒めで、波濤が雄雄しく砕け散る様は、満月の後遠
浅の凪のようだった数日前と比べると、とても同じ海とは思えない。
吹き募る潮風に火照ったからだが冷まされていくのが心地よく、宙で豪
快に飛び散る波しぶきを見ながらしばらく汀にたたずんでいた。

                        

そのうち曇りのせいですぐ薄暗くなったため、月のない浜を後戻りする
のはやめて、背後に建っているでっかい五つ星ホテル、ホリデーリゾー
トの中を潜り抜けて帰ることにする。裏門から忍び込めるのである。外
人なので、部外者でも怪しまれない。

                

何かのファンクションだろうか、豆電飾のネオン帯が幾重も屋上から垂
れ下がっていた。
裏門から入ると、広大な芝ガーデンでバイキング立食パーティーの最中
だった。
どうやら披露宴のようだ。
それにしても、この暑いさなかに結婚式とは。
シーズンはしのぎやすい冬季の11-2月と相場が決まっているものだが、
オフで安いからかもしれない。

               

着飾った親族や参列者が群れる華やかで活気ある会場を門外漢の私は横
目に見ながらすたすた、一段上がったところにあるコッテージに囲まれ
たガーデンでは噴水が青白い灯の下に浮かび上がり、いかにも涼しげ
だった。さらに行くと、レストランの脇に親子プールが設けられ、子供
や大人が十数名歓声を上げながら水泳を楽しんでいた。プールフロアの
二階にはジムもあるのだ。
さすがに、五つ星だけあって設備は万全。
といっても、このホテルは、私が旅行者時代からある老舗で、創業者が
近年他界して以降、老朽化していた建物を改築、プールも増設して、
ファイヴスターに格上げしたのだった。
以前に比べ、ずっときれいに整備され、リッチなインド人ツーリストに
人気。結婚式ほか、さまざまな催しも行われる。レストランもインド・
中華とおいしく、お薦め。コンチネンタル料理で出るイスラエル風ねじ
りパンもほかでは味わえないお手製で美味。

                       

少し遠回りになったけど、たまには大型ホテルの中を通って帰るのも、
気分転換になってよいものだなと、散歩をエンジョイして帰った。

                                  
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靴修繕工、ナノ車を予約

2009-04-15 02:55:16 | 私・家族・我が安宿
タタ社の世界一安い車、ナノがすでに発売されたことはすでに報告した
が、30万という超安値だけに、ムンバイ・プラバデヴィ(Mumbai/
Prabhadevi)地区のショールームでは42歳のマルチ・バンダレ(Maruti・
Bhandare)さん(靴修繕工)まで予約して、話題を呼んだ。靴の修理やと
侮るなかれ、ハイエンドのラグジュアリー仕様を選んだとか。

                             

マルチさんはこの二年間バイクを買うつもりで貯金していたそうだが、
バイクだと60000-70000ルピー(1ルピー=約2円)の出費で、いくらか
足せばこのスマートな小型車が手に入るため、妻と二人の息子のために
も思い切って決断したそうな。

               

ハヌマン(猿神)の熱心な信者であるマルチさんは、神様の誕生日に予
約、140000ルピーの前金を小切手で支払ったそうである。

なお、ブッキングは今月25日まで続く。申請用紙は全国1000市の30000地
域で入手可能で、ステイト・バンク・オブ・インディア(State Bank of
India)がローンに応じる。


(「The New Indian Express」、ローカルベースの英字紙
トッピックスから引用)


*   *   *

*一言/中流庶民にも手の届く夢の車をと、1ラーク(10万ルピー=約
20万、注・現実には1.5ラーク=30万になった)カーめざして踏ん張って
きたタタ社のラタン・タタ(Ratan Tata)会長、ライバル社に1ラーク
の車なんてできっこないと、あざけり笑われながらも、あきらめなかっ
たその心意気に脱帽!

                                        
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ボタン外し猥褻騒動

2009-04-15 02:08:21 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
先ごろムンバイで催されたラクメ(Lakme)という化粧品ブランド主催の
ファッションショーで、ムンバイを本拠地とするヒンディ映画界のトッ
プ男優の一人、アクシェイ・クマール(Akshay Kumar、写真)がモデルと
して登場、ステージで女性モデルがアクシェイのジーンズのボタンを外
すパーフォーマンスをしたのみならず、調子に乗ったご本人が最前列で
見守っていた妻の元女優、トゥインクル(Twinkle)の前までしゃしゃり
出て、ジーパンのボタンを外すようそそのかす一幕があった。
妻のトゥインクルは最初苦笑いして退けていたが、夫が強要するので、
半ばなげやりに言われるままボタンを外した。

                       

事後、この場面がニュースで流されたことから、物議をかもし、ついに
わいせつ騒動にまで発展した。

保守的なインドでは、公衆の面前でのみだらな行為はモラルに反すると
いうわけである。

          

ついに、妻のトゥインクルは警察に出頭しなければならない羽目になっ
た。ただし、すぐ釈放はされたが。
夫のアクシェイ・クマールは外国ロケ中だった。

過去、この手のわいせつ騒動には、靴の広告写真で、男女のモデルが靴
のみまとってのヌード(こぶらを巻きつけて大切なところは覆っている
ので、見えないが)事件などがある。

アクシェイもほんのジョークのつもりでやったのだろうが、代価は高い
ものについた。国内では、スターは常に行動には慎重にならなければい
けないということらしい。

                 
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ヘルスノート/しつこい断食後遺症

2009-04-15 00:51:54 | 生活・慣習
<4月14日>
昨日は断食明けでさすがに疲れて九時間もぐったり眠りこけたので、今
日は大丈夫だろうと思ったら、下肢に力は入らないし、背中が引きずら
れるようなだるさがまだ続いていた。
疲労感が激しく、ちょうどハードなヨガをやったあとの翌日のような消
耗感がある。

         

初回のエレクトライト(ブドウ糖や塩分入りの顆粒点滴、日本で言えば
ポカリスエット顆粒<写真>のようなもの)水を中止して、レモネード
にしたのが大間違いだったようだ。それでも、だるい体をひきずりつつ
なんとかノルマを果たしたが、やはり私の年代では断食は無理があるの
かもと、だんだん弱気になってくる。
空腹感があったので、朝・昼食とも多めに食べた。

                     

午後五時半、浜に出る。
今日も蒸し暑い一日だったが、壮麗な夏の夕日を拝めた。
昨日同様、遠浅なみの、汀が広範囲に現れた引き潮。
素足になってさざなみのように押し寄せるひたひたのうしおに浸しなが
ら、ゆっくり歩き出す。小波が引いた後の鏡面グラスのような砂上が夕
日を反映して鮮やかに照り映え、遊歩する人々や、汀を駆けるアルセイ
シアン(コリー犬)三匹のシルエットまでくっきり映し出す。
大きな朱(あけ)の落日は、陸(おか)寄りに沈んでいった。

                                

体がだるくさえなければ、今日は神経痛に効く腰までの海水浸しをやろ
うと思っていたのだが、上背が引っ張られるような疲労感があるため、
パス。水平線上の雲がうすくれないに染まり、海原がロゼ色にきらめく。
西の下空に浮かんだ長い筋雲の亀裂から、滴る血のような日の名残りが
覗く。
昨夕ほどの空全体に及ぶ鮮やかさはないが、思わず見とれる美しさ。
なんといっても、今日は久々に壮麗なサンセットを見せてもらったこと
がうれしい。

                         

疲れも吹き飛ぶ思いで、うきうき帰路に着いた。
おやつに、ライムに塩を少々落としたもの二杯と、西の浜ご用達のモン
ギニス特製パイ菓子をいただく。少し空腹なので、小さいマンゴーも一
切れ。冷蔵庫で冷やしておいたため、火照った舌にひんやりとろける美
味。
パソコンに触りだすころから、やっと疲れがとれてきた。

心なしか、目元がやつれたみたい。
ただでさえやせてるのに、これ以上やせたらどうなるんだと心配になる。
酷暑の季節でもあることだし、五月いっぱいまでは断食はパスしたほう
がいいかもと考える。

だが、第一回目のエレクトライト・ファーストだと、わりとラクで、夜
の激しい空腹感が時間とともに過ぎてしまえば、なんとか乗り切れそう
な気もするし、寝る前フルーツジュースを一杯飲んでおけば、空腹もい
くらかはなだめられるようにも思う。
断食明けの翌日も、午後遅くなるとほぼ平常に戻って、後遺症も比較的
少ないことだったし。

さてさて、どうするか。

          

とにかく、これから二週間はお休みである。

二日間体調が悪かったせいで(断食当日も入れると三日)、日ごろの自
分はずいぶん健康なんだなといまさらながら思い知らされた。
ちょっとお尻の痛いのを我慢すれば、ヨガも軽いものならできるし、歩
けるし、足を伸ばせばなんとか座れるし、立ちっぱなしはつらいが、浜
に散歩にも行ける。
もっと自分の健康に自信をもたなきゃいけないなと、しみじみ。

収穫といえば、そのことに気づいたのが、二回目の断食効果だったとい
えるかしれない。

                  
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ベンガル湾風任せ/遠浅と夕焼け

2009-04-13 23:49:56 | 私・家族・我が安宿
<4月13日>
断食明けでだるさと軽い頭重感を持て余す中、午後五時半と早めに浜に
出た。
ミッドサマー時まだ日があり、このところいつも薄暗くなってから出て
いたので、明るいうちに出かけるのは久々。
曇りがちだったので、夕日は期待していなかったが、案の定雲の後ろに
隠れて姿を見せなかった。満月後引き潮が続いていたが、四日目の今日
は汀が30メートルくらい露わになって、ひたひたのうしおが押し寄せ、
昨日より、波は一段と後退していた。まさに、下肢浸しにはもってこい。

                                

まるで遠浅の浜のようで、生ぬるい潮が火照った足に心地よい。潮溜ま
りに足を浸しながらてくてく西に向かって歩いていく。鏡面を思わせる
砂上には、入道雲が映り、まるで地底に別世界があるかのよう。そのう
ち、隠れた落日を反映して雲が淡いオレンジからピンクへ、濃いとき色
へと染め替えられていった。と同時に、潮溜まりの鏡面もローズから燃
えるようなオレンジ、こんじきへと照り映え、目を奪われる麗しさ。

                       

夕日は見えなかったが、名残りがひときわ鮮やかで、西の空が燃えたぎ
る茜色の炎を噴き上げている。東の下空に浮かんだいく筋かの雲はピン
ク、水平線上の雲もほんのりくれないに染まって、空全体夕焼けの華麗
なシンフォニーを奏でる。
西の空は時々刻々と夕色を変え、濃く鮮やかな朱(あけ)に塗り替えら
れた。
今日はまさしく真夏に特有のサンセット名残り日和。
夏の夕焼けはひときわ鮮やか、まこと立ち去りがたい壮麗さだった。
鮮烈に色づいて暮れてゆく空に、彼方の寺院の円屋根が淡いシルエット
を描いて浮かび上がった。

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ヘルスノート/二度目の断食

2009-04-13 23:04:12 | 食・健康
<4月12日>
今日は二度目の断食にトライした。
下痢時の脱水症状に効くエレクトライト顆粒を二リットル水に溶かして
エネルギー補給した初回と違って、今回は、同量の水にライム二個とグ
ド(椰子蜜)ひとかけ、気パワーソルトという日本製ミネラル入り純塩
ひとつまみを混ぜて、オリジナル点滴を作った。人口のものはなるたけ
使いたくなかったので、ネットで見たレモネード断食を真似て、自分流
にやってみたのだが、これが失敗だった。

まず、ライム二個が酸っぱすぎ、塩も多かったようで、お味の方が今ひ
とつ。グドも少なめにしたので甘みも足りず、朝のグド入りブラック
ティー後は飲んでいたが、午後も遅くなるにつれ、手が伸びず、もっぱ
らお水。合間にオレンジをミキサーで絞ったジュースを二杯、宿便を排
出するためだが、効果なし。どうも便秘気味のようだ。自前のレモネー
ドはあまりエネルギー補給にならず、だるさや疲労感、軽い頭痛が募
る。やはりエレクトライトの方がよかったようだ。

                         

夜はスイカをミキサーにかけたジュースも飲んだが、だるくて疲れるの
で、早々に床についた。案の定、空腹で眠れず、市販のりんごジュース
でなだめる。エレクトライトの時と違って、夜の空腹感はやや少なめ。
初回に比べると、オレンジジュース二杯、スイカジュース一杯と、オレ
ンジ二個、スイカ一切れも液状にしたものをとったことになる。フレッ
シュジュースのおいしかったことといったら。とくにスイカジュースは
空っぽの胃に染み渡る滋養剤であった。水分の多いスイカは脱水症状に
も最適。

      

さて今朝目覚めて、だるさや疲労感、頭痛が増しているように感じた。
レモネードでエネルギー補給はあまり効果がなかったようだ。水をがぶ
飲みした割には、初回に比べ便も少なめで、詰まってる感は免れなかっ
た。夜に入ると、だんだん水をとるのも面倒になってきて、飲まなかっ
たせいか、脱水症状気味でのどが渇く。ちょうど前夜アルコールを飲ん
で水分が吸収されたときのかったるい状態に等しい。朝は、バナナ
(ふた切れ)カード(ヨーグルト)と、りんご&にんじん&キャベツの
ミックスジュースとブラウンブレッドをとらない、少な目のブレック
ファースト。
おなかが空いたので、昼食は早めに。定番の煮物とわかめサラダ。普通
にご飯が食べられるのはなんとありがたいことか。
今日は食べていいんだと思うと、ほっとする。
みそおじやとフルーツの夕食は正常量に戻す予定。

                         

次回は、ミルクマグネシウムを少量水に溶かして、排便を促進するしか
なさそう。

気パワーソルトの塩風呂のせいか、はたまた断食のおかげか、今日は腰
の痛みが薄れたように思えたが、二度トライし、少ししんどい思いもし
たので、とりあえず次の日曜はパスして、二週間後にしようかと思って
いる。

やはり慣れないうちはしんどいものです。
何回かトライしてみれば、体力消耗せずにすむコツもおのずと飲み込む
と思うのだが、後遺症があると、つらい。

なんのその、これも健康を取り戻すため、がんばるぞ!!

                                 
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