カルカッタ行きで中断していた、世界で一億部突破の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(翻訳版はこちら)の第二部「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(翻訳版はこちら)を第六章まで読了。
三分の一弱読んだことになるが、六章は男性主人公グレイの母主宰のチャリティの仮面舞踏会が催され、グレイの導きで恋人のアナも招待されるのである。
男のプレゼントであるグレーのイヴニングドレスに着飾ったアナはこれまた男のたっての要望で膣にひも付き小ボールを挿入したまま、銀の線状細工の模様がちりばめられ、頂点にコバルトブルーの羽のついた美しい仮面をつけて、会場へと向かう。いざなう礼装の男も黒い仮面をまとってエロチックだった。足を動かすたびにアナの子宮の中の性具が微妙な刺激を伝え、苦楽の判別しがたい疼きともつかぬ感覚を覚えていた。
ここまで来て、二部の表紙カバーのマスクの意味が判明、女主人公アナのつけた仮面だったのである。
華やかな舞踏会場で、アナはグレイの妹、両親らの家族に、美しい晴れ着を褒められ、グレイがチャリティで提供したコロラド・アスペンの彼所有のホテルの週末泊分を競りで24000ドルで落とす。
先に封筒に入った白紙の小切手を参列者全員に手渡され、アナもグレイに借りて200ドル書き入れたつもりだったが、ピンクシャンパンや各種ワインを四杯飲んだせいの酔っ払った挙句の気が大きくなっての間違いだったかといぶかしむ。
仮面舞踏会のシーンは、ロマンチックで華やか、豪勢な料理メニューとともに、ゴージャスなホテルやグライダー体験、グッチの財布ほかブランド品、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」初版本など提供のチャリティリストが、興味をそそる。
自然描写は短文ながら美しく、先のグライダー試乗時の朝焼け、今、シアトルでの淡いオレンジのサンセット、湾にオパール色の空が反映して輝く場面など美しい。
恋愛小説で生きる自然描写はやはり朝日か夕日、私もよくサンセットを背景に使う。黄昏ていく空の移り変わり、壮麗な自然に、愛し合う男女の取り合わせは女性読者のロマンをそそらずにはおかない。
性描写が過剰なので食傷する部分もあるが、読者を飽きさせないサービス、参列者の顔が隠されたミステリアスな雰囲気の仮面舞踏会に転じたシーンは気が利いている。
三分の一弱読んだことになるが、六章は男性主人公グレイの母主宰のチャリティの仮面舞踏会が催され、グレイの導きで恋人のアナも招待されるのである。
男のプレゼントであるグレーのイヴニングドレスに着飾ったアナはこれまた男のたっての要望で膣にひも付き小ボールを挿入したまま、銀の線状細工の模様がちりばめられ、頂点にコバルトブルーの羽のついた美しい仮面をつけて、会場へと向かう。いざなう礼装の男も黒い仮面をまとってエロチックだった。足を動かすたびにアナの子宮の中の性具が微妙な刺激を伝え、苦楽の判別しがたい疼きともつかぬ感覚を覚えていた。
ここまで来て、二部の表紙カバーのマスクの意味が判明、女主人公アナのつけた仮面だったのである。
華やかな舞踏会場で、アナはグレイの妹、両親らの家族に、美しい晴れ着を褒められ、グレイがチャリティで提供したコロラド・アスペンの彼所有のホテルの週末泊分を競りで24000ドルで落とす。
先に封筒に入った白紙の小切手を参列者全員に手渡され、アナもグレイに借りて200ドル書き入れたつもりだったが、ピンクシャンパンや各種ワインを四杯飲んだせいの酔っ払った挙句の気が大きくなっての間違いだったかといぶかしむ。
仮面舞踏会のシーンは、ロマンチックで華やか、豪勢な料理メニューとともに、ゴージャスなホテルやグライダー体験、グッチの財布ほかブランド品、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」初版本など提供のチャリティリストが、興味をそそる。
自然描写は短文ながら美しく、先のグライダー試乗時の朝焼け、今、シアトルでの淡いオレンジのサンセット、湾にオパール色の空が反映して輝く場面など美しい。
恋愛小説で生きる自然描写はやはり朝日か夕日、私もよくサンセットを背景に使う。黄昏ていく空の移り変わり、壮麗な自然に、愛し合う男女の取り合わせは女性読者のロマンをそそらずにはおかない。
性描写が過剰なので食傷する部分もあるが、読者を飽きさせないサービス、参列者の顔が隠されたミステリアスな雰囲気の仮面舞踏会に転じたシーンは気が利いている。