インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

初春の夕景(菊水庵便り24)

2016-02-29 15:21:23 | 私の作品(短編・エッセイ)
図書館からの帰途、大通りを折れて路地に入り坂を降りていくと、坂が途切れる向こうに一本の川と土手の上の家並みが四角く切り取られたように見渡せ、風趣をかもす。

横手の煉瓦壁のマンションの二階のベランダの欄干を白い猫が伝い歩き、みゃおっと外に出たいようなねだり声をあげるのも微笑ましい。
インドの我が家で飼っている野良猫はかなり高いところからも飛び降りる度胸があるが、過保護の日本猫は臆病で、欄干の上をウロウロ行き来するばかり、家猫と化し、外には出してもらえないようではストレスも溜まるだろう。

坂の下まで降りると、右脇手に山並みが遠望でき、橋の袂でひととき立ち止まって麗しい山川を愛でた。緑がぽつぽつ萌え出した河川敷、鈍色の大河、その彼方にそびえる連山、絶景を堪能する。
日曜の今日はジョギングする市民の姿も目立った。

橋の中ほどにしつらえられたベンチで一服、背後の坂の上に繊細な網目のように小枝を伸ばす枯れ木が黒いシルエットになって浮かび上がり、毛細血管のような枝の合間から淡いオレンジの太陽が顔をのぞかせていた。落日は夕靄に溶けて、絵の具をぼかしたような色合いに薄れ、樹間に灯が点ったようなけしきになった。

春の兆しを感じさせる犀川周辺の夕暮れは美しく、雪の溶けかかった青い山並みは胸がすく爽やかさ。
桜並木は芽吹いて、濃い灰色にもやっていた。
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戯(ざ)れ歌3(菊水庵便り23)

2016-02-28 14:37:34 | 私の作品(短編・エッセイ)
今日は春の訪れを思わせる暖かな陽気。
重ね着が暑く感ぜられるほどだ。
昨夜は新しいマットレスと枕で熟睡できたせいで、まだ頭にもやがかかっている中、午過ぎまで読書、このところすっかり日課と化した図書館へと繰り出した。

橋上から望む山並みも春の兆しで白さが薄れ蒼味を増し、黄褐色の河原の端々に緑が萌え出し、桜並木は芽吹くように煙っていた。
もうひと月ほどで、この土手の上がピンクに彩られるのだなと想像して、蒼い連山と桃色の樹々の対照はいかばかりに美しいだろうとわくわく思いを馳せた。

以下、つれづれなるままに創作した自由短詩第三弾、俳句とも短歌ともつかぬ字余りの自由形式である。


北陸の冬の強風 インドの野犬の唸り声にも似て吾を脅かす

橋上に山河の絶景 声もなく立ち尽くす

一夜明ければ 窓外の屋根瓦に降り積む白い嵩

チェット・ベイカーのトランペットジャズ 冬の夜の静寂に染み入る

横殴りの牡丹雪午後には止みて陽射す 北陸の冬空の気まぐれ

路上の花屋に居並ぶ色鮮やかな鉢の列 ここだけに先に春が来たり

ラッパー子息ベストアーティスト賞 喜ぶ母の顔の裏で無冠の作家のうらやみ


*車谷長吉の遺稿集(新着図書)を読んで、この作家の凄絶さに打たれた。直木賞受賞作品を読んでみたいと思っている。同じく新着図書で工藤美代子の宇野千代伝も読んだが、こちらは今ひとつ。工藤美代子には文芸ものより、社会派ノンフィクションのほうが向いているような気がする。
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マットレスと枕を購入(菊水庵便り22)

2016-02-27 16:05:07 | 私の作品(短編・エッセイ)
本日は病院でチェック後、視力アップに小躍りして、そこから徒歩でいけるヌノヤという寝具店に行き、マットレスと枕、薄手の敷マット二枚を購入した。
新聞の折込にあった広告通り、ここは安い。
全部で五千円もしなかった。

マットレスはかさばるが、なんとか紐をつけてもらって、バスを乗り継いで菊水庵まで戻った。
小雨混じりの強風が吹き付けていたが、インスタントラーメンの軽食を済ませたあと、図書館に向かった。
向かう頃には雨は止んでいた。

少しずつ必需品がそろっていく。
あと四十六日しかないので、次に家族できた時不自由しないよう最低限のものはそろえておきたい。

先の二ヶ月間は闘病で手一杯、そこまで気が回らなかったが、やっと少し余裕が出てきた。

もうすぐ3月。
身辺も春の兆しである。
さきごろお伝えしたように息子が賞をとったし、私の視力も少しアップした。
冬の時代にようやく別れを告げられるだろうか。

なんにしてもうれしい!
今日は赤ワインで乾杯だ。

*ジュリー(沢田研二)のCDを借りたのだが、ハズレだった。チェット・ベイカーのトランペットジャズはよかった。次は同じジュリーでも、昔のおなじみナンバーを借りられたらいいのだが、CDがなかった。貸出中なら、もう戻っているかもしれない。
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ラッパー子息、ベスト・ヒップホップアーティスト賞に輝く

2016-02-27 15:31:37 | 私・家族・我が安宿
南インドのIT都市バンガロールでエンジニアの傍ら、ラップミュージック活動に携わる息子サミール27歳(芸名ビッグ・ディール)が、このたびムンバイ主催のベスト・ヒップホップアーティスト賞の栄冠を射止めた。

うれしい、やったあ!

これで、ミュージシャンとしてのチャンスが一気に開けるだろう。

今日は、息子の快挙を祝って赤ワインで一人乾杯だ。

おめでた続きで、本日わが視力も少しアップした。
とりあえず異状なしで、視力が出始めているとのことでわくわく。
引き寄せの法則の効果てきめん、である。
息子にロンダ・バーンのザ・シークレットを思い出せといわれ、翻訳版で読み直し、適用したら、早速効き目があったというわけ。
次の受診の時はさらに一段階アップを目指し、引き寄せの法則のアファーメーションを続けたい。

息子よ、おめでとう!!!


*受賞したラップ曲は、Be the Changeです。
以前紹介申し上げましたが、改めてご視聴くださいますように。
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カーテン装備(菊水庵便り21)

2016-02-24 15:14:22 | 私の作品(短編・エッセイ)
昨日の午後、予定通り金沢駅西口から歩いて四十分のニトリでカーテンと組み立て式の小テーブルを買った。大型座布団式クッションと枕型クッションも安売りされていたので、買おうかと思ったが、持って帰れないことを懸念して断念。

布地類はコロコロに仕舞い、大型のナイロンの袋にテーブルを入れて歩き出したが、雨のちらつく肌寒い陽気。荷物があるので、帰りはバスにしたが、寒い雨の吹きこむ停留所で待たせられ往生した。直通バスもあるのだが、寒い停留所で四十分も待つ気がせず、金沢駅までひとまず出て、乗り継いだ。乗り継ぎバスはすぐ来てほっと一息。
降りる頃には雨が本格的に降りだして、ヤッケの頭巾をかぶって、よっこらえっこら、なんとか菊水庵にたどりついた。

戻ってすぐにカーテン取り付け、ベランダの開口部はベージュと白のレースのダブルと、窓は白のレースのみ、サイズはぴったり合ったが、ベージュでなくてネイビーブルーのほうがよかったかなとちと後悔。テーブルの方も組み立てて、やっと少し部屋らしくなった。

あとは、マットレスと枕、予備の毛布、くらいか。
とにかく、車がなく、女手ひとつで持ち帰るのが大変なので、今夏家族で帰った時に買い残した家電などを新たに購入しようと想う。息子と夫がいれば、多少重い荷物でも安心。

寂れた庵に少しずつものが増えてくるが、基本はミニマリスト生活、不要なものはなるたけ増やしたくない。

今朝は小米雪がちらついていたが、午後は快晴、お掃除や風呂も済ませてスッキリ、お天気がよいので、図書館に繰り出した。

*息子(ラッパー芸名BIG DEAL)がムンバイ主催のベストホップヒップアーティスト賞にノミネートされた。
とれるといいな。
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街に出る(菊水庵便り20)

2016-02-23 11:36:01 | 私の作品(短編・エッセイ)
久々に繁華街・香林坊にふらっとバス(片道百円、高齢者にやさしいゆっくり運転小型バス)で出た。
今月二度目。
銀行でお金を下ろした後、南町の裏通りにある玉川図書館に来ている。
CDを返却、ビル・エヴァンスのみ延長、あとでまた三枚ほど見繕う予定。

菊水庵から徒歩で行ける泉野図書館は一階・地階と在庫が多いが、CDは借りれないのである(ただし、DVD試写は可能なので、そのうち邦画を鑑賞したいと思っている)。

三月も間近だが、今日は曇天、予報では最高気温十度だったが、午前中のせいか思ったより寒かった。
明日は雨雪、木曜くらいまで冬型の気圧配置とのことで、本日思い切って出てきたのである。小雨ぐらいならともかくも、雪の降る中街に出るのは億劫だ。

これから駅前に向かい、マツモトキヨシで買い物したあと、ニトリで遅ればせながら机と椅子を買おうかと思っている。もって帰れるかだが、折りたたみ式の小テーブルがあればと思っている。

カーテンも買わないといけないのだが、こちらはかあてんやという店が駅近辺にあるらしい。ただし、今日は荷物も多くなりそうなので、無理そうである。
とにかく、土地勘が無く、車も無く、店の所在地も郊外が多く、地図で見てもさっぱりちんぷんかんぷん、バスで行くにはどうしたらいいのかと思い悩むところである。
地方都市というのは、こんなところが不便だ。
東京はその点、便利だったなあ。
高円寺なんて、商店街に家電・家具インテリア店とそろっていた。

なんだかんだで、金沢暮らしも三ヶ月近く。
図書館にせっせと通って本をよく読んだ。
暖冬だった昨十二月中はよく歩きもした。
菊水庵周辺の六橋は周遊済み、桜の季節の桜橋界隈の花見が今から楽しみである。橋詰には犀星が愛したW坂もある。

*ざれ歌2に誤植が三箇所ありました。謹んでお詫び申し上げるとともに、訂正しましたので、改めてお読みいただけると、幸甚です。
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戯(ざ)れ歌2(菊水庵便り19)

2016-02-22 14:14:46 | 私の作品(短編・エッセイ)
ひところに比べ、ずいぶん暖かくなった。
今日は曇り気味だが、今のところ雨雪もなく、早春の兆しに図書館に通う足取りも軽くなる。本日も橋上から俯瞰する犀川と彼方に望む斑雪の連山はすばらしく、胸のすくような爽やかさだった。
引き続きざれ歌をどうぞ。


甘さ控えめ抹茶マフィンと焙煎コーヒー 浦島太郎の小さな喜び

鉛色の冬空にひととき陽が射せば 魂は春を迎えわくわく浮き浮き

スペイン産ワインにカマンベールチーズ BGMは陽水の傘が無い 青春時代の感傷取り戻し

菊水庵の窓に冬の空明け暮れて 照り曇りのめまぐるしい変幻を繰り広げたり

クラウンドファンディングに成功しラッパー子息 新アルバムリリースも間近


*昨夜から今朝にかけて、高田宏の「還暦後」というエッセイを読んだ。高田は石川県大乗寺の生まれ、故高橋和巳と京大で同期だった作家(随筆・歴史小説)。
自然愛好家で山好き、旅好き、名随筆だった。とくに八ヶ岳の自家山荘で深夜厠に立った時、窓の外のカラマツの枯れ枝に星が降るようにかかった荘厳なる絶景、宇宙の凝縮のような自然の恩寵は、彼でないと書けない秀逸な描写。
年に4,50回旅に出ている境遇は羨ましい。

私もこれから、足腰が丈夫で目も見えるうちにせいぜいめおと旅行を楽しみたい。夫がインド国籍で海外ビザをとるのが困難なのが玉に瑕だが、まずはインド国内から始めよう。主な観光地はだいたい回ったが、まだ行ってないところもあるので。
まずは、夏か秋の家族そろっての日本旅行、もちろん菊水庵滞在の金沢ベースで福井・関西・東京周遊である。
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戯(ざ)れ短歌(菊水庵便り18)

2016-02-21 14:13:35 | 私の作品(短編・エッセイ)
二十代前半の一時期、詩に凝ったことがあった。その一環で、通勤タイムを利用して短歌にもトライ、手帳に書き留める日々もあった。
体力的にも長いものは無理な現状、日々の感情を切り取って四十年ぶりに短い詩(うた)の形式にしてみた。
以下、拙作ながらご紹介。


薫り高きコーヒー茶碗を持つ手つと止む カフェの窓外に眺む枯れ木 桜満開の日いつならん

雨水迎え来て医王の山の雪緩み 雄々しき土の色露わにして
*雨水は雪解けの季語

カフェの円形ガラス窓に咲く蛇の目傘 小雨の古都は情緒深き

雪に閉じ込められた庵の独り寝 しんしんと孤寂降り積む

寂れた庵の冬ごもり 心は熱帯の楽園に憧くがれいずる

橋上から仰ぐ雪山重い気分吹き飛ばす爽快さ 春の軽やかさ瞬時来たらん

怪我と病得て酷く老いに目覚めぬ

どこから来てどこへ行くのか 迷い深まる加齢のさなか

迷妄の中に希望の光射す 家族の愛情温かに降り注ぐ

雪吊り松の向こうに見る椰子の喬木 吾はデラシネにて

犀川は流れ流れ異国の大海に降り注ぐか ベンガルの聖海へとつながる幻想

洒落たカフェの窓から眺む街並み 吾は郷愁覚ゆるエトランゼ

図書室地階にも本の森 29年の日本不在者にどっと押し寄せる知識の集積

120日の滞在ゆえ読んでも読んでも本のエベレスト突き崩せず ふもとでうろうろ

*短歌や俳句、字余り、自由形式の短詩です。

*敬愛する作家の津島佑子が亡くなった。享年68歳。肺がんだったそうだ。太宰治の遺児、次女だった。私が以前、最終選考に残ったやまなし文学賞の選考委員もなさっていた。合掌。改めて、遺作となった作品をこれから紐解いてみるつもりだ。それにしても、あと十年は書けたと思うと惜しまれる死だ。若いころ凝ったが、確かな筆力。数々の文学賞もものにしている実力派の作家だった。



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雨中の図書館通い(菊水庵便り17)

2016-02-20 13:55:15 | 私の作品(短編・エッセイ)
本日は小雨、どうしようか迷ったが、明日は雨雪の予報、思い切って図書館に出ることにした。
片道三十分の道のりは散歩に格好、これまで表側の下菊橋経由で通っていたが、裏の上菊橋経由でも行けることがわかり、五分くらい短縮できる上、お気に入りの橋から俯瞰する犀川、彼方に望む山並みと風光明媚で、渡りきったあと、坂道を上がりながらぐるりと回りこんで大通りに出るわけだが、この坂もなかなかいい。

帰り、降りてくるとき、雪をかぶった連山が彼方に望め、目の保養、駐車スペースの前が広場になっており、ベンチも置かれて、公園紛い。

というわけで、図書館通いにもより一層の熱がこもるわけだが、本日土曜は午後二時から三階のホールで洋画の試写会だった。そうと知ってたら、フリーネットの予約を遅らせたのにと、残念。
一階の公開ホールの奥には喫茶室もあり、今日はコーヒーを飲んで帰ろうと思っている。なお、地下一階はキッズコーナーだが、洋書もあるようだ。あとで覗いてみるつもり。この図書館はユネスコ推薦みたいである。

街中にある玉川図書館よりいいのは、ネットが自分で予約できて45分間使えること、あと文庫があること、在庫数はこちらのほうが多いみたいだが、CDは玉川のみ。玉川は古い煉瓦作りを生かしたモダンなデザインでそれはまたそれで趣がある。金沢には、煉瓦の旧舎が多く、美術館などに改造されているのだ。
伝統と文化の街並みに、煉瓦はしっくり合う。

息子に薦められた「ザ・シークレット」を改めて翻訳版で読み直しているが、視力が3日で引き寄せの法則によってアップしたという箇所があり、息子が伝えたかったのはこのことかと納得。
少し落ち込んでいた私にとって、息子のアドバイスは何よりの鼓舞になった。

なにはともあれ、読めるし、パソコンも打てる。
これまでのように長時間は無理かもしれないが、感謝感謝。
膝も改善、雪道で転んで同じところを打ってしまい、一時はどうなることかと思ったが、奇跡的に回復、びっこを引かずに歩けるようになった。転ぶ前は正座もできるようになっていたのだが、いまは90%。これも、ヨガを気長に続けていけば正座可能になり、前のような健脚を取り戻すと信じている。

あとは引き寄せの法則で視力アップを引き寄せるだけ。

今年は桜の開花も早いみたいで、完璧な視力で愛でることを楽しみにしている。
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夕暮れの上菊橋(菊水庵便り16)

2016-02-19 14:33:07 | 私の作品(短編・エッセイ)
菊水庵の窓に、スクリーンのように吊り降ろされた金沢近郊の空模様、時々刻々と移り変わる冬空のけしき、垂れこめた暗雲、流れる雲、降りしきる雪、つかの間の青空、かと思うと灰色のベタ一色、窓の外に繰り広げられる空は、概ね北陸の冬の象徴のように暗い色調が多い。

束の間晴れ間が覗くと、夕暮れ時が美しく、うす青いキャンバスの窓絵の下部が淡いオレンジに色づく。そわそわと外に出てみたくなる衝動をこらえきれない。

表の道に出れば七分で下菊橋、裏通りから行けば五分で上菊橋、私のお気に入りは上菊橋のほうだ。
まだ落成して十年くらいの新しい橋で、車道と歩道の分離帯に花壇が丹精され、なかほどに木のベンチも設えられている。御影石の欄干は曲線を取り入れた瀟洒な緑青色、花壇にはいまだ残雪がこびりついていたが、白い雪の合間から、鮮やかな山吹色の小花が顔をのぞかせている様が健気だった。

医王山は雪が溶けて、青黒い地肌をのぞかせていた。
西の坂の上に、淡い橙の落日が顔をのぞかせている。繊細なレースのような小枝を伸ばした枯れ木が斜陽に黒いシルエットを描いて、夕暮れの空を切り取っていた。
対岸の鏡面ビルが洛陽を反映してゴールドオレンジに輝き、北側の山並みが薔薇色にきらめき、荘厳なるひとときに感動、声もなく見入った。

南の側の街並みの上空は淡いローズ色に刷かれ、ひとはけの灰雲との縞模様を織り成す風情が美しい。
北寄りの中空に淡い上弦の月、うす青い空に半月より太めの白い美顔を浮き上がらせている。

冬の夕暮れを満喫して、満たされた気分で戻った。
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