インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

金沢からの最終ブログ便3

2016-11-27 16:20:13 | 私の作品(短編・エッセイ)
これが正真正銘金沢からの最終便第三弾。

昨日は繁華街香林坊に出て、玉川図書館(旧専売公社を改造した煉瓦造りの瀟洒なライブラリー)にCD三枚を返し、ネットサーフィンのあと、そこから歩いて十数分の黒門口から金沢城に入り、ライトアップを楽しんだ。
石川門を出て、歩道橋を渡り、坂を登って兼六園へ。
こちらも無料開放ライトアップ、紅葉したもみじや、雪吊り松がライトアップされ、幻想的な美を堪能、黒い池面に映しだされた赤いもみじを見下ろしながら、ミニコンサートを楽しんだ。坂本九の「見上げてごらん夜の星を」やサザンオールスターズの「いとしのエリー」とムード満点。

ただ、昨冬のライトアップ時の満月や星の美しさは愛でることはできず、頭上には白っぽい闇が広がっていた。赤い灯の点滅するヘリコプターが旋回していたが、金持の中国人旅行者が借りきって空から紅葉ライトアップを堪能していたのだろうか。

園内を出て徒歩で香林坊に戻り、109ビル4階のサイゼリヤで一人酒。居酒屋に一人で入る勇気のない私は、いつも最終日はサイゼリヤでワインとつまみを楽しむことにしているのである。
ポテトフライ、キャベツのアンチョビソース、パンチェッタとサラミのピザに、250mlの白ワインデカンタで千円弱。いつも野菜ときのこのピザを頼むのだが、変えてみたら、超美味しくて感激した。金沢チェーンは窓側の席から、アトリオの雪吊りをかたどったライトアップや、車の行き過ぎる百万石通りの夜景が見渡せ、お気に入り。

70日ほどの在沢で、ほぼ毎日図書館に通い、120-130冊読了、前半は文芸書、後半は精神世界書、小説では伊集院静の「いねむり先生」、スピリチュアルブックは「神々の科学」(青山圭秀)がよかった。吉行淳之介の若いころの小説も再読し、よかった。

明日から図書館は整理休暇に入るので、最後の5日間はのんびりしようと思う。

申し遅れたが、先般玉寿司で行われた親族による会食会は、新鮮な握りはいうまでもなく、香箱がに(雌のズワイガニ、内子と外子、味噌が絶品)、大ぶりののどぐろ(金沢名物の白むつ、淡白な身はとろけるような食感)、治部煮(金沢名物、鴨肉と麸、加賀野菜をとろみを付けて煮込んだもの)、かぶら寿司と超美味で感激した。写真をたくさん撮ったので、インドに戻ったら、公開したい。玉寿司三軒目の新規開店で(東急1階裏のせせらぎ通り)、店内は清潔で気持ちよく、いかにも高級感が漂っていた。

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金沢からの最終ブログ便2

2016-11-26 16:23:15 | 私の作品(短編・エッセイ)
いよいよ金沢滞在も余すところ五日。
来月三日に入京、東京に三泊後の6日の夕刻、成田からデリーのANA直行便で帰印予定。

今、これは街中の玉川図書館から打っている。
この後、午後五時半から開始の兼六園無料開放ライトアップに行く。
紅葉も盛りを過ぎて、鮮やかさがやや色あせてきたが、人工灯に照らし出される深紅のもみじや、黄金(こがね)色のいちょう、萌え残る翠の雪吊り松(金沢の冬の風物詩)が楽しみだ。幻想的な光景の中、おもてなしコンサートも開かれる。
池の向こうの小山からの姿の見えない琴やフルートなどの演奏だが、ムード満点。

東京では、不義理を重ねていた友人知人四名に会うほか、アルフィーの三十年来のファンであるYさんとも初顔合わせ予定。
毎夜、飲み会である。

近年東京も通過するのみだったので、今回はゆっくりみやげ物ショッピングできそうだ。
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金沢からの最終ブログ便

2016-11-24 15:20:08 | 私の作品(短編・エッセイ)
いよいよ金沢滞在も余すところ、一週間。
本日は、東京が雪とかで、北陸地方も寒気団が流れ込み、金沢は晴れてはいるのだが風が冬の木枯らしを思わせる冷たさ。

昨夜、帰印前最後となるジ・アルフィー「終わらない夢」(NHKFMラジオ、水曜午後十一時から一時間)を聞いた。
ホストは高見沢さんと坂崎さん。
同時代を生きたミュージシャンのナンバー紹介は、タイガースのリミックス、「涙のGS」のなかの一曲で、感激した。

それと、高見沢さんが突然、金沢のことを話題に乗せ、びっくり。大学時代行ったことがあるそうで、昔に比べ駅がいかにすばらしく新設されたかという話であったが、勝手にシンクロと思い込んでにんまり。
高見沢さんも、若いときから金沢ファンだったんだろうか。

今の駅は、世界で一番美しい駅のランクアップに入ったほど、最新鋭のモダン設計だ。もてなしドームといって、屋根がガラス張りのドームになっており、巨大な鼓をあしらった門もある。
伝統とモダンがミックスした一見の価値はある大駅だ。

来年、金沢で公演、おなじみの本多の森ホールでやってくれるといいな。
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息子のタイツアー(菊水庵便り18)

2016-11-18 17:08:44 | 私の作品(短編・エッセイ)
南インドのIT都市バンガロールでエンジニアの傍らラップミュージシャンとして活躍する息子・サミール(27歳、芸名BIG DEAL←こちらのフェイスブックでタイツアーの写真満載です)はただ今、タイ旅行中。

勉学と仕事で八年間インドを出ていなかったので、イミグレで引っかかるのではないかと心配したが、無事脱出、今現在大学時代のクラスメート三人とバチェラーツアーを満喫している。

結婚するのは息子でなく、うち一人のイスラム教徒の友人(父親がドバイ勤務)。親に勧められての見合い結婚だそうだが、保守的な家庭で育ち、両親に口答えできない従順な友人はあっさり従ったとのこと。

今年はブータンにもコンサートツアーと海外づいている息子だが、地獄のイミグレを無事突破したことで、来年のアメリカ渡航も問題なくなった。

二度出国させてもらえず、一度は間一髪と、カルカッタ、バンガロールで地獄のイミグレ体験をしている親の私としてはほっと一息。

フアヒン、プーケット、コタオ、コサムイと周遊するらしいが、実はタイはこれで三度目。過去二度は私達両親と、日本の帰国途上訪れたものだ。タイの島ファンの息子、気の合う元級友たちとの旅を楽しんでいるようだ。

金沢滞在も余すところ二週間、親族友人との飲み会が続くが、明日は香林坊・109ビル裏のせせらぎ通りの玉寿司(新規開店)で、金沢在住の長弟夫婦、福井在住の次弟、叔父と会食予定。
13日の福井でのアルフィーのコンサートの翌日、次弟、叔父とは昼食会で顔合わせしたのだが、急遽土曜に金沢に出向くことになったもの。

次弟と同姓同名の店長のいる「弥三郎」(犀川方面、民家を改造した高級居酒屋)に前々から行ってみたいと漏らしていたのだが、事前に決めたため、残念ながら満席だった。

しかし、玉寿司も、店頭に胡蝶蘭の祝花がズラリと並べられ、きれいだなと注目していたお店なので(いかにも美食家の長弟の選びそうな高級鮨)、明日が楽しみだ。蟹が解禁、ずわいやこうばこ、フレッシュで超美味な海鮮類を堪能できそうだ(白むつ、通称のどぐろも金沢名物)。

二ヶ月日本に滞在して、すっかり太ってしまった私だ。
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わが故郷福井でアルコンデビュー!

2016-11-13 21:41:06 | 私の作品(短編・エッセイ)
今、福井のパレスインホテル(大名町、駅前から徒歩十分)のロビーでこれを打っている。

本日は午後二時に、旧友Dと駅前の喫茶店(新築の福井の駅前シンボル・セーレンの一階のPRONTO)で逢って、チケット引き上げ(インド在住ゆえDにアルフィーのコンサートチケットの購入代行をお願いした)、一時間ほど話し込んだあと、会場となるフェニックスプラザまで車で送ってもらった。
開場時刻より一時間半も前に着いたのだが、会場内外はじめ、ツアートラック(アルフィー三人の似顔絵を配した招き猫三匹が大きく描かれた銀と黒と緑のトラック三台)の撮影、グッズ購入に並ぶにはもってこいだった。

待ち時間が長く感ぜられず、まもなく開場(午後四時四十五分)。

Aゾーンのせの21が私の席だったが、思ったよりステージに近くて、うれしかった。双眼鏡もこの距離だと、細部までよく見える。

程なく客席の手拍子に迎えられ、アルフィーの三人が登場。

おなじみのヒット曲、「メリーアン」や「星空のディスタンス」はじめ、新曲も三曲(いつか拙ブログでも紹介したことのある「GS I LOVE YOU」や「今日の続きが未来になる」)やってくれたが、胸が詰まるほど感動したのが、一部のラストの高見沢さんヴォーカルの「君に逢ったのはいつだろう」。照明は降るような星空でマッチ、これを聴けただけで、来た甲斐はあった。

高見沢さん、62歳と思えぬほど超かっこよくて、しびれた。
双眼鏡で随時チェックしていたのだが、赤のフライングVから始まってレスポール、おなじみエンジェルオリジナルシリーズ(赤と青と緑のライトがつく新種のエンジェルギターは「君に逢ったのはいつだろう」で披露)、シャベールほか、八、九回は変えていたように思う。
指の動きにも注目していたが、職人芸で巧み、さすがという感じだった。
「終わりなきメッセージ」も情感がこもっていてよかったし、ギターソロでは、「孤独」がよかった。真紅のライトとマッチして(照明はどれも聞きしに勝るすばらしさだった)、神の演奏。

ステージ衣装も、黒に銀ラメのロングコート、目が覚めるようなコバルトブルーの地に鶴の舞うロングコート、豹柄のビニール地タキシードスーツと、さすがに華麗。スリムでスーツがよく似合う。髪型はストレートでなく、カール。亜麻色の長い髪が、彫りの深い顔にマッチ。金のロザリオ、光る腕輪、指輪とアクセサリーもきらびやか。

ほんとこれで私とほぼ同年齢、還暦越えているとは思えない。

動画で見たときとほとんど印象は変わらず、生で見ても超かっこいい高見沢さんであった。

MCでは、オール読み物11月号に発表したエッセイ(偏愛読書館・父の本棚)についても触れていた。

二部のGSカバーも面白い趣向で、GS世代の私には懐かしく、乗るものだった。
「ジンジン・バンバン」(タイガース)、「フリフリ」、「あのとき君は若かった」(スパイダース)、「長い髪の乙女」(ゴールデンカップス)、みんなよかったが、圧巻は桜井さんヴォーカルの「神様お願い」(テンプターズ)。ちょうど、図書館でテンプターズのCDを借りて聴いたところだったので、シンクロで乗った。私は往時、ショーケンのファンだったのである。
ミリタリールックのカンレキーズ(KANREKEES)は60年代後半のGSを思い起こさせ、ノスタルジックであった。

アンコールは三曲のみ。
もっとやってほしかったな。
坂崎さんの「シンデレラは眠れない」はよかったが、高見沢さんヴォーカルのロックとか、乗るナンバーが欲しかった。
全体の構成としては、乗るロックナンバーが少なく、じっくり聴かせるナンバー中心だったようだ。GSカバーがあったので、ご本人たちのナンバーが減ったのは少し残念。でも、GS世代の私には、これもすごくよかったのだが。あと三十分くらい時間延長してくれると、よかったなあ。

しかし、高見沢さんには裏切られなかった。

やはり、スターミュージシャンである。

とり急ぎ、アルコン一報を。


★初アルコンの戦利品

天井から降ってきた特効テープ、銀・赤・紫の三本、THE ALFEEと印字され、三人の似顔絵招き猫が。後ろの人と引っ張り合いをして、インド人並みに強引に奪い取った!

パンフレット 3000円
三人の似顔絵招き猫入り黒の布バッグ 1500円
同じ招き猫の載った3ピック 500円
ショコラパイ(碧空の記憶) 1000円

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アルコンデビュー迫る(菊水庵便り17)

2016-11-12 13:43:26 | 私の作品(短編・エッセイ)
いよいよ、アルフィーコンサート、アルコンデビューが間近に迫った。

明日はお昼には福井に入る予定。
田原町のフェニックスプラザにて行われるが、昔タイガースのコンサートがあった体育館の向かいらしい。午後4時45分開場というので、早めに行って、物販店で物色するつもり。ギターのキーホルダーは絶対欲しいけど、ラインアップあるかな。

事前の午後二時に駅前の喫茶店で旧友Dと会って、チケットを引き上げねば。

本日ホテルがとれていれば、Dと飲むはずだったのが満室で断念を余儀なくされ、残念。

北陸新幹線開通以来、北陸人気は高まるばかりのようである。
確かに見どころは多いし、食べ物もうまいし、私からも金沢・富山・福井はお薦めである。

今日は一転して暖秋。
薄いトレーナー一枚でも十分だ。

金沢滞在もあと三週間、心残すことなく、プチツアーに精出したい。
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紅葉堪能がてらの美術館めぐり(菊水庵便り16)

2016-11-10 17:58:52 | 私の作品(短編・エッセイ)
本日は晴れたので、少し寒かったけど、街に出た。
本多の森でバスを降りて、道の両側に開ける色づいた木々を堪能しながら、旧陸軍の武器倉庫だったという三棟の煉瓦造りの建物を改築した県立歴史博物館、通称赤レンガミュージアムに行ってきた。

この界隈のかえでやもみじ、いちょうがきれいに色づいて、赤、葡萄色、オレンジ、黄金(こがね)、萌え残った緑の綾が美しかった。

金沢には、郷愁をそそる煉瓦造りの古めかしい建物が多い。

無料ゾーンで、美術館の由来や工法、金沢出身画家のスケッチ展(戦災に遭わなかった金沢の古めかしい町並みを線描したものだが、なぜかモダンでエキゾチシズムあふれる作風。まるで異国の街みたいだったが、シャンゼリゼ通りやマンハッタンの線画を見て、なんとなく納得した)、二階の展示(加賀時代の武具など)を見た後、坂を下りて、大通りに出て、百万石通りを直進した右手にある金沢近代文学館の隣の四校記念交流文学館へ。旧制高等学校、往時のエリート校の卒業生には西田幾多郎、中野重治、井上靖らがいる。俗にナンバースクールといわれた旧制高校は全国に散らばり、三校が京都、八校が名古屋で、南下戦といって、スポーツの遠征試合も行われたらしい。

四校のシンボルは四つ星で、いわゆる五つ星に比べると、一つ少ない。
寮の陶器や応援旗にも染め抜かれたシンボル、古めかしくなく、白に青い四つ星のお皿はやけにモダンだった。
学帽にマント、下駄履き、超絶主義を標榜する、バンカラ気風、ストームといって集団でいきなり騒ぎ出すお祭りもあったらしい。

いたずらっけを振るう四校生を、金沢市民は温かく見守った。
学都・金沢の伝統、ここにあり。

美術館めぐりの後は、繁華街・香林坊にある109ビルの地階にあるうつのみや書店に寄って、オール読み物11月号に掲載されている高見沢俊彦のエッセイを読んだ。

私の予感だが、そう遠くない将来彼は小説を発表する顛末になるのでは?
ご本人も、難しいタイトルの本ばかりが納まっていた父の本棚にふさわしい小説がいつか書けたらと、末尾を締めくくっていた。



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冬日(菊水庵便り15)

2016-11-09 15:32:31 | 私の作品(短編・エッセイ)
本日は寒気団が流れ込み、午後でも八度以下の厳寒、12月下旬並みの天気というので、白の羽毛ジャケットで防寒して、歩いて三十分の泉野図書館へ。

出るまでは寒いし、億劫だなあと思っていたが、思い切って外気に触れてしまうと、それほどでもなく、薄いジャケットでもオーケーだったかなと拍子抜け。

河川敷(犀川上流)の芝がすっかり黄褐色に変わり、土手の桜並木は色鮮やかなオレンジに染まっていた。中に、真紅の木々も見える。

五十日ほど前に金沢に入ったときは、まだ河原も並木も緑で、日差しも、秋と思えぬほど強かった。

寒くなると、紅葉が深まって、美しい。図書館へと向かう銀杏並木道も、黄金に噴き上げていた。

午前中はラジオで大統領選挙の行方に耳を傾けたが、予想以上の接戦で、どうやらトランプ優勢とわかったところで、部屋を出た。

今頃、トランプが勝利の凱歌をあげているだろう。
クリントンはダーティーなイメージで不人気と聞いていたので、さもありなん。アルツハイマーという噂も飛び交っていたけど、同じ女性としては、勝ってほしかった気持ちもある。でも、金に汚く、汚職がすごいと聞くと、毒舌トランプのほうがかえってマンネリに風穴あけていいのではないかと思ったり。

ラップミュージシャンの息子に、ピコ太郎の動画を送ったら、知ってると返ってきた。インドでも人気らしい。

昨日は、THE ALFEE FILEという二十周年記念に出された分厚いアルバム集を紐解いた。三十年来のアルフィーファンというYさんに特別に2000年に出された秘蔵本をお貸し出しいただいたものだが、読み応え十分。

Yさんからの情報だと、アルフィーのリーダーの高見沢俊彦さんが、オール読物11月号に偏愛読書館・父の本棚というエッセイを書いているらしいので、明日辺り、街に出て立ち読みしてくるつもりだ。

来たる13日の日曜に迫ったアルフィーの福井コンサート、関連アルバムをめくったり、CDを聞いたりで、アルコン準備モードを高めている。

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書を捨てよ、街に出よう(菊水庵便り14)

2016-11-05 15:28:30 | 私の作品(短編・エッセイ)
先月末、富山にある日石寺に思い立って、参拝してきた。金沢から高速バスで富山まで一時間、チケットプラザで買って870円と割安だった。
案内所で行き方を確認後、富山駅を出て左折、エスカレータを上がった電鉄富山駅から上市駅まで三十分(片道600円)、そこでバスが来るまで一時間半待って、一般人も乗れるスクールバスで辺鄙な駅を山の方へ上がって20分、大岩山の麓に到着、目前に赤い鉄製欄干のついた石段が伸びており、運転手さんに百段ほど登ったところに、本堂が開けると教えられた。

杉の大木がそびえる神々しい霊気に満ちた石段を登り、奥にお寺があった。中には真言密教の不動明王様(磨崖仏)が祀られており、恭しく参拝。山間の境内は広く、勾配のある道を上に上がれば、三重塔、八十八ヶ所霊所、金毘羅堂とあって、下に降りれば、竜の口をかたどった岩から流れる六滝(入り口右手に霊水所、盲目の百姓が藤の木の根元からしみだした水で目を洗ったら見えるようになったという奇跡の霊水、藤水がししおどしから注いでいる)、十二滝、厄除にごりやくのある小さな岩洞のお堂などがあり、見どころ十分だった。

6つの、或は12の滝が落ちる箇所に立っていると、水が落下する清浄なエネルギーが満ちていて、清々しかった。

杉の大木が鬱蒼と生い茂る聖地は、清浄な気に満ちており、まさにパワースポット、心が洗われるようだった。目に効くお守を買って(550円)、霊水をペットボトルに詰めて(100円)、二時間近くもバスを待って(バスが一日四本しかない)富山に戻り、自室に帰り着いたのは午後十時前だったが、思い切って行ってよかったと思う。

今の私には必然性のあるスピリチュアルツアーだった。

金沢滞在もいよいよひと月を切ったので、読書よりも街中探検もしくはプチツアー、昨日は21世紀美術館としいのき迎賓館の展覧会を堪能した。
金沢近代文学館の脇道の楓(かえで)並木が赤みの優った金に色づいており、そぞろ歩くのが楽しかった。しいのき迎賓館の二階のガラス張りロビーからは、街の灯にほの赤く浮かび上がる楓の林が見下ろせ、紅葉の季節ならではの夜景を楽しんだ。

11月1日にショピングビル・アトリエで点灯式が行われ、幼稚園児たちの手で、大通りの並木が雪をかたどったシルバーにライトアップされ、アトリエ前の大木は雪吊りデザイン、青い豆電飾で飾られた低木もあって、鮮やかだった。
繁華街・香林坊からふらっとバス(片道百円、中高年者向きのゆっくり小型バス)で帰る竪町の広場にも、去年同様、クリスマスツリーの色鮮やかなライトアップが目を楽しませてくれる季節になった。

これから紅葉が見頃なので、出かけることも多くなると思う。そんなわけで、ブログはたまにしか送れないと思うけど、ご容赦を!
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