インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

異郷に帰り来て(インドの夏を題材に)

2018-04-30 16:12:46 | 私の作品(掌短編・エッセイ・俳句)
<インド・夏>


喧騒に 帰印せしと 感じ入り

クラクション 響きっぱなしの 喧騒地獄

埃満つ 大気汚染都 塵目立ち

帰印して 熱波洗礼 もろに浴び

椰子そびえ ここはインドと 感じ入り

火炎樹の 燃ゆるオレンジ 風物詩

薄紫の 花満開に ジャガランダ

ジャガランダ 紫桜のごとし 麗しき

原色の 花鳥乱舞す 熱帯園

鳥さえずり 天空に満ち 楽園へ

こはインド 鳥のおしゃべり かしましく

熱帯帰り 物憂く過ぐる 気怠の昼

帰印せし 怠惰熱に 取り憑かれ

あくび洩れ 何をするでもなく 退屈せり

炎暑に 老身動かず 持て余し

息子宅 グレードアップ スターの証左

カーテンに 椰子影揺れて インド宅

夕涼み 渚に群れる 熱帯人(びと)

磯の気 胸に吸い入れ 肺癒し

フルムーン ベンガル海上に 犀川でなく

闇落ちて 椰子の葉陰に 円い月

星月夜 瑠璃の天空へ 銀流し

椰子上の 瑠璃の天空 月煌々

七日経ち 熱になじみて 老身は

夏曇り 季節はずれの 雷雨来ぬ

夏時雨 雷鳴轟きて 熱醒まし

時季外れ 夏雨降りて 涼戻り

夏曇り 暑さ和らぎ インド冷夏

熱風に 椰子葉うごめき いそぎんちゃく

低気圧 身の節々痛み 青息吐息

低気圧 大気とろりと 息苦し

低気圧 椰子の大樹も 身悶えて

低気圧 とろりと密に 気まどろみ

小嵐に 椰子身悶えて エロチック 

日印半々 理想と焦がれしも 切り替えむずかし

環境激変 熱に浮かされ 不眠症

七彩の 電飾乱舞す 式場ホテル

ことほぎの 花と電飾 華やぎて

結婚バンド 大音響鳴らして 我が物顔に

夏中結婚 オフの安さに 殺到か

祝花火 夜空に華麗に 打ち上げられ

ヨガさぼり ネスカフェ何杯も 不眠の朝

句作熱 ほとばしりあふれ ノート埋まる

創作帳 憑かれたように ペン走らせる

不眠の朝 コーヒーお代わり まだ覚めず

水シャワー 熱帯民の習性 すっきりと


俳号・熾(もゆる)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの名曲がついにアップされた!(アルフィー・武道館ライヴ動画)

2018-04-29 17:28:07 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
久々にユーチューブを覗いたら、アルフィーの「君に逢ったのはいつだろう」(動画の五分ごろから)がアップされていて狂喜した。
一昨秋の福井のコンサートで星空の照明背景に、リーダーの高見沢俊彦が情感たっぷりに披露してくれ、鳥肌が立つほど感激したが、武道館だけあって、こちらの動画も生に負けてないほどすごい。
福井のときは目の覚めるようなコバルトブルーのロングコートに純白の白鳥がいくつも縫い取られた華麗なステージ衣装だったけど、赤も美しい高見沢さんにはよく似合う。真紅の似合う63歳はこの人だけ、日本の男性ミュージシャンで美貌を保っているのもこの人だけ、男性では日本一美しい63歳だと思う。

Ultimateのエンジェルギターの羽のLEDライト、赤と青のコンビの美しさに注目、羽がレッドとブルーに淡く縁取られて見もの、この窮極のギターでしっとり聞かせる世紀のラブストーリー、リーインカーネーションをテーマに歌ったラブソング、君に逢うためだけに幾千の命が消えてまた生まれ変わってきたなんてロマンチック、声もよく出て声量がすばらしい。歌の表現力という意味でも満点。この人、デビュー当時はへたくそといわれて声が出なかったんですよ。努力の人、完璧主義者、一流の芸術家、ご本人はアーティストでなくエンタテイナーと謙遜してるけど。プロなんだから、売れなきゃ困る、アートに偏りは禁物、商業ということも大事にしてらっしゃる。

まあ御託はこのくらいにして、すばらしい歌をどうぞ!
動画の五分あたりから、「君に逢ったのはいつだろう」です。
星空の照明に注目。武道館のは、地方公演より一等すごい!

*作詞作曲のみならず、小説家としてもデビュー(オール讀物連載の<音叉>はすでに完結、まもなく単行本として上梓されるはず)。エレキギターはうまくて華があるし、歌もすこぶるうまくなったし、還暦越えても美貌を保っているし、ほんとに多才な人です!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢ライフのハイライト2

2018-04-28 15:44:58 | 私・家族・我が安宿
先の半年間の金沢ライフのハイライト、トップ10を掲げたが、二箇所ほど付け加えておこう。

◎街中にある尾山神社の節分会で豆を四袋ゲット
2月3日、加賀藩主前田利家公を祀った尾山神社の節分会に参加、何年か前に東京葛飾の柴又帝釈天に節分豆奪取に行ったことがあったが、石段を登った広大な敷地にある由緒ある大神社だけに、催しも大掛かりで、巫女さんの麗しい舞を堪能した後、豆まきが始まり、福は内鬼は外の掛け声とともに赤・青鬼役が追い散らされ、ほうられる豆袋に我先にと腕が伸びる。私も一般市民の参加者数十名に混じって必死に手を伸ばし、なんとか四袋ゲット。

柴又帝釈天のときは境内(寺の外)に集った市民にばら巻かれたため、我先に奪おうとする人たちが入り乱れ、まさに死に物狂いの様相、まかり間違えば怪我をしそうな勢いで、他人を押しのけてでも奪おうとする野合の衆の争奪戦が繰り広げられたが、これに比べると、今回は社内で行われたこともあって、おとなしいほうで、しかし、次第に狂乱の様相を呈してきて、争奪戦たけなわ、こっちにもくださーいの声が随所からあがり、いやはや、節分会も決死の覚悟で参加しないと、豆が取れないのである。

実は柴又寺社のときはまったくとれなかったのだが、その前にずるして神主さんの手から直接2袋だけ渡してもらっていたのでなんとかおすそ分けにあずかったが、今回は自分の手で勝ち取っただけに、うれしかった。帝釈天の鬼役は寺内を走り回り、カメラのポーズをとるなど、人気者だったけど、尾山社の鬼はほとんど無視され、脇役同然、みんな鬼を追い散らすより豆という感じで、豆に猛ダッシュしていた。

これには後日談があり、無我夢中で豆の落ちた床を駆けずり回ったため、知らないうちにバッグから手袋や図書館で借りたCDを落としててしまっていて、後日引き上げに行くことを余儀なくされたという情けないオチ付。手袋はともかくも、公共のものをなくしてしまったと青ざめていたのだが、尾山の神様、ちゃんとキープしといてくれました。

尾山神社の神門は、異国情緒に満ちた神社らしからぬモダンなデザインで、頂部のステンドグラスが有名である。武蔵から香林坊に向かう大通りを歩いていると、いやがうえにも目につく、観光スポット。あの不思議な建物は何と思ったら、尾山神社である。

末尾にウイキからの情報を追加しておこう。
尾山神社は江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつで、主祭神は、加賀藩の藩祖前田利家で、創建は1873年。神門は、棟梁・津田吉之助の設計施工により1875年(明治8年)11月に完成した(地元ではオランダ人医師ホルトマンの設計であるとする説が流布しているが、ホルトマン着任以前に津田が最初の計画図を作成していた)。洋風建築を模した擬洋風建築の中でも中国風の混入した数少ない例の一つである。1階を木骨煉瓦造石貼付の3連アーチとし、2階・3階を木造漆喰塗りで階を追うごとに小さく作っている。各階の肩が垂直ではなく竜宮城のようにカーブ、最上階には色ガラスがはめられ灯台の役割を果たしていたと伝えられている。実際に昔は、金石や大野などの金沢市の港町からその姿が見えたというが現在はビルなどの高層建造物がたくさん建てられたことや空気の透明度が落ちたことなどから見えない。減少した参拝客確保のためにこのような奇抜な神門が建てられた。

◎昭和のグッズが所狭しと並べられた不可思議な空間、昭和迷宮館探索
竪町ストリートをくだり、突き当たったところで、通りに出るが、この一角にあるのが、昭和に逆戻りするような不思議な異空間、昭和迷宮館、ずっと気になっていて、素通りするだけの日々が続いていたので、金沢最終日、小雨をものともせず、足を伸ばしてみた。

狭苦しい二階家にびっしりと、棚の上から下まで昭和グッズで埋まっている。鉄人28号やウルトラマンはじめの怪獣のおもちゃとか、昭和の看板とかキャラクター・ポスター、古いカメラなどなど、曲がりくねった階段を上がると、古いステレオやラジオ、小型テレビ、年季の入ったギターが展示され(レスポール風もあり)、興味深かった。森永キャラメルの看板やコルゲンコーワはじめの薬の看板、ペコちゃん人形(不二家のキャラクター)も。
昭和生まれにはひとしお懐かしいラビリンス、知る人ぞ知る、金沢の穴場的スポットだ。昭和生まれは必見! とくに五十代から六十・七十代の人には郷愁をそそる不可思議で面白い異空間である。不思議のアリスワールドが狭い穴倉のような二階家にびっしり繰り広げられ、眩惑されること間違いなし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢ライフのハイライト(トップ10)

2018-04-26 18:25:51 | 私・家族・我が安宿
二十日に戻って今日で一週間、日本の春から一挙にインドの酷暑期に投げ込まれ体調が狂いっぱなし。若いときのようにすぐに順応できず、なんだかけだるい気分、おまけに低気圧気味だから持病の神経痛に響く。
娯楽といったらテレビかパソコンくらいしかなく、生活が単調になりがちで、金沢では毎日なんだかんだと催しに出かけていたのに、何もないから家にいるしかなく、帰印早々退屈している。
とりあえずは現地の苛酷な気候に体が慣れるまではフルな執筆活動も差し控えたいし(目の健康のこともある)、もっぱら体を休める毎日、合間に短時間のパソコンや読書、海辺の散歩、ヨガはほぼ日課、さて先の半年間にわたる楽しかった金沢ライフのハイライトを箇条書きにしておこう。
私にとって初体験のわくわくするようなイベント中心、あとは観光やお店関連。
題して、金沢ハイライト・トップ10

1.アルフィーの秋フェス
11月4日金沢市の本多の森ホールにて開催、前年の福井コンサートの盛り上がりがいまいちだったので、期待せずに行ったら、すばらしかった。リーダーの高見沢俊彦本人が金沢では何度も公演しているけど今回が最高!と宣言したくらい、三時間にわたる大熱演で、高見沢さんの独壇場、ステージと客が一体になって超盛り上がり、赤と緑の星型ペンライトは、パフォーマー側から見下ろしたら壮観だったろうな。高見沢さん、タイガースの<花の首飾り>も歌ってくれました。

2.ミサ初体験(金沢キリスト教会)
イヴとクリスマス本番にに繁華街・広坂にある教会に行った。クリスマスイヴは無信者と思われる若者・カップルや家族連れで満員で、いまいちだったが、翌25日はがらがら、ハレルヤ、もろ人こぞりてなどの聖歌を合唱して心が洗われるような清々しさ、神聖なるミサ体験を思う存分味わえた。前日ためらった聖体拝領も受けて、もなかの皮のようなキリストの体を戴いた。白い飴のようなものと思い込んでいたが、ウエハースだった。神父さんは外国人、教会はステンドグラスが美しい威容で、多分規模においては北陸一ではないかと思う。天井が高いゴチック様式の教会内は、百合や薔薇、カーネーションなどの花々で美しく飾られ、祭壇も立派、キリストやマリア像・図、キリスト生誕の町の模型もあった。

3.マークエステル展(しいのき迎賓館)
古事記などの日本神話の神々を題材にしたスピリチュアルな絵画で、作者はフランスのコートダジュールの名門ホテル一家出身。どうやったらこんな色が出せるんだろうというほどの、色鮮やかなのにどぎつくなく、フレッシュで、目の覚めるような赤を基調にした天照大御神はいまだに鮮烈に目に焼きついている。花瓶の生け花を題材した絵も多かったが、思わず見とれる色鮮やかさ、やはりああいう色は精神的レベルが高い人でないと出せないなと思った。めくるめく鮮烈さ、清冽で瑞々しい色の乱舞、二度も観にいったほど。ギャラリーに居合わせた七十代のフランス人画家は片言の日本語で、色が決まればすべて決まると問わずがたりに洩らしてていた。

4.福井県三国市に取材もかねて、文学者の足跡を訪ねる小旅行
福井市生まれの私は、三国といったら、海水浴場で夏休みになると、よく親に連れられ遊泳に行ったものだ。しかし、三国の町中を散策したわけでなかったので、町歩きは初体験、九頭竜川に沿った家並みは昔ながらの瓦屋根の素朴な風情、蒸気船のつながれた川は油の匂いがしさすがに汚れていたが、往年は美しい港だったろうことをしのばせた。港町ということで、遊郭などもあり、往時は華やかな賑わいに満ちていたようだ。北前船の行き来も盛んで、廻船業も栄えたらしい。
坂道を上がったところにある、八角形五層のモダンな建物、元小学校だった龍翔館は博物館として開放され、見ごたえ十分。四階は展望台になっており、三国港の町並みが一望の下に見渡せる。九頭竜川河口から下流の海に流れるところまで一目瞭然で、壮観。
近くに成田山の福井別院があり、ついでにお参りした。今年は雨風で桜が速く散ってしまい、ほとんど葉桜、でなければこの界隈の満開の桜を堪能できたはずなのにと残念だったが、町中のお寺の一角に見事な枝垂桜が散らずに咲き残っており、感激した。
三国祭の山車を納めた高蔵もところどころにあり、平屋が主の古い町並みが続く。冬は瓦屋根が雪化粧し、九頭竜が吹雪に荒れてまた格別の趣を見せるのだろうなと想像しながら、歩いた(取材対象の夭折した女流俳人は九頭竜の吹雪を愛でていた)。帰りは三国港まで出て(海は汚れていた)、えちぜん鉄道で福井駅まで戻り(約一時間)、駅前のサイゼリヤで夕食をとって、金沢行き普通列車で帰宅した。

5.金沢市竪町のバー・漱流で、名品カバラのグラスであまおうのカクテル初体験
弟に連れて行ってもらったバーだが、250種の洋酒が並ぶ棚は壮観、いちごのカクテルは鮮烈な赤が目もあやで見ているだけでも楽しい。甘いお酒はあまり好きでない私も、目が覚めるような真紅のカクテルロマンに酔いしれた。
英皇室ご用達のバカラのグラスで初めて飲んだが、意外に重くずしりとした重量感、ガラスカットは繊細だが、伝統と気品に満ちた重厚なる名品、高価なグラスを粗相して割ってしまう酔客もいるとかで、そんな場合も弁償はなしだそうだ(懐の深い寛容なマスター)。

6.オーケストラ初体験(金沢駅前の県立音楽堂)
初めてクラシックのオーケストラ体験をした。音響効果がすばらしく、オーケストラ用のコンサートホールはこのようになっているのかと興味津々。天井が高くて、ゴージャスなシャンデリアがめくるめく輝きを放っている。前列で聞くと、音響がすごすぎて耳をふさがねばならぬほど、二階席で瞑目して聞いたらあまりの気持ちよさにうとうとしそうになった。県立音楽堂では無料の催しを月何回か開催しており、地階の交流ホールで開かれたハーモニカとピアノのコンサートもよかった。

7.兼六園の紅葉・雪・桜の無料開放ライトアップを堪能
秋・冬・春の移り変わりを満喫、クラシックギターやお琴のミニにコンサートを聴きながら、紅や純白、ピンクに染まる夜の灯下名園周遊。冬は雪吊り松も風物詩。街中にも雪吊りをかたどったイルミネーションが。12月は樹氷をイメージしたライトアップが繁華街・香林坊を飾り、武蔵界隈のエム座前のツリーは金箔を載せた凝ったものだった(金沢は金箔の生産量99パーセントを誇る)

8.東急スクエア裏のせせらぎ通りの玉寿司で、カウンターに座って高級鮨堪能
前に一度親族の会合で使ったが、そのときは大勢で座敷にあがった。今回はカウンターで、目の前で板前さんが握りを作るのを見ながら、ガラスのケースに納められた新鮮な日本海の幸が並べられているのをどれにしようかと選びながらのわくわくする楽しさを味わった。弟に薦められて赤貝も試食、ヘモグロビンが少ない私、少し栄養がついたかな。トロやのどぐろ、海老はいうまでもないが、最後に出されたいくら入り特製巻き寿司が美味だった。お酒は地酒の手取り川。天狗の舞と並ぶ美酒である。

9.町屋を改造した高級居酒屋・弥三郎で凝った料理を堪能
金沢市内・鱗通りの交差点近くの<弥三郎>は通の店、弟に二度も連れて行ってもらった。金沢名物のどぐろの刺身や、生からすみを用いたオードブル、燻製ゆで卵の載ったポテトサラダなど、銀座で修行したオーナーシェフが腕を振るう和洋折衷料理は絶品、紅の能登産漆茶碗に盛られたかぶら寿司も逸品で、客筋もハイクラス。

10.長町武家屋敷跡で冬の風物詩、土塀のこも被りを初見
年季の入った土塀を雪から防備するためのこも被り、わらを竹で押さえてなかなか風情がある。三月に東京からの女友達を案内したときはすでにこもが外れ、黒い土塀の色があらわになっていた。ちょうど梅が満開で、風情ある武家屋敷跡に映えた。

ついでながら、福井の穴場的おろしそばの名店についても、一言書き添えておこう。
知る人ぞ知る通の店、町家を改造した<かくれ庵>、親族の会合で昼の定食をオーダー、刺身やてんぷら、茶碗蒸し・煮物はじめの何種類ものお菜がついて、ご飯は牛しぐれかめんたいこのせとろろ飯のどちらかを選べる。締めはもちろん福井名物おろしそば。垂れに大根おろしを入れて、腰のある手打ちそばをすするのである。
かくれ庵にはピザコーナーもあり、コーヒーも敷地内の別所で飲めたが、ゆとりコーヒー店に行って季節限定のいちごクリームのケーキとおいしいアメリカンでデザートの締めくくり。ここのコーヒーは薫り高くて美味、金沢から来た弟夫婦は感激して豆を購ったほど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セレブリティに人気の旨味バーガーを食べた!

2018-04-25 15:04:12 | 食・健康
16日のインドへのフライト前日、表参道に出てクレヨンハウス(落合恵子主宰)を見学した後、そこから歩二分のポルトフィーノ・ビルに行き、船をかたどったモダンでしゃれたショッピングコンプレックスの一階に入っているウマミバーガー青山店で、ロサンゼルス発祥の名物バーガー、しいたけや昆布・かつおのだしが利いている旨味バーガーを試食する機会に恵まれた。

ウマミバーガーとフライドポテト、コーヒーのセットで2300円、マクドナルドの十倍近い高額バーガーでもちろん奢りである。
私の旧友がポルトフィーノ勤務で、クレヨンハウスに行くと言ったら、すぐ近くなので寄るようにと誘われたのだ。
表参道駅で降りて、人に聞きながら、クレヨンハウスを探し当て、一階の絵本コーナー、二階の玩具コーナー、三階の一般書コーナー、地階の有機野菜販売店とレストランを巡ったあと、クレヨンハウスの店員さんに聞いてポルトフィーノ・ビルへ。
向かいがゴチック様式の瀟洒な教会風の結婚式場で、目指すビルは超モダンな造り、旧友に再会して船をかたどった建築デザインということがわかった。ビル名は、イタリアの高級リゾート地から拝借したらしい。

それはさておき、青山界隈を歩くのは三十数年ぶり、しゃれた街路樹に、裏路地に外れれば素敵なお店が立ち並び、やっぱり、東京だなと見直し、お目当てのクレヨンハウスも予想以上によかったし(最近絵本に凝っている私には一階の内外の絵本が豊富に取り揃えられたコーナーが一番楽しかったが、三階の一般書コーナーの昭和生まれにはうれしい骨太な選書も見どころがあり、地階の有機野菜店も今土から出たばかりというような素朴なたまねぎやにんじんが思った以上に安くて、今度来たとき、金沢まで持って帰ろうかと思ったほどだ)、思いがけず、セレブリティもしばしば訪れるバーガー店で話題のウマミバーガーまで奢られる羽目になり、楽しかった。

肝心のお味の方だが、ハンバーグのボリュームがすごい。中にしいたけが入っているのである。ピクルス付きだが、こちらの方はいまひとつ。これでコーヒーついて2300円というのは高すぎると思ったが、雰囲気代だろう。LA発のウマミバーガーの日本第一号店で、一年ほど前オープン、行列が出来るほどの有名店だったとは、インドに帰ってからネットで調べて判明したことだが、自分では絶対行かないお店で、土台バーガーに二千円以上費やす気は毛頭ない節約志向、それだけに、旧友の奢りで日本一高価な名物バーガーを試食できて、ラッキーだった。
ロスのお店のオーナーは母親が日本人のハーフ、ウマミというのは日本食の旨味のことで、和の味がバーガーに活かされているのだ。ハリウッドなどの、向こうのセレブリティにも大人気とかで、知る人ぞ知る、おしゃれでハイクラスの若者には、行列しても試食するだけの価値があるのだろう。

私は美食家でないのに、周囲に美食志向が多いことで、金沢では弟に高級鮨店や町屋を改造した高級居酒屋に再々連れて行ってもらったし、東京でも名店でおごってもらう機会が多く、恵まれているんである。
今回は青山の瀟洒なバーガー店と、普段バーガーを食べつけない高年者には異彩、カウンターの高い止まり木に座ってバーコーナーの洋酒が勢ぞろいした棚やグラスが絢爛に取り揃えられたカウンターの壮観さ、店内のモダンなインテリアを楽しみながら、でっかいバーガーにかぶりついたのだが、青山の最先端ともいうべきアップトゥデイトな雰囲気でセレブリティも食べるというウマミバーガーを味わえたのは幸運だった。

旧友Tには感謝感謝。


★バーガーに1500円近く払っても惜しくない人や、話題づくりのネタを求めている人にはお薦め、周辺の雰囲気もしゃれている。ちなみに、私はこの後、日比谷の鳥貴族で別の友人と待ち合わせ、中生2杯(友人は焼酎の水割り4杯)に焼き鳥三皿、ポテトサラダなどで一人頭1300円、高値バーガーのほぼ半額、飲食店にはピンからキリまである、私は上から下まで行ってるわけで、ピンはもっぱら友人・親族のおごり、キリが自費で、金沢では外食といったら(ほとんど自炊だが)、サイゼリヤ一本、たまにジャーマンベーカリー(ベーカリーの出店でパンを選んで喫茶店風の店内で飲食できる、コーヒー270円、パンも安いものは150円前後で、値段の割りにおいしい)であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無事インドの本宅に帰着

2018-04-20 18:48:21 | 私・家族・我が安宿
本日午後四時ごろ、無事インドのプリー(ベンガル湾沿いのヒンドゥ教の観光聖地)にある本宅に帰着した。17日午前のマレーシア航空の便(クアラルンプールでストップオーバー)で発ってから、バンガロール(南インドのIT都市、インドのシリコンバレーとして有名)経由でプリーに到着するまで(オディッシャ州都ブバネシュワールからタクシーで一時間半)三日要したことになる

帰途二泊した息子(インドで五指に入るラッパー、ビッグディール)のバンガロール宅は引っ越してまだ三ヶ月のグレードアップした3LDKマンション、前の住処よりずっと広くてきれいで快適に過ごせた。
息子は最近リリースした母語オディヤによるローカルラップが大ヒットし、オディッシャ州で人気ラッパーとしてもてはやされ、州内ライブツアーはじめの催しで引っ張りだこなのだ。
短期間に二十七万を突破する視聴回数を記録し、一躍人気者にのし上がったというわけだ。

テレビはじめのメディアに何度も取り上げられ、実家にいるときはファンが押し寄せるなどして一端のスター気取りだったらしい。日本から半年ぶりに戻ってみたら、息子が生まれ故郷の州で有名人になっていたという顛末である。

まだ荷物の整理や部屋の掃除でばたばたしているので、詳細は後日報告させていただくことにして、まずは簡単に帰印のご報告のみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京で鳥貴族三昧

2018-04-16 09:54:03 | 私・家族・我が安宿
昨日の早朝、東京駅に到着、都バスで泪橋まで向かい、常宿のホテル・ニュー紅陽へ。
日曜の夜行バスは混んでいてよく眠れなかったが、チェックインを済ませたあと、南千住駅北口の百円ショップ・ダイソーで日本食品購入、買い物を済ませ、お弁当屋さんのランチを食べて仮眠した後、渋谷で女友達と待ち合わせ、コーヒーを飲むつもりが格安店が見当たらないので、急きょ予定変更、<鳥貴族>で焼き鳥や釜飯を食べながら軽く飲むことにした。

一人1300円弱で大満足、とにかくここは安いんである。奈良の鳥貴族にはまって以来、京都、五反田、六本木とチェーン店に行ったが、渋谷も制覇、ただし駅近くのは満員で道玄坂のほうのお店だった。中の生を二人で三本、焼き鳥二皿、とり釜飯(売りで美味、300円切る格安さが嬉しい)、ねぎとホルモン焼き、ポテトサラダで一時間半ほど話し込んだ。
生は大も中も同じ298円の値段、つまみもこの値段に統一され、席チャージが取られないので、安いのだ。
実は今夜も有楽町(日比谷)の鳥貴族で軽く飲むことになっている。

鳥貴族尽くし。
でも、安いし、焼き鳥ボリューム大で釜飯もおいしい。
昨夏息子とも六本木店に行ったが、ねぎまがおいしいとお代わりしていた。

みなさん、ぜひお試しあれ。
関西方面から発したこのお店、ただいま全国に急速な勢いで展開、人気はトップクラス、渋谷には三軒もあった。

明日早朝の出発まで、土産物買いがてら久々の東京をエンジョイする。

PS
雨も上がり、東京は五月の陽気、白、ピンク、ぼたん色のつつじ満開で美しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢ラストデー

2018-04-14 14:40:27 | 
いよいよ今日が金沢での最終日となる。
秋まで、サヨナラだ。

今回は長期滞在したので、新発見も多く、文化都市ならではのフリーの催しなどにたくさん参加した。東京から友人も訪ねてくれ、市内ガイド役を買って出た。

本もたくさん読んだし、久々に手書きで短編の原稿も三作、帰印後タイプしてしかるべきところに送る手はずだ。
すでに、担当者にお目にかかって、その段取りはつけてある。

今年は私の書き物にとって飛躍の年になりそうな気がする。

これから、土産買いに奔走する。
息子には資生堂の化粧クリームや、ドイツ製のイエガーマイスターというハーヴワインを所望されているので、クアラルンプールで買うつもり。抹茶ファンである彼は、グリーンティーも所望、これからエムザの地下をめぐってみる。

最後に尾山神社を参拝し、しゃれた100円ショップ、セリアで物色、コミュニティバス、ふらっとバスという名の小型バス(片道100円)で戻るつもりだ。

すでに荷造りはほぼ済ませているので、二時間ほど夕食がてら自室で休んだ後、出発だ。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日の夜行バスで東京へ

2018-04-13 16:59:54 | 私・家族・我が安宿
明日金沢をたつ。
あっというまの半年間だった。
フルに満喫しました。

今朝は三時間以上かけて自室の大掃除。
そのあと図書館に本を返却ついでにネット。
このところばたばたとあわただしかったので、ゆっくり本を読んでいる暇もなく、ほとんど積読で返す羽目に。

先日取材もかねての福井県三国市にも出かけ、貴重な資料もゲットした。

明日はまたお天気があれるらしい。
というわけで、今日のうちに何もかも済ませておこうと思ったが、掃除だけでどっと疲れた。買い物は東京になるかもしれない。
金沢に100円ショップがいくつかあって、竪町のSERIAというのが100円均一と思えぬくらいのしゃれた品ぞろえで、そこで物色したいのだが、もう時間がない。
南千住の大型100円ショップ・ダイソーで我慢するしかないか。

それはさておき、ブログをゆっくり書いている間もないくらい、このひと月ほどは忙しかった。

短編小説も三篇仕上げたし、充実した半年間になった。

では、また東京で合間を縫って打てたら、送ります。

金沢サイコー!
帰りたくないよー!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金沢滞在あと九日間

2018-04-05 15:39:02 | 私・家族・我が安宿
金沢滞在もいよいよ十日を切った。
今桜が満開だが、昨日の雨風と今日の少し強めの春風で少し散って、葉桜も目立つ。若草が萌え出た河原はピンクの花弁が散り敷いていた。
花の命は短くて……。
あれだけの大雪の後だけに、もっと咲き誇った桜を楽しみたいが、残念。
でも、おととい通院の帰途、浅野川・ひがし茶屋街や金沢城、兼六園に寄って盛りを目撃したので、よしとしよう。
浅野川から広坂のしいのき迎賓館までふらっとバスで行ったが、小型のゆっくり運転のコミュニティバスで巡る街中はどこもかしこも桜・桜で、満喫した。

自宅から徒歩十分の犀川べりの桜は咲き初めたころから、ほぼ毎日覗いていたが、もう葉が目立ち始めたとは拍子外れ。
これから弟夫婦と待ち合わせ、兼六園の無料開放ライトアップ、夜桜を見に行くが、おととい見た時より、散っているだろうなあ。
三年前、京都の白川で見た桜は、花がせめぎあってもっこり零れ落ちんばかりに咲き誇り、すごかった。でも、今年の金沢も、お城の石川門周辺、そこから兼六園方面に歩道橋がかかっているが、見下ろした土手の上の白い桜は素晴らしく、堤がもっこり白い花弁で埋め尽くされ、すごかった。
兼六園の真弓坂から歩いてきて、左手に開ける桜並木、その向こうのお城の土手をびっしり一面に覆う白い桜が目もあやで、満喫した。

土曜には弟の車で我が郷里福井に行くが、予報では雨、桜も散っているのではないかと心配だ。午後は三国方面に単身電車で向かう。書き物関連で調べたいことがあるのだ。親族と一緒ではじっくり見れないので、独りで行くことに。

本日は金沢市内の高級鮨、土曜も鮨になりそう。
今夜行くのは、玉寿司といって、以前親族の会合で利用した高級店。東急スクエアの裏手のせせらぎ通りに沿ってある店開業して一年ほどの玉寿司のブランチだ。
福井ではたぶん、松鮨になるのではないかと思う。

今週中に出かける用事は全て済ませ、来週は出発までのんびりしたい。お土産を買わないといけないけど。
金沢、エンジョイしました。
大雪の後の桜、サイコー!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする