インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

野天トイレ(銀座新聞連載エッセイ)

2011-03-31 13:09:24 | 印度の玉手箱(銀座新聞連載)
銀座新聞ニュースに最新エッセイが掲載されました。
処理後は水式のインドのトイレ作法をテーマにした愉快なエッセイ、写真とあわせてご一読ください。

トイレは外ですませ、手で拭くインド式、異臭を放つ浜辺
http://www.ginzanews.com/report/1744/
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忙中閑16/帰国目前

2011-03-22 02:31:11 | 私・家族・我が安宿
いよいよ明日の夜行でデリーに発つ。
にもかかわらず、間際ぎりぎりまで、表紙と帯の最終入稿に手間取っている私。
あにはからんや接続が切れるアクシデント発生。
今日中に入れなくてはならないのにと、焦った焦った。

結局、編集者に国際電話してわけを話し、明日のアサイチにしてもらった。
接続が復旧しないときは、国際電話で確認後、ゴーサインを出すことになった。

現地時間の四時過ぎ、やっとつながり、早急にデータ確認後指示発信。
しかし、本日中の入稿は無理となった。

今やっと指示を送信し終えて一息ついている。

これで、アサイチにまたデータ戻してもらって、最終確認後、入稿だ。

やれやれ。

まさか、わたしもこんなぎりぎりまで、仕事に追われるとは思っていなかった。
日本との時差は三時間半あるので、今日も午前六時起床、ほとんど仮眠しか
とってないぼわんとした頭で、さあ、今日一日が済めば、がんばるぞとパソ
コンに向かったが、なかなかデータが届かず、そうするうちに接続が切れて、
おじゃん。

こういうとき、インフラの整ってない中進国に住んでると、不便だ。

やっとつながって、わき目も振らずにチェックしたが、送信後はさすがにぐっ
たり。

目もしょぼしょぼ。

最後の最後まで追いまくられるなあ。

新聞も読んでる暇がなく、たまるばかり。

私が一息つけるのは、どうやら列車内ということになりそうだ。

溜まっている新聞や雑誌を片付けて、土産リストを作ったり、二泊三日の旅
程なので、時間はたっぷりある。
ひたすら寝るというのもいい。

でも、のんびり娯楽雑誌や本を読みたいな。

さて、読者の皆様、というわけで、当ブログはまたしばらくお休みさせてい
ただくことになります。

日本で折を見て、短い報告程度なら、できるかもしれません。

本が発売された暁にはまた、現地からパブリシティ発信させていただきます。

東京の住民はまだ不自由を強いられているようだが、原発事故も収拾に向け
て動き出しているというし、実は友人からは延期しろと薦められていたのだ
が、成田から都心までのリムジン、田舎の福井に帰る高速バスも問題ないよ
うだ。

パンやカップヌードル、ミルク、お米などがスーパーでは手に入らないそうだ。
パンがないのはちょっと困るなあ。
成田の売店で買いだめしとこうかしらん。

着いてみないことには、なんとも言えないが。

何はともあれ、
それでは、みなさん、行ってきまーす!
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銀華賞受賞作品いよいよ発売!

2011-03-20 03:28:46 | 私・家族・我が安宿
「虹の魔窟のブローカー」
銀華文学賞奨励賞受賞作品、
いよいよ三月末発売の「文芸思潮」に掲載!


<特集・異境の空>の一環として掲載される予定ですので、
興味のある方は、アジア文化社発行の「文芸思潮」を、
ぜひお買い求めください。


【東京】ジュンク堂書店池袋本店・紀伊国屋書店新宿本店・同渋谷店・
書泉グランデ・東京堂書店ほか、アマゾンでも購入可
(ジュンク堂書店池袋本店1F雑誌コーナーに平積み)
http://www.asiawave.co.jp/bungeishichoo/index.htm

「虹の魔窟のブローカー」は安宿通信でも以前連載したことのある
短編小説で、受賞作はそのオリジナルを改稿したものです。
舞台は1985年カルカッタ、単身女性旅行者奈都(なつ)子と、安宿
街を牛耳るブローカーの親玉、アリとの心温まる交流を描いたもの
です。

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「車の荒木鬼」、四月初旬全国書店で発売!

2011-03-19 03:58:59 | 私・家族・我が安宿
四月初旬刊行予定

「車の荒木鬼」
(モハンティ三智江、1200円+税)


直木賞作家、藤田宜永氏推薦!
「ひとりの男の車と故郷への想いが
ひしひしと伝わってくる。
だが、それだけではない。
戦後の地方都市を知るための
資料的価値も高い。」


昭和一ケタ世代の無骨で純な生きざまがここにある!
高度経済成長期を戦場のように駆け抜けた男の激烈人生


昭和26年、空襲と烈震に打ちのめされた郷土福井に自動車整備工場を
立ち上げた重男23歳、後年年商45億の車の大将にのし上がった主人公
の生い立ちから青春時代、私生活の愛憎に至るまでを、福井モータース
創業者をモデルに昭和史と重ねて克明に辿った感動の伝記長編。
娘が父に捧げる鎮魂の書!


*タイトルの「荒木鬼」とは、戦国時代、丹波七頭の一人として勇名を馳せた武将、
荒木氏綱の通称で、鬼と畏怖されるほど蛮勇を誇った猛将は主人公の先祖にあたる
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ベンガル湾季節便り/スーパームーンと地震

2011-03-19 00:31:20 | 季節・自然
今日のフルムーンは、地球に一番近くなる特別の満月と知って、七時過ぎ、
浜に出た。
確かにいつもの満月より一回りでかいし、光輝も一段と強い。朝一番の太
陽くらいの煌々としたまぶしさで、見ている目がふさがれるくらいだ。

夜空にはむら雲、流れる雲と満月の鬼ごっこ、壮麗な月は隠れたり、現れた
り、煙のような紗がかかって、いつものフルムーン程度の光輝となり、目を
細めずとも見ていられる明るさとなった。
ときどき分厚い雲が覆ってしまうが、また雲の破れ目から煌々と大きな丸い
顔を出し、つい見とれるばかりの美しさだ。
首が痛くなるまで仰ぎ続けても見飽きない麗しさ。

スーパームーンを見ているうちに、どこからともなく希望がわいてきた。
大地震と津波のニュースに憂えがきわまるばかりの昨今だったが、今日のニュ
ースでは原発の何基かは持ち直したようで日曜には電気が復旧見込みとあっ
たし、自然は牙を剥く一方で、相変わらずこんなにも美しいのだ。
思わず瞑目、今回の大災害で亡くなられた方々の冥福を祈っていた。

インドの学校でも、黙祷して犠牲者の冥福を祈っている昨今、インド政府も
毛布類などの救援物資送付と、支援に走っているようだ。

私が成田に到着する27日までには、国内の状況がさらに落ち着いていてほしい
とひとえに祈るばかり。

それにしても、原発でわが身の危険も省みず、奮闘し続けている五十人のヒー
ローにはひたすら頭の下がる思い、すばらしい奮闘振りだ。
非常事態でも冷静に行動し、助け合っている国民といい、改めて母国に敬慕
の念が強まるばかりだ。
こういう緊急時だけに、人間が試されるという感じだが、みなそれに実によ
く応えている。
日本万歳!
戦後の混乱期を潜り抜けて未曾有の経済成長を成し遂げた底力ある日本のき
もっだまがまた試されようとしているわけだ。
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忙中閑16/ぎりぎりに持ち越し

2011-03-19 00:04:29 | 私・家族・我が安宿
昨朝、四時間ちょっと仮眠しただけで午前六時起床、朝食後、三時間半時差
のある日本時間で午前十一時過ぎ、二ヶ月半以上にわたって関わってきた単
行本の校正を責任校了した。
なんと、この間行った校正は11回にもわたった。
初校が真っ赤っ赤になって訂正されたことになる。

ハードワークが終わってひと息つくまもなく、帯の最終入稿にかかったが、
終わらず、結局、連休明けの火曜に持ち越された。
水曜の夜行列車で首都デリーに発つので、間際のぎりぎりまで延びてしまっ
たことになる。

でも、無理を言って延ばしてもらってよかった。
表紙も若干変える必要が生じたし、カバーの袖にも新たに写真二点、挿入す
ることになった。

昨夜はさすがにグロッキー、バタンキューでよく眠って明けた今日は、カ
バーや帯の再考。
でも、本文が校了しているので、気持ち的には楽だ。

それにしても、二案あった帯もほとんど決めかけて送ろうと思った矢先に停
電、困ったな、今日が最終入稿なのに、国際電話で編集者に伝えようかと憂
えていたら、日本時間の午後四時ごろ復旧、急いで知らせないととアカウン
トを開けたら、帯についての意見を求めていた知人からの返事が届いていた。

これで急遽、帯の文案変更となって、火曜に持ち越されたというわけ。
大変貴重な示唆をしてくれたカメラマン兼アマチュア作家のK氏に感謝。
K氏はアマ作家だが、プロの手腕に優らずとも劣らぬ達文家。
本業はカメラマンなため、ヴィジュアル面での一家言も持つ。
そのK氏の意見だけに、なおざりにはできなかった。

そもそも、停電で送れなかったのが幸いしたというべきか。

天恵だったと思っている。

最後の最後まで、まったく気が抜けない。

でも、ぎりぎりまで奮闘した成果が実って、本の出来がさらによくなれば、
これに越したことはない。

戦後の混乱期を縫って自動車整備業界草創期を築き上げた亡父創立の自動車
修理・販売会社、福井モータース㈱(現社屋は福井市中新田町)60周年記念
どんぴしゃの、四月一日刊行となる予定だ。

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家長の思いこもる家作り(銀座新聞連載エッセイ)

2011-03-18 03:20:28 | 印度の玉手箱(銀座新聞連載)
銀座新聞ニュースに、最新エッセイが掲載されました。
ベスト2にランクイン入りです。
写真と併せてお楽しみください。

6年以上かかるマイホーム、家長の思いが込められたインドの家造り
http://www.ginzanews.com/report/1741/
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忙中閑15/続放射能

2011-03-16 01:05:57 | 私・家族・我が安宿
放射能汚染のニュースは連日、当地プリーでも流されている。
風で東京に流れ、放射能レベルがアップしたとのニュースにぎくり。
それでも、まだ安全圏とのことだが。

来週の水曜には、夜行列車で首都デリーに向かう私。
いよいよ帰国が迫ってきた。
単行本の校正がなかなか終わらず、今週一杯まで持ち込んでしまったため、
準備らしきものはまったくできていないのだが。

ただニュースや新聞読んで、不安を駆り立てている現状。

被災地の方々の不自由さや危険を思うと、無事でいたことに感謝して、気持
ちを平静に保ち、目の前のことを懸命にやるべきなのだろうが、海外で情報
が今ひとつ不確かなだけに、かなりおたおたしている。

日本在住の友人・親族にメールして安否を問い合わせたりの昨今だ。

春爛漫、桜を堪能するつもりで楽しみにしていた帰国だけに、水を差された
感じ。

まだ二人ほど、安否の確認が取れない人もいて、憂えきわまるばかりだ。
東北出身の元お客さんと、茨城出身のメル友だ。
東北方面ばかり強調されているが、関東地方の茨城、千葉も結構、被害を受
けたと聞いた。水がなくて困っていると、SOSツィッターした茨城出身被
害者の文面も目にした。

改めて、被災地の方々に、心からのお見舞いを申し上げます。

よく組織化された国民だけに、こうした非常時でもパニックに陥ることなく、
順番を守り、互いに助け合っているとの美談が、各国から注目、賞賛されて
いるとのことだが、私も戻ったら、自分に出来る範囲のことで手助けしたい
と思う。せいぜいできるのは義捐金くらいかしら。

ちなみに、四月刊行予定の小説には、福井大震災(昭和23年<1968年>6月28
日、死者行方不明者3800名近く)の場面がヴィヴィッドに描かれているため、
あまりありがたくないシンクロナイズだが、今回の災害は本当に他人事とは
思えず、作品の中で体験して二十一世紀の平成23年の現在再体験したかのよ
うな悪夢を覚えた。当時は原発はなかったが、ちょうど夕飯の支度時で火災
発生を広め、二次災害で命を落とした人が多かったらしい。そういえば、23
年と、年数までシンクロしている、怖いなあ。

ちなみに、日比谷の15階のビルオフィスで勤務中だった叔父は、かなり揺
れて、福井震災来の恐怖だったと回顧していた。

東海岸側にお住まいのみなさま、まだ余震もあるかもしれません、くれぐれ
もお気を付けください。


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忙中閑14/放射能にレンコン?

2011-03-14 06:34:07 | 私・家族・我が安宿
日本行きのチケットのリコンファーメーションがとれて、今月27日朝には成
田到着と決まったが、心配なのは放射能汚染。
こちらの報道番組ではやたら不安を煽り立てるニュースばかり流し、日本の
ネットニュースとの隔たりがあり、どちらを信じていいかわからない。

東京は計画停電実施中で、地下鉄などもまだ全面復旧してないらしい。店も
六時ごろに閉めてしまうとか。あと、コンビニでは、カップめんやインスタ
ントラーメン、ティッシュなどが棚から消えているようだ。消費者が買いだ
めしているせいである。

それにしても、日本の首都で計画停電とは!
インド暮らしの私にとって、計画停電は日常茶飯、暑くなければ、停電なん
ていくらでも耐えられるが、怖いのは放射能汚染だ。
放射能にレンコンが効くとかの真偽の定かでない情報が出回ったため、レン
コンがスーパーから消えているとの話もある。

州都ブバネシュワール在住の当オリッサ州の古典舞踏オディッシーの邦人ダ
ンサーである小野雅子さんが、親兄弟に、ひとまず放射能汚染を避けるため
インドへ避難するよう薦めたとの記事も地方紙に載っていた。
それじゃ、私はまるでわざわざ放射能浴びに日本に帰るようなものじゃないか。
タイミング最悪。
でも、本も出るし、田舎福井での法事もある。

せいぜい私に出来るのは、東京から福井に逃げることくらいである。
でも、日本全土の汚染となったら、どこに逃げても同じだしな。

この災害で外人旅行者はこぞって日本脱出、日本人も海外逃亡まで行かずと
も、中部・関西・九州方面に逃げる人も出ているそうだ。

被災地の死者は何万規模らしいし、海外在住者としては憂え極まるばかりだ。

せめて、私が日本にたどり着く二週間後には、国内が少し落ち着いていてく
れることを祈るばかりだ。

それにしても、最初の予定では16日だったのだから、その日に帰ってたら、
もろ渦中で大変だったろう。

原発も、やはり安全性という面では大きな問題があるなあと、しみじみ。
昔、私はちょっとだけ原発反対運動もやったことがあるのだ。
やはりソーラーエナジーだよなあ。
太陽熱が一番自然で安心だ。
インドでもエコブームの昨今、屋上にソーラーパネルを設置するホテルが増
えているのだ。

それはさておき、日本在住の読者の皆さん、余震や放射能汚染に関する情報、
よろしかったらコメントでお伝えくださいますように。

被災地の皆様には、心からお見舞い申し上げます。
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忙中閑13/津波

2011-03-12 21:42:10 | 私・家族・我が安宿
仙台の大地震、津波のニュースはインドの報道番組でも昨日から、トップで
採り上げられている。今のところ、死者行方不明者数は公表1600名前後だが、
友人からのメールでは何人亡くなったかわからないと壊滅的な天災を憂えて
いたので、今後犠牲者数は跳ね上がるだろう。

被災地の方々には、心からお見舞い申し上げるばかりだ。

ちなみに、私は今のところ、今月27日朝成田到着予定でいる。東京はいまだ
に余震で揺れているようだし、リビア情勢といい、なんとなく不穏だ。
単行本の校了予定は来週水曜に延びたため、今後三、四日はわき目も振らず
に踏ん張らなければならない。校正をびっしりやった後は頭が興奮して冴え
返って眠れないのがつらい。瞑想も効果がないほどで、うつらうつらしなが
ら、夢見心地で(夢の中まで校正しているのである)はっと思いついては起
き上がって、メモするといった、少し取りつかれたような案配だ。
後もう少しの辛抱。

州都ブバネシュワールの日中気温は35度に跳ね上がった。当地プリーでも30
度以上。昼間は冷房を付け出した昨今。

なお、今回の帰国にあたっては、初めて首都デリー空港から、エアインディ
アの直行便で飛ぶことになる。
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