インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

簡単レシピ/りんごと赤カブのジュース

2009-01-31 00:34:50 | 食・健康
りんごとにんじん、キャベツのヘルシージュースはすっかり定番となっ
た私だが、先日、にんじんの代わりに赤カブを使ってみたら、これが超
美味で病み付きになってしまった。
りんご半個と赤カブ半分を薄切りにし、グラス七分目の水を入れてミキ
サーにかけるだけのお手ごろさだが、目が覚めるような鮮やかなぼたん
色のジュースができ、見た目も楽しませてくれる。

                               

りんごと赤かぶの甘みが溶け合ったヘルシージュースで、超お薦め。
ちなみに、この赤カブはインドでは、サラダや、フライドライス(チャ
ーハン)に用いられることが多い。まな板の上で切ると(写真)、ぼた
ん色のジューシーな野菜汁が噴き出し、まな板まで染まるほど。
一見すると、人口色のようにどぎついぼたんだが、自然の色なので安
心。今朝も目を細めて堪能したが、しみじみ色を眺めてそういえば、赤
ワインの色にそっくりだなと思い当たった。

                         

*りんごは根菜類とよく合い、おいしいジュースができるので重宝。こ
のほか、私のお気に入りはバナナミルクシェークだが、最近糖分の多い
バナナや、殺虫剤の混じっているミルクは避けているので、とんとご無
沙汰。あと、カレラ、ゴーヤのジュースは苦くてあまりにまずいため、
長続きしなかった。やはり、飲めるお味でないと、いくら健康にいいと
わかっていても、つい遠ざけてしまう。

                    

*りんごと赤カブだけでなく、にんじんもミックスすると、さらに栄養
価が高いですよー。

           
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ベンガル湾季節便り/丸い水平線

2009-01-29 00:35:08 | 季節・自然
浜に出ようかどうしようか迷ったが、仕事が一段落してちょうど休憩を
とっていたため、昨日の今日だが、思い切って出ることにした。
壮麗なサンセット日和で、出てきてよかったとしみじみ。引き潮で、ひ
たひたのうしおに平らに伸された汀が広範囲に現れ、大きな茜色の大円
が鏡面のように照り映えた波打ち際に、鮮やかなサフランオレンジの帯
を流している。

               

なぎに似た穏やかな大海で、水平線が端から端まで現れ、ゆるやかな弧
を描くラインに改めて地球は丸いのだなと感じ入る。
五十メートルほどの、潮がすれすれにかぶさっている波打ち際には、旅
行者が数名素足を浸しながら歩き回り、引き潮の美しい海を楽しんでい
た。

    

日が落ちると、宵の明星がひときわ明るく輝きだし、東の浜にはのろし
が上がった。沖合いに出ている船もいさり火をともし、のろし目当てに
帰船の模様。
月のない浜は星がきれいで、暗藤色の空を仰ぎながら、戻った。
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現地日誌/首相の手術成功

2009-01-27 01:07:57 | 私・家族・我が安宿
<1月26日>
今日はリパブリックデー。
晴れの式典に、マンモハン・シン首相(写真)の姿は見えず、代わりに
取り仕切るのはアントニー国防相。首相は三日前胸の痛みを訴え、急遽
入院、11時間にも及ぶ大手術を受けて、現在集中治療室。幸いにも、11
名の選りすぐった心臓権威の名医陣による五箇所の動脈血栓を取り除く手
術は大成功に終わり、すでに意識を取り戻し、家族とも対面、今日は与
党国民会議派総裁・ソニア・ガンジー、ガンジー家のイタリア出生未亡
人もお見舞いに駆けつけた。
各地の祈祷集会で祈りをささげた国民の願いが聞き届けられたようだ。
よかった、よかった!

           

昨夜、久々に洋画を観た。
「Romancing the stone」、邦訳すれば「貴石に恋して」ともなろうか。
かなり古いハリウッド映画で、主役のマイケル・ダグラス若かりしころ
の作品。一見あの「Basic Instinct」のセクシーな役者とはわからない
くらい、やせてスマート、青年顔。ヒロインは、キャサリン・ターナー
で、西部劇ロマンスを書くベストセラー作家という役柄。舞台はなん
と、かのドラッグマフィアの横行する、コロンビアである。
南米の治安の悪さについては、つわものバックパッカーからしょっちゅ
う聞かされていたが、ほんとすごい。無法地帯で、銃がパンパン。古い
映画なので、この時代はこんなカオス状態だったんだろうかと、驚くば
かり。インドのカオスを倍しても余りある。これに比べれば、以前ジャ
ングルラジ(ジャングルのような無法地帯の意)と言われたビハール州
(現在は首相が変わって改善されつつある)だって、ずっとまし。
改めて、インドは旅するには決して治安の悪くないところだと思ってし
まう。

                    

聞くところによると、南米を旅するバックパッカーは、後ろからバック
パックをナイフで切り裂かれるんだそうだ。といっても、この話を聞いた
のは、二十年前のことなので、今では治安も少しは改善されて?いるこ
とと思うが。

         

同映画は、ロケ地が興をそそる上、ロマンス・ミステリー・アクション
がミックスした筋書きでめっぽう面白く、銃がぱんぱん鳴り渡る画面に
見とれ、気がつくと午前様。でも、久々に痛快な映画を観たという感じ
で、満足。宝地図から探し当てた緑の石は手中ならなかったけど、ハッ
ピーエンドで主人公の二人は結ばれ、ヨットでこれから世界一周に乗り
出すところで終わる。
旅好きにはこたえられない一品でもある。
                                 

洋画も英字幕が出るようになって以来、前に比べ、倍楽しめるようにな
り、ニュース番組の次にはチェックして、時間があるときで面白そうな
映画にあたった折には、午前様になってもなるたけ観るようにしてい
る。英語の勉強にもなることだし。

今日も汗ばむ陽気、扇風機が必要だった。
駆け足で去ってしまったベストシーズンに思いを残すことしきり。

                     



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ベンガル湾季節便り/大きな落日

2009-01-24 01:24:48 | 季節・自然
一週間ぶりに浜に出た。
五時十分過ぎに家を出たが、充分間に合った。暖冬気味の今年は二十日
前後から、日中は初夏の陽気となり、日の入りも三十分延びたのだ。も
うあわてて浜に出る必要もない。五時十五分過ぎでもどうにか間に合う
ようになった。

        

初夏の陽気を思わせる今日の落日は光輝が強く、大きな円形。波打ち際
にたどり着くころには、淡いオレンジが色を増して、美しいとき色の円
となって、汀の上に浮かんでいた。
満潮の海には、いまだ手漕ぎ舟が何そうか浮かんでおり、たぷたぷと押
し寄せる波打ち際に比べ、沖に乗り出してしまえば、海面も穏やかなの
だろうと推測された。漁村側の東の沖合いには水色の帆掛け舟はじめ、
たくさんの漁船が漂っていた。

                

おおぶりの壮麗な落日は赤みを増して、少しずつ黒灰色のもやに浸され
ていった。心が洗われるような思いで、潮の気を胸いっぱいに吸い込
む。
海の色は澄み渡っていた冬季と比べ、やや濁りを帯び、これも初夏を思
わせる兆し。
まだ海風は冷たかったが、今日の大きな夕日が証明するように、確実に
季節は移り変わり始めているようだった。

                              
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インドのスラムが舞台の映画

2009-01-17 00:04:18 | ラッパー子息・音楽ほか芸能
スラムドッグ・ミリオネア」が栄えあるゴールデングローブ賞の四部
門を受賞した。ダニー・ボイル英監督によるこの作品は出演者が全部イ
ンド人で、ムンバイのスラムが舞台となった異色作。ボンベイ(ムンバ
イ)本拠地のヒンディ映画界・ハリウッドをもじったボリウッド界のベ
テラン男優、アニール・カプール(写真左から三番目)も出演者の一人。

            

主人公のスラム出身の貧しい青年が、億万長者クイズ番組で栄冠を射止
めたはいいものの、不正疑惑が持ちあがるという、ラグズ・トゥ・リッ
チ、貧乏から金持ちへの筋書きを少しひねった異色作。
音楽を担当したARレーマン(写真右から四番目)も見事、賞を射止め、
国内もおめでたムード。
「マドラスのモーツアルト」と称される彼はシンセサイザーを使った音
楽で一躍有名になり、インド映画界では天才的寵児としてもてはやされ
ている。ボリウッド界でも数々のヒットを飛ばしてきた。イスラム教徒
に改宗したことでも名高く、有名人にもかかわらず、敬虔で慎ましい人
柄が好感を呼んでいる。

         

ハリウッドの大男優・女優に混じっての、堂々の英語での挨拶で母国賞
賛、国内ファンを沸かせた。インドではまだ封切られていないが、ロー
カル衛星チャンネルのフリービデオで流される日が今から待ち遠しい。
四部門総なめの秀作、ぜひとも鑑賞したいものだと思っている。

いずれにしろ、インド人ミュージシャンでゴールデングローブ賞は初の
快挙。
レーマンさん、よくやった、おめでとう!!

                
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命名の由来

2009-01-16 00:03:04 | 私・家族・我が安宿
私の名前、三智江の由来がひょんなことから判明した。
これまで亡父の命名で、中国の故事である三つの知恵から来てると思い
込んでいたが、なんと福井大震災(写真)で柱の下敷きになって亡くなっ
た母の妹(私にとっては18歳年上になる叔母)の名前、三智子から来て
いた事実がわかった。

祖母から常々地震で亡くなったみちこちゃんのことは聞かされていたの
だが、漢字に思いがいたらず、まさか自名がそこから来ていたとは思っ
てもみなかった。なぜか、祖母も母も一度も打ち明けてくれなかった。
二人ともに、三智子ちゃんの夭折の事実があまりに重かったということ
かもしれない。

        

当時三智子ちゃんは12歳だったそうだが、利発な少女で、母親(私の母
の母で、私から見れば祖母)の大のお気に入りだったという。
私の母の実家・斉藤家は福井県春江町にあり、元地主の旧家で、戦後の
農地解放前は大変な富裕を誇った。
なにせ、広大な旧屋敷には、湖まがいのどでかい池まであり、白鳥が
悠々と泳いでいたというのだから、すごい。祖母も母も、ご令嬢だった
のである。斉藤家はまさに没落地主の典型だったのだ。

                           

加えて、昭和23年の大震災(震度6、死者3700名以上)で広大な旧屋敷
は全壊、祖母の溺愛する三女もあえなく柱の下敷きになって死んでし
まった。祖母の嘆きようたるや、察しても余りある。
祖母は戦災はともかくも、地震さえなければとよくこぼしていたという。
その六年後に、初孫である私が生まれるのだ。
祖母は長女から新たに授かった命に、亡くなった娘を重ね合わせたので
あろう。初孫ということもあったろうが、私はどおりで祖母に溺愛され
たわけだった。三智子ちゃんの代玩物であったわけだ。

                                

インドの輪廻転生という考え方からすると、私はもしかして三智子ちゃ
んの生まれ変わり? しかし、利発な少女だったと聞くと、不出来な自
分をかんがみ、それはありえないとも思う。

善人やできすぎた人ほど、早く逝くというが、年相応ならぬ聡明さを備
えた三智子叔母も例外ではなかった。

                   

生きていれば母より7歳年下の72歳。
12歳という若年であたら非業の死を遂げた叔母の分まで生きなきゃいけ
ないんだなと、おのずと静粛な気分にさせられた。叔母から受け継いだ
三智の二文字には重い意味、祈りが込められているのだから。

一瞬一瞬を悔いなく、大事に生きること、これまで時間を無駄にしてき
た私には悔やんでも足りない思いもあるが、これからでも遅くないかな
と、少しでも叔母の供養になればと誓いを新たにしている。

                             

*   *   *

福井がフェニックス市と称されるようになったいわれは、
終戦間際の大空襲(B29から9500発もの焼夷弾を落とされ、市外は壊滅
状態)で打撃から立ち直りつつあった三年後、大震災に見舞われ、また
しても灰儘と帰した悲劇から、今一度不屈の精神で不死鳥のごとくよみ
がえった史実に由来している。

                
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ベンガル湾季節便り/聖なる海

2009-01-15 23:34:45 | 季節・自然
久々に浜に出た。

         

アンチサイクロンの生暖かい湿気が急に生じたことから、風邪を引き、
浜に出て冷たい海風に当たってこじらせたため、十日ばかり自粛してい
たのだ。
ほぼ全快したので、今日はいそいそと海に繰り出した。五時前に出たが、
夕日にどうにか間に合った。西の波打ち際上に浮かぶ落日はあるかなき
かのベールのかかったオレンジ色、中途でほどなく薄もやに飲まれてし
まった。

引き潮で穏やかな海原はすがすがしい青磁色、底まで見渡せる透明さ。
ガンジス河祭りの今日はローカル旅行者の人出も多かった。
ベンガル海は母なる聖河ガンジスが流れ込む最終地点でもあるため、
聖なるうしおで沐浴する巡礼者が多いのだ。

             

海の気をいっぱいもらって、さわやかな気分に浸された。
昨日からやや寒さがぶり返し、元の冬らしい陽気に戻っている。

                      


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IT企業粉飾決算事件

2009-01-15 00:45:24 | 政治・社会・経済
インドで四番目のIT企業・SATYAM COMPUTERS SERVICES LTDの
粉飾決算事件が国内を騒然とさせている。サトゥヤム本社はアンドラプ
ラデシュ州都・ハイデラバードにあり、このハイデラバードは近年、イ
ンドのシリコンバレーと称されるバンガロールに次ぐIT都市として注目
されていた。通称サイバ(サイバー)ラバードと称されるほど。
すでに会長のラマリンガ・ラジュ氏(写真)は退陣、今現在は兄ともど
も獄中にある。
1500億円にものぼる水増し決算が発覚し、同社の株は32ルピーと、84
%減。米シリコンバレーをはじめとする世界各国に拠点はまたがり、
53000名もの雇用員を有するだけに、今後の成り行きが懸念されている。

                              

政府がすでに新重役を任命し収拾に乗り出しているが、多額の資金援助
なしでは、給与支払いも危ぶまれている現状。
前ラマリンガ会長は、辞任にあたっての幹部一同への書簡で「虎にまた
がっていたつもりが、その虎に食われてしまった」という当事者ならで
はの妙を得た形容で、今回の問題を描写していたが、インド国内で四番
目(ちなみに一位はTATA CONSULTANCY SERVICES、二位はINFOSY、
三位はWIPRO)ということからも、さらに収益を増やさなければとのプレッ
シャーがかかっていたようだ。
不正額が巨大のため、会計検査院、プライスウオーター・クーパー社も
絡んでいたのではないかとの疑惑も持ち上がっている。同社は、サトゥ
ヤムの提供する資料を鵜呑みにしていたと苦しい弁明をしているが。


           

架空の収入とのギャップが近頃の不況で広がるばかりで、苦肉の策と
して息子二人に経営させていたマユタス不動産・インフラ整備事業買収
の動きに乗り出し、穴埋めしようと図ったが、株主の猛反対にあい、断
念、あえなく事件発覚となったわけだった。
アンドラプラデシュ州レディ首相が、マユタス不動産・インフラ事業に
地下鉄などの新設事業も請け負わせていたのみならず、ナイドゥ前州首
相まで、クリントン米首相訪印時、ラマリンガ氏を傍らにはべらせ、タ
タ社会長・ラタン・タタ氏を上回るパトロンぶりを示していたことも発
覚した。前首相は個人的にもサトゥヤムに投資していたといわれ、与野
党現旧首相間で互いに責任をなすりつけ合う攻防戦を展開する見苦しさ。

                     

インドのIT企業の信用失墜に関わる大事件で、株も1000ポイント近くと
暴落の一途をたどっていたが、この二日ほど政府が救援策に乗り出した
ことから、やや盛り返してきた。
それはさておき、億万長者から一転して、犯罪者へ脱落したラマリンガ
元会長を擁護する動きも出ており、とくに出生地の西ゴダパリ・ビマ
ヴァラム地区では、寺院や教会で祈祷集会が大々的に催された。ラマリ
ンガ氏は生まれ故郷に飲料水や学校、インターネット接続など、貢献を
惜しまなかったそうである。雇用者も、元会長を擁護する動きに出てい
るようだ。

         
     
おりしも、国内二位のWIPROまで、世界銀行から取引停止を言い渡され、
踏んだり蹴ったり。同銀行員への自社株譲渡の違反行為があだになった
らしい。インドといえばITを連想するまでの情報産業国となっただけ
に、今回のスキャンダルが内外に及ぼす影響は大といえそうだ。

                           










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印度の玉手箱/エッセイ4

2009-01-14 23:39:31 | 印度の玉手箱(銀座新聞連載)
銀座新聞ニュースの著者連載、
印度の玉手箱」・最新エッセイです。
ぜひご一読のほどを!

            

「怠惰なインド人」
http://www.ginzanews.com/report/1029/

                   
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現地日誌/夫のバースデー

2009-01-11 01:18:53 | 私・家族・我が安宿
<1月9日>
今日はインド人夫、クヌの誕生日。

                    

ケーキは前日買っておいたが、ばたばたとあわただしく、三階のベラン
ダでパーティーが始まったのは午後十時過ぎ。いつもならこの時期息子
がいるのだが、昨年末すでに研修旅行で大学のあるバンガロールに戻っ
たため、夫婦二人のみの寂しいお祝い会。

                               

ニューイヤー時のインド製白ワインが半分残っていたので、それで乾
杯。ハッピーバースデー!と祝福すると、夫クヌは照れ笑いを浮かべ
た。西の浜のケーキご用達屋・モンギニスで買ったフルーツパウンド
ケーキは、フルーティーな香りのドライフルーツがたっぷり詰まった美
味、100ルピーと、クリスマス時買った無卵ケーキより10ルピー安かった
が、味は上々だった。

          

おいしくて、ついふた切れも頂いてしまった。

                        

そうするうちに、息子からもハッピーバースデーとsmsが届き、夫もさ
すがにうれしそう。やはり子供に祝ってもらえるのが一番なのだ。
研修ツアーは有意義かつ楽しかったようで、参加してよかったとのメッ
セージも添えられていた。

                 

早めに打ち上げて、夕食となったが、ほのぼのとなかなかいいパー
ティーになった。

         

みそおじやをフーフーいいながらすすりつつ、横目で見るTVのニュース
は、国内四番目の大手IT企業、サトヤム(SATYAM、真実の意)の粉飾決
算事件で持ちきり。ラマリンガ・ラジュ会長は退陣後、自らアンドラプ
ラデシュ州警に出頭、逮捕された。7000クロール以上、日本円にして
1500億円も水増ししてたなんて尋常でない。世界含め五十数箇所に拠点
を持ち、53000名もいる雇用者の今後が懸念される。企業首脳陣は軒並み
退陣させられ、政府経営下におかれたが、最近10000ポイントを上回って
いた株も749ポイント、翌日は180ポイントと立て続けに大暴落。サトヤ
ム株価は84%減。

イスラエルのガザ地区への空爆も依然続いており、無辜の市民の犠牲が
増える一途なのも憂慮されることだ。それだけに、夫の誕生日を祝えた
我が家の平和さに感謝する思いだった。

                       
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