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日テレ開局70年スペシャルドラマ「テレビ報道記者~ニュースをつないだ女たち~」

2024年03月11日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 5日(火)に放送されました。日テレの70周年記念ドラマで、番組サイトによると「日本テレビの報道記者ら80人を徹底取材!“あのニュースの裏側”で奮闘した記者たちのヒューマンドラマ。」というもの。主な出演は、芳根京子、江口のりこ、仲間由紀恵、木村佳乃など。この4人がそれぞれ主役級。

 まったく事前情報無しでタイトルだけ見てとりあえず録画したのですが、Twitterでちらちら流れてくる声は評価が良かったのでこの週末に見ました。確かに面白かったです。

 内容は、1995年のオウム真理教事件から始まり、秋葉原の無差別殺傷事件、昨今のコロナ禍など、それぞれ実際のニュース映像を交えながら、それに関わった報道現場の女性たちを描いたものでした。

 その1995年の報道現場では仲間由紀恵が中心、その後輩で一瞬だけ接したのが木村佳乃、報道記者を目指して入社し木村佳乃の部下になった江口のりこ、さらに後年新人として配属されたのが芳根京子という設定。それぞれモデルとなる女性記者がいるのでしょうか。

 ところどころグッとくるセリフや場面もあったので、報道の意義や女性の働き方、殺人事件の時効についてなどかなり考えさせられるものではありました。

 が、別に日テレに限らずテレビ局の報道姿勢や記者クラブの在り方などについては疑問を感じる昨今。このドラマは事件や事故の報道現場の話であって、番組制作や政治報道の問題と違うのはわかりますが、スッと納得したり感動したりという感じではありませんでした。

 メディアというのは権力の監視の役割もありますが日テレももちろんそこは物足らないし、別の問題では例の大手芸能事務所への過剰な忖度についてきっちり検証されてないのではと思う事もあります。あとは、このドラマで仲間由紀恵を退社に追いやった側がまだどこかで力を持ってたりするのだろうかとか。

 とはいえ、ドラマはドラマとして評価します。誰も好きな女優は出なかったですが最後まで見応えありましたし。世間一般の評価はどうだったのでしょうか。