のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

深夜まで至福のひととき

2009年03月22日 22時21分30秒 | 日常生活
連休初日の夜、高校時代の同級生のひとりが
横浜から戻ってきていたため、集合。
今回は、現在、香港在住の友人や長崎在住の友人や
子育てでたまにしか集まれない友人も集まり
ちょっとした同窓会のような集いになりました。

長崎在住の友人なんて、実に10年ぶりぐらいの再会。
大学の講師をしているという彼女は
スーツ姿に黒縁めがねで颯爽と現れ、
「うっわー。大人になったねー!!」
と、みんなに声をかけられたというのに
「実は今日、仕事さぼったと。」
とウキウキしながら話してくれ、その瞬間に
「変わってないねぇ・・・・。」
とみんなからしみじみと安心されていました。

おそらく、10人それぞれ確実にオトナになっていて
仕事場ではそれなりに「オトナの女性」として過ごしているのだろうけれど
「高校時代を共に過ごした仲間」で集まると
瞬間的に「あの頃」に戻ってしまう、戻れてしまう。
その空間が居心地がいいなぁ、とニコニコしながら過ごしました。

途中から「久々メンバー」が参加できそうだと分かった時点で
お誘いしていた英語教諭が「自分のために開かれている
オフィシャルな退職パーティ」を途中で抜け出して
かけつけてくださいました。
お誘いしたときに
「ごめん。のりぞう。その日は俺の退職パーティがあるけん
 1時間後ぐらいからしか行けんちゃん。
 俺のために開いてくれとうけん
 やっぱり1時間ぐらいは付き合わんないかんと思うっちゃん。」
とおっしゃってくださった愛すべき先生です。

そして
「頼むから、1時間でなんか抜けてこないでください・・・。
 私たち、しょっちゅう集まってますし
 次回、集まるときには絶対、また声かけますから!
 今回はそちらに出席してください!!」
と声かけたのはこちらなのに、必死でお断りする、という
おかしな状況になったものの、ワタクシの懇願なぞに負けることなく
「いや、俺はそっちにも行く!!
 そっちのほうに行きたい!!絶対、場所教えろよ!!」
とおっしゃってくださった大好きな先生です。

先生を迎えて大喜びの友人たち。
その30分後。
突如、行方不明になった先生を追いかけて
英語教諭(グラマー)までも合流。
「なんだか、私たちが横取りしちゃったみたいで。」
と恐縮しながら、お迎えしたワタクシに
「そうやろ。信じられんけん、あのオヤジ。
 あのオヤジのために集まっとうのに
 ひょうひょうと「じゃあ、俺はこのへんで」って
 逃げ出しやがったけんね。」
と憎憎しげにおっしゃっる英語教諭(グラマー)。
その姿から、先生仲間からも愛されている恩師の姿が
透けて見えて、ますます幸せ気分になりました。

23時。
なぜか数年前に辞職された国語教諭までもが合流し
ますます同窓会気分に拍車がかかり、
ワタクシは実家に戻って以来、初めて「帰宅」を諦めました。

17時半過ぎに集まって、解散が深夜1時半。
・・・ん?!8時間!?8時間!!!
と、一緒に過ごした時間の長さに驚きながら、
「開始時点では、まさかこんなに長く一緒にいるなんて
 思ってもなかったよね・・・。」
とみんなでニコニコしながらの解散。

この会合では、
すっかり酔っ払ってしまった恩師が私たちを見つめながらおっしゃった
「お前たちを見て、いいなと思うのはさ、
 もう卒業して10年以上経つのに、未だにこんなに集まっとうやろ。
 仲良くしとうやろ。女性っちゅーのは面倒やけん
 そんだけ長続きしとうこと自体もすごい。
 けど、それよりも、この10年に集まるメンバーの顔ぶれが
 減らんこと、変わらんこと、お前たちと別々に会っても
 それぞれの近況報告が聞けること、連絡を取り合っとうこと
 それが一番、いいなと思うとよ。」
という言葉に、思わず泣きそうになりました。
(最近、ちょっぴりせんちめんたるで・・・。)

・・・いや、おそらく10年以上、変わりもせずに集まれている
一番大きな理由は、メンバーの多くが独身だからだと思うのですが
それでも、「変わらず集まって、変わらず笑えていること」
「全員が異なる境遇にいるのに、会うたびに話題が尽きないこと」は
幸せなことなんだな、と今更ながらに気付かされました。

恩師の力は偉大です。

昼間から至福のひととき

2009年03月22日 21時59分11秒 | 日常生活
連休初日はパスタ教室で「うどん」を作っていました。
昨年、行っていたパン教室が見事に修了したものの
(でもマスターはしていません^^;)
パン教室の先生夫妻がとっても素敵な方たちで
月に1回集まって色々とお話できることが楽しみになっていたこと
パスタ編のメニューがどれもめちゃめちゃおいしそうだったこと
このふたつの理由で「パスタコース」に進むことを即決しました。

パスタコースはパンコースよりも食べ応えあるメニューばかりで
毎月、悶絶しながら「おいしー!!おいしー!!」と唸っています。
そして「食事すること」の大切さ、そこから得られる幸せの大きさも
実感できている気がします。
面倒くさがりやのワタクシは一人暮らしをしているときも
ついつい「効率よく(つまりはちょー手軽に)」をモットーに
毎日、食事をしていましたが、
「毎日、口に入れるものだからこそ、手抜きできないこと」
「毎日、関わることだから手抜きしてもいいところ」を
教わっている気がします。

とか、なんとか言いつつ、結局は作り終えた後の試食が
ワタクシにとっては、メインイベントになっているわけですが。
一昨日、作った「うどん鍋」も
「なんだ?!このコシは?!」と衝撃を受け
「ん?!ダシを丁寧に取るだけで、ここまでおいしくなるの?」と悶絶し、
「でも、これだけのおだしをとると、材料費はかなりかかるぞ。」
と計算し、結局は「おいしー!!」「幸せー!!」と叫びながら
「もうおなかいっぱいー!!でも、うどんもう一口食べるー!!」
と苦しみながら食べていました。

おいしいもの食べるのってなんでこんなに幸せなんだろう。
もっとも「おいしいものを食べている」から幸せなわけではなくて
「おいしいものを大好きな人たちと食べている時間」が幸せなんですが。
料理教室の先生とそのだんな様、
そして高校時代の友人とそのだんな様、それにワタクシ。
世代も職業も見事にバラバラの5人が酒酌み交わし
鍋をつつきながら、よもやま話をする時間は至福のひとときでした。
11時に集まったのに、終了したのは16時。
夜から用事があったので、お暇しなければいけなかったのですが
「そろそろ・・・」と言い出したくないほど楽しいひと時でした。
あー、今、思い出しても幸せ。

先生のだんな様がぽつりとおっしゃった
「オトコってやつはさ、どうしても世界が狭くなりがちなんだよね。
 会社で多くの時間を過ごしちゃうしさ。でも、世界って
 広がれば広がるほど、楽しいよね。
 こんなふうに会社以外の付き合いがあるって幸せだよね。」
という言葉をかみ締めながら、共感しながら
それでもついついひきこもり気味のおのれを深く反省。

帰り道、車で送ってくれた友人が
「最近、迷走してるよね。」とぽつり。



・・・あー。本当に。
私には、こんなにも丁寧に見守ってくれている友達がいるんだな
なんでこのコはこんなに優しいのかな、と泣きそうになりました。
あと5分、あの話題が続いていたら、確実に泣いていたな。
本当に本当にありがとう。