のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

茶道具の楽しみ方

2009年03月20日 01時56分13秒 | 読書歴
23.入門 茶道具の楽しみかた

■内容
 茶の湯を日常生活に生かす。稽古で目にし、ふれる茶道具の特徴や
 扱い方を学び、身近にあるふだん使いの道具を茶道具として用いる
 「見立て」の楽しさ、取り合せの基本を紹介。
 手軽にできるお茶会のコツなども収録。

■感想 ☆☆*
 先週末、妹の仕事の関係で姉妹二人、お茶会に出席してきました。
 お茶屋さんで行われる本格的なお茶会で、前回、参加した時に
 自分たちの知識のなさを痛感したため、今回はほんの少し、予習。
 あくまでも付け焼刃ですが。

 本当の本当に「入門」で、「お、これはワタシも知っているぞ」
 と思うようなことも写真入りで丁寧に説明してくださってます。
 茶道具が分かるようになったら、かっこいいなぁと思うのですが
 やはりこの世界、奥が深いです。1日、2日の付け焼刃では
 歯が立ちません。

 けれど、お茶の魅力、そこに流れる静かなときの流れや喧騒を
 忘れて過ごす時間の大切さは伝わってきます。そして、だからと
 いって、「お茶」に対して、身構える必要はないよ、お茶って
 思っているより随分楽しいよ、と語りかけてくる声が聞こえて
 来るような本です。

 ・・・でも、やはりお茶会は身構えちゃいますけどね。
 わかんないこと、たくさんだし。その「わかんないことたくさん」
 の状況が楽しいな、と思ってます。

マチルダは小さな大天才/ロアルド・ダール

2009年03月20日 01時41分11秒 | 読書歴
22.マチルダは小さな大天才/ロアルド・ダール
■ストーリ
 マチルダは天才少女。三歳になる前に字が読めるようになり、
 四歳で有名な文学作品も読みこなす。ところが両親ときたら、
 そんな娘を「かさぶた」あつかい。「物知らず」だの
 「ばか」だのと、どなりちらしてばかり。学校にあがると、
 そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけている。
 横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマチルダの痛快仕返し物語。

■感想 ☆☆☆☆
 定期的に読み返したくなる1冊。読むと必ず元気がもらえます。
 すかっとした後に「よし、がんばろう。」という気持ちになります。
 詐欺まがいの仕事をしている父親と下品でギャンブル好きな母親、
 そして「子供」が大嫌いな校長先生に囲まれて、自分の能力を
 もてあましているマチルダが自分の力で自分とお友達と
 大好きな先生を救う物語。

 「天才」というだけではダメで、自分の持っている能力を
 いかに使いこなすか、そのために、どれだけ自分で考えて動けるか、
 そして「幸せを手に入れよう」という強い意志を持っているか、
 それが大切なんだな、と思いました。

 マチルダは賢い。賢いから自分の賢さをまったくひけらかさない。
 けれど、謙遜もしないし、泣き寝入りもしない。やられたらやり返す。
 そのあたりがとってもかっこいい。
 自分の力を過不足なく把握すること、そして、今、自分にできる
 最善のことをしっかりと捉えられること。その大切さを痛感できる
 物語です。読み返すたびに思いますが、この本には小学生のとき、
 マチルダと同じくらいの頃に出会いたかったなー。きっと、今の
 数倍、わくわくして読んでいたと思う。