今日は天気が下り坂の予報がでているが午前中くらいはなんとか持ちそうだ。立山の紅葉のハイライト、タンボ平の紅葉を観るのに一の越から歩いて下るか、ロープウェイに乗るかしばし思案。紅葉の中を歩くのもいいが、たまには上から広い範囲を見渡すのもいいかと乗り物コースに決定。室堂から一番の立山トンネルトローリーバスでロープウェイ乗り場に向かう。
ロープウェイ乗り場の展望台からの眺めがすばらしい
ロープウェイに乗って上を振り返る
黒部平からケーブルに乗り継いで黒部湖駅到着
ここからは黒部ダムの上を歩く。この辺り、昔はダムしかなかったが今は立派な展望コースやら展望台ができて様変わりしている
ダムを渡り終えて展望台から
戦前からの黒部開発のいきさつから実際の工事に至る過程を知ることのできる記録フィルムを上映するスペースもできていて興味深く観た。映画「黒部の太陽」でも有名だがやはり実際の映像の方が説得力がある。しかしここで足を止めて観る人は少ない。今は完全に観光コースに組み込まれている立山アルペンルートだが、その一部はもともとは黒部ダム、発電所などの工事用に造られたものだということ、170余名の殉職者も出た戦後屈指の難工事だったことさえ知らずに来ている人も多いような気がする。
当時セメントを運び上から流し入れたケーブルクレーン
いろいろ見るもの満載で1時間半ほど見て回るが、このころになると雨がポツリポツリ当たりだす。やはり天気は下り坂だ。あとは途中、難工事の象徴「破砕帯」地点も通るトローリーバスに乗って扇沢に下る。このトローリーバスは今年が最後。来年からは電気バスに替わるそうなので乗り納めに間に合った
扇沢も今紅葉が見ごろでその中をバスで信濃大町まで下りる。9月からの天候不順で秋山の消化不良もやっと解消できた気分だ
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