ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

極道めし

2011年09月28日 | 映画

新聞の評で取り上げられていて面白そうだったので「極道めし」を観にいった。神戸での上映がないようなので大阪まで出ていったが損はしないおもしろさだった。

刑務所の雑居房の5人の囚人がお互いシャバで食べたうまいもの(「おいしい」というより断然「うまい」が似合う)の話をするが、勝敗は聴いている者が生唾を飲み込んで喉を鳴らした回数で決定。賞品として刑務所で出るお正月のおせち料理のなかから好きな一品をもらえる。普段質素なメシ(けっこうおいしそうな健康食に見えるが)を食べていて、うまいものに飢えている受刑者らしい話。

ただそれそれが語る食べ物といっしょにその人の人生も語られるところがミソ。母親にまつわる話、恋人にまつわる話などどれもホロッとさせられる。出てくる料理は格別豪華なものではないがどれもおいしそうに撮られていて観ているだけどこちらもお腹が鳴ってくる。結末はちょっとほろ苦いがそれもよし。観終わってから、家で玉子かけごはんをワシワシと食べたくなる映画だった。

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久しぶりの六甲最高峰

2011年09月23日 | ちょっと裏山

  

  夏の間ご無沙汰だった六甲山に出かける。といっても台風一過、お天気は最高、登りは汗だくになる。連休中ということもあって六甲山頂(931M)は人が多い。ここも最近はファッショナブルな若い人が多いようだ。

 

暑いとはいえ頂上まで来ると風が気持ちよく、季節は確実に秋になっている

 

先日の台風で栗が青いうちに落ちてしまっている

 

下山は有馬温泉に。街角にこんな大きな炭酸せんべいの缶があったとは

 

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女と銃と荒野の麺屋

2011年09月21日 | 映画

  殺風景な赤茶けた荒野にある麺屋の主人がその妻と従業員の浮気を知り、出入りの警察官に2人の殺害を依頼、そこへさらに別の従業員2人が絡み、金と女を巡る争いとなる。果たして誰が生き残るのか・・・。 

  中国映画の第一人者チャン・イーモウ監督の映画。中国の嘉峪関が舞台の中国映画だが、ストーリーは昔のアメリカ映画の焼き直しらしい。舞台の赤茶けた荒野といい題名といいマカロニ・ウェスタンのようだが、俳優が身に着けている衣装のユニークさなどは、舞台も時代も不明の無国籍映画を思わせる。チャン・イーモウ監督ということで中国らしさを期待したが、少々期待を裏切られた作品だった。

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秋ですね

2011年09月16日 | 散歩

   

暑い日もあるが、山だけではなく平地でも季節は着実に秋に向っているのを感じるなか散歩に出る。律儀に季節を表す植物いろいろ

 

 

 

 

 

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はるかな尾瀬 寄り道

2011年09月11日 | 山旅

  はるばる高崎まで来たのでついでに富岡製糸場に寄ることにする。富岡製糸場は明治5年、日本で初めて作られた官営の製糸場。日本各地にあるいわゆる近代産業遺産の代表的な建物である。

  日本が長い鎖国下の武家社会から開国、近代国家に生まれ変わったのは今からたかだか140年ほど昔にしか過ぎない。この大転換の時代に造られたものに興味があって、この製糸場も以前から見てみたかった。

  高崎から上信電鉄に乗る。電車はスポンサーの宣伝列車になっていてなかなか派手である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上州富岡駅で下車。富岡市マンホール。製糸場とは関係なさそうな柄

 

製糸場は歩いて10分ほどのところにある。日曜なのでけっこう見学者が多いようだ。

 

これは繭を保管する倉庫。乾燥のため窓が多い。レンガ造りは温かみがあっていいなぁ。

 

 

こちらは検査人館。フランスから招いた技術者の宿舎

 

フランス人技術指導者ブリュナとその家族の宿舎

 

こちらは工場の心臓部。糸を紡ぐ操糸場内部。昭和60年代まで操業していたそうだ

 

フランス人指導者の下全国から集められた工女たちが糸を紡いでいた、というと女工哀史みたいな話かと思うが、工場には診療所や寄宿舎もあって、なかなか厚遇されていたらしい。

診療所

 

見学を終って、富岡の街を歩いてみる。

ボタン屋さんの店先

 

クラッシックバケツの群れ

 

駅のトイレの屋根にはなぜかパンタグラフが

 

寄り道ついでに本当は桐生から出ているわたらせ渓谷鉄道にも乗りたかったが時間切れで果たせなかった。またのチャンスに期待して今回は帰ることにするか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はるかな尾瀬 その4

2011年09月10日 | 山旅

今日は広い尾瀬ヶ原を横断して山の鼻から至仏山に登り、鳩待ち峠へ下りる。

朝露に濡れるクモの巣

 

早朝の尾瀬ヶ原には霧が立ちこめ、太陽が昇ると共に消えていく。それにしても尾瀬ヶ原は広い。歩いても歩いても続いている。日本には他にも高層湿原はあるがやはりこの広さは随一である。

どこまでも続く木道。草も秋色に変わりつつある。正面は至仏山

 

 

池糖に映る山影

 

尾瀬ヶ原の長い木道歩きも山の鼻で終了。ここから至仏山へ登る

至仏山入り口。鳴らしても出るときは出ると思いつつ一応鳴らしてみる

 

2時間10分で頂上到着

 

振り返れば歩いてきた燧ヶ岳、尾瀬ヶ原が一望できる

 

至仏山は蛇紋岩から成る山。この石、人が通ると表面が磨かれ滑りやすいので下りは要注意

 

連絡バスで鳩待ち峠から戸倉に下り、そこからさらにバスで沼田に戻る。

沼田駅には大きな天狗様

 

高崎まで戻ってくるが、ちょっと寄り道をしたいのでもう1泊することにする。

 

 

 

 

 

 

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はるかな尾瀬 その3

2011年09月09日 | 山旅

 今日は燧ヶ岳へ登り、見晴らし十字路へ下りる。今日もお天気はよさそうだ。

長蔵小屋の朝食。海苔の袋は小屋オリジナル!

 

尾瀬沼から燧ヶ岳へは長英新道とナデッ窪の2つのルートがある。距離が近いのはナデッ窪だが昨日下りてきた人によると笹で道が見えにくく歩きづらかったとのことなので長英新道を歩くことにする。樹林帯の道は緩やかで歩きやすい。 

赤い実

 

青い実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間ほどで歩くと頭の上を何度もヘリが飛ぶ。登山道補修の器材をあげているようだ。出来立ての階段を上ると眺望が開けてくる。

 

 

尾瀬沼方面

 

尾瀬ヶ原方面

 

頂上に近づくにつれ、岩場の急勾配になる。俎(まないたくら)と柴安(しばやすくら)の2つのピークがあるが後者の方が10Mほど高く、ここが燧ヶ岳(2356M)頂上ということになる

これなら盗まれる心配はなさそうだ

 

  ここから尾瀬ヶ原へは見晴らし新道を下るが、名前とは大違い、谷筋で眺望のない単調な道である。

目玉のようなおっぱいのようなきのこ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ十字路へ出るかと思ったらちょっとドキッとする。妖怪カッパ女現る!

 

  見晴らし十字路は広い尾瀬ヶ原の北東に位置し、その名のとおり東西南北の道が交差している。小屋が6軒軒を並べ、山の中の宿場町のようになっている

 

さっそく宿に荷物を置き、尾瀬ヶ原の木道歩きに出かける。

下りてきた燧ヶ岳も秋の気配

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花の終わりのアザミに蝶が

 

オゼミズギク

  

チョウジギク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花火のようだがヨウワカランソウ

 これもワカランソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびり歩いて東電小屋で休憩。東電小屋といっても東電の厚生施設ではなく営業小屋である。でも心なしか立派

  

  尾瀬は群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる地域だが、このうち群馬に属する土地は東電が持っているらしい。もともとは東電の前身の電力会社が水力発電用の土地として入手し、何度も開発の手が入りそうになったが、紆余曲折の末、自然のまま残すことになったようだ。そのため今でも木道の管理、整備などは尾瀬林業という東電の子会社が担っているが、今回の原発事故による影響で今後どうなるか心配されている。

東電マークの木道

 

木道歩きを終え宿へ戻る。今日の宿は燧小屋

 

畳の縁に注目!

 

シーズンオフで客は少ない。食堂に下りていってみると登山客は私一人。あとは工事関係のおじさんが5、6名のみ。夕食メニューは充実

 

 

 

 

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はるかな尾瀬 その2

2011年09月08日 | 山旅

 上越線の沼田から路線バスで大清水に向う。もっと登山客が多いかと思ったが、大半は通学の高校生で、尾瀬高校でみんな降りてしまう。結局大清水まで行ったのは私の他1名のみだった。

  大清水からはしばらく林道を歩き、一ノ瀬から登山道となり、2時間ほどで尾瀬沼到着。明日登る燧ヶ岳がよく見える

 

  今日はここで泊まってゆっくり尾瀬沼を1周することにする。 昼食後、さっそく沼を1周する木道歩き。季節は夏の終わりというより秋の始まりなので大半の花は終っているが、ウメバチソウ、オゼヌマアザミ、エゾリンドウ、など秋の花はよく咲いている。

ウメバチソウ

 

オゼヌマアザミ

 

エゾリンドウ

 

気持ちよく歩いて沼尻到着。ここまで来ると燧ヶ岳が目前に見える

 

  ここで、大清水で一緒にバスを降りたお兄さん発見。そのとき背中に大きなものを背負っていたので訊いたところスケートボードとのこと。頭にはなぜかグリーンのカーリーヘアのカツラを被っていた。う~ん、ユニーク

 

沼尻の小さな船着場

 

さてここから沼の南半分を回るつもりだったが、沼尻の休憩所に「これから先通行禁止」の札が。7月に降った雨で道が一部崩れているとのこと。やむなく来た道を引き返す。残念。今日の宿は尾瀬では一番最初に出来た長蔵小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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はるかな尾瀬 その1

2011年09月07日 | 山旅

  これまで関東の山には縁が薄く、あまり行っていない。尾瀬も行ってみたいと思いつつ、首都圏に近いだけに人出も多いのではと遠慮していたが今年は地震の影響もあって人出が少ないらしい。ならばと8月後半から準備はしていたものの、秋雨前線やら台風やらで延び延びになってしまったがようやくお天気も安定してきたので勇躍出かけることにした。

まずは高崎まで行って前泊。高崎といえばこれ。

 

マンホールはお祭りの山車のようだ。ダルマはいない

 

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ライフ いのちをつなぐ物語

2011年09月06日 | 映画

  予告編を観たときから観たかったイギリスBBC製作の動物ドキュメンタリー映画「ライフ いのちをつなぐ物語」を観に行った。

  動物たちが、それぞれが棲む環境に合わせて持っている生態を素晴らしい映像で見せてくれて魅了される。望遠レンズで撮っているのだろうが、高速で飛ぶ鳥の空中戦、小さなカエルが崖から落ちるところなどどうやって追いかけているのか驚くばかりである。

  なかには弱肉強食の捕食の映像もあるが、そのなかで見せる動物の表情などもおもしろい。日本からも長野の有名な地獄谷の温泉に浸かる猿も出てきて、のんびりお湯に浸かっているかわいい表情を見せてくれるが、同時に意外な厳しい一面も見せてくれる。

  自分がどの動物になりたいかといえば、アイベックスという山羊がいいなぁ。あの脚があればどんなに急な崖の上り下りもスイスイとこなせそうだ。

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