またまたズッキーニ発見。今回は丸形。見た目はメロンみたいだがヘタを見れば確かにズッキーニ
断面はこんな具合
長いものよりみずみずしくてこころなしかおいしい気がする。
中をくり抜いて肉詰めにしたらよさそうだ。
またまたズッキーニ発見。今回は丸形。見た目はメロンみたいだがヘタを見れば確かにズッキーニ
断面はこんな具合
長いものよりみずみずしくてこころなしかおいしい気がする。
中をくり抜いて肉詰めにしたらよさそうだ。
行っても仕方ないと思いつつ話だけ聴いておくかと今年も関電の株主総会に行く。
役員たちからは株主からのどんな質問、意見にも、「暖簾に腕押し」「木で鼻を括る」のたとえがピッタリの答えしか返ってこないが、そんななかでも原発の再稼働についてだけはしっかり主張するのだった。
昨年は代理人で済ませた筆頭株主の大阪市も今年は市長が出席。原発容認のかっての共同代表と袂を分かったせいか今年は威勢よく熱弁をふるい質問もしたが、ひな壇に居並ぶ役員たちの答えは原稿を読み上げるだけ、真剣に向き合うことはなかった。
役員の構成をみると、一人だけ昭和30年生まれがいるだけであとは20年代以前の生まれの人ばかり。ほとんどは関電生え抜きで40年以上のキャリアの結果得た地位だからそれを守ることしか考えてないんだろうな。そもそもそうでないと役員になんかなれないんだろうな。発想の転換とか思い切った改革なんてとても無理な話なんだろうな。若手の生の声も聴いてみたいのだが。
神戸市立博物館で開催中のボストン美術館浮世絵名品展「北斎」を鑑賞。有名な富嶽三十六景も出品されていてなかなかの人気で、入館するのに30分も待たされた。
大胆な構図、繊細な筆致が素晴らしいがよく考えてみるとこれらは版画なのだから、北斎は絵師であり、これを彫った彫師、摺った摺師が別に存在する。特に原画のサイズからすると繊細な線を彫る職人芸に驚くが、北斎以外はみな無名のまま、まさに縁の下の力持ちが何人もいたことになる。ネットで見ると、今でも新たに彫って摺ったものを販売しているのでその技術は現代でも受け継がれているようだ。絵ならオリジナルは1枚しかないが版画なら手軽に手に入れて楽しめるのが「芸術作品」としてお高く気取らず、庶民でも楽しめる気がしてうれしい。
また明治時代の初期にこれらの作品の価値を見いだし、収集した欧米のコレクターの審美眼もなかなかのものだと改めて思うのだった。
産直野菜の販売所でおもしろいものを見つけた。これはいったい何なんだろう?
裏返してみると
帽子?それともUFO?そんなわけはないが、スイカのようなかぼちゃのような不思議な物体。お店のお兄さんに訊いたところズッキーニの一種だそうだ。うーん、そういわれてみればそうかな。うちに持って帰って切って断面を観て食べてみたいと思ったが売り物ではないそうだ。残念。それにしてもなんだか見てるだけで和んでくるのだった。
梅雨入りしたもののこの辺りではあまり雨が降らない。散歩には降ってない方がありがたいけれど後になってまとめてドバっと降るのは勘弁してもらいたい
クチナシは清楚でつぼみがかわいい
開きかけもなかなか
華やかさではやっぱりユリ
見慣れない花もいくつか
山を舞台にした映画ということで「春を背負って」を観る。笹本稜平の原作は奥秩父が舞台らしいが映画は立山を舞台にし、山小屋「菫小屋」としては大汝山にある大汝休憩所の建物を利用しているので山の眺望という点では期待できそうだ。
立山で菫小屋を営む長嶺勇夫の一人息子亨は東京の金融機関で毎日億という金を動かす敏腕トレーダー。ある日母から父勇夫の急死の連絡があり故郷、芦峅という設定か、に帰る。父勇夫は雪庇を踏み抜いて滑落した登山者を助けようとして亡くなったのだった。葬式を終え、久しぶりに父の愛した菫小屋に登る亨に母はその経営を雷鳥小屋の主に任せるつもりだと告げる。それを聞いた亨は自分が会社を辞めて後を継ぐと宣言。
慣れない仕事に失敗はつきもの。そんな亨を父のもとで働いていた愛ちゃんと父の友人ゴローさんがバックアップ。さらには富山県山岳警備隊や他の山小屋の主人たち、同級生たちも応援。最後は愛ちゃんと結ばれる予感を残してのハッピーエンド。
架空の小屋が舞台になっているのだが、語られる話は実際の立山周辺で起きていることなのでいろいろ突っ込みたくなるところが満載。
〇室堂から大汝に行くのにあんな崖はあったかな
〇槍と富士山が何度も出てくるがあんなに大きく鮮明に見えるかな
〇大雨でツェルトを引っ被るなら頭から被らないと
〇滑落した登山者を助けるのにあんなやり方ってあるのかな
〇脳梗塞で倒れたゴローさんを助けるのにヘリを呼ばないでわざわざ動かして背負わなくても
〇ゴローさんの不思議なイントネーションは関西弁のつもり?
〇ラストシーンで亨と愛ちゃんが山のなかで手をつないでくるくる回るシーンは唐突でなんだか気恥ずかしい
などなど。あくまで映画の中の架空の話と思ってはみてもいろいろ気になって落ち着かなかったのだった。「春を背負って」というより「ゴローさんを背負って」だったじゃないの。
槍から下りて松本へ戻る。金曜からの週末には穂高から中房温泉への乗合バスが動くのでそれを待ちたいところだが、関東甲信越地方も梅雨に入ってしまって当分晴天は望めそうにない。6日の夜には松本で山関係の映画の上映があるのでこれでも観て帰ることにするか。
空は淀んでいるがかろうじて雨は落ちてこないので美ヶ原温泉まで歩いて、静かなこじんまりとした雰囲気が気に入っている松本民芸館に行ってみる。
歩いていると薪を製造販売しているところがあった。そういえばこの辺りの民家には煙突があって薪ストーブを利用しているところがけっこうあるようだ。松本で薪ストーブのある家に住むっていいなぁ。
穂高岳山荘と涸沢ヒュッテ共同開催の映画上映とトークショーを観て今回の旅は終了
今年はこれまでになく雪の山をよく歩いた。雪の状態は雪質、天気、気温などによって様々。アイゼン、ピッケル、ストック、スノーシューなどの道具のどんな組み合わせが自分の技量、脚力に必要なのか、ツボ足でも行けるのか、それを見極めピタッと決まって楽しく上って下りてこれた時の充実感がたまらない。無雪期の山行では味わえない楽しさがある。山に新雪が積もる季節の到来が待ち遠しい。
ところで今回の山旅では2度転んでしまった。一度目は雪の下の空洞に後ろ脚をとられ前へバッタリとこけた。これは無理からぬ転び方といえるが、あとの一回は松本の駅前の路上。横断歩道の信号が変わりかけていたのであわてて歩道から少し外れたところを渡ったとき、道路に埋め込まれているライトの出っ張りに気づかず転んだ。足をひっかけて前につんのめって思わず手をついただけと強弁してみるが、やっぱりこけたんだろうね。
5時半に朝食、6時出発。テント場のあるババ平から雪の槍沢に入る。しばらくは緩斜面のだらだら登りが続く
さすがに6月ともなると雪の下の雪解け水で雪面が破れているところがあるので落ちないよう避けながら歩いていく
大曲からは右の方向に上っていく。傾斜が出てくるが雪は完全に腐っているのでツボ足で十分行けそうだ
傾斜が一段落したところに出ると槍の姿が見えてくる。目標物が見えてくると張り合いが出てくるというものだ
静かな雪の斜面に突然「ドーン」という音が聞こえたと思ったら左側の斜面の雪がずり落ちて岩の上を下り、小さな雪崩となっているのが見える
槍が大きくなって右に殺生ヒュッテ、左上に肩の小屋も見えてくる
肩の小屋直下はさすがに傾斜が急になるがなんとかツボ足で登りきり、10時半到着。小屋のテラスで槍の穂先を眺めながら腹ごしらえ。頂上に一人立っている人がいるのが見える
小屋の人に訊くとまだ若干雪のあるところがあるとのこと。念のためアイゼンを持っていく。
岩峰の間からの裏銀座の峰々。右の岩峰は小槍
頂上のすぐ下のルート上に雪が残っていたので脇に避けるところが少々緊張したがあとは梯子を慎重に上って30分ほどで頂上(3180M)到着。絶景かな絶景かな
飛騨の名峰傘ヶ岳
アルピニスト憧れの北鎌尾根
大喰、中岳、南岳から穂高方面
裏銀座方面
東鎌尾根。右は常念岳
風もなく穏やかなので心行くまで眺めを堪能してテラスへ下る。槍の穂先に上ったのは3度目だが今回が一番緊張した気がする。下りてくるとのどがカラカラだった。
明日からはお天気が下り坂なので視界のいい今日のうちに下りてしまうことにしてテラスで少し休んでから1215時下山開始
槍沢の巨大滑り台を滑れるところは尻スキーで爽快に下りていく
振り返ると槍がもう小さくなっている
上りは槍沢ロッジから4時間半ほどかかったが下りはその3分の1ほどの時間で着いてしまう。雪のある時期しか味わえない快感である。横尾へは1500時着。この調子なら17時台の上高地発のバスに間に合いそうなので歩き始めるがここからの10キロほどが単調で長い。この横尾から上高地までは梓川を筏にでも乗せて流してもらえないかと真剣に思ってしまう。
徳澤に着いた頃には雷が鳴り雨も降りだしてくるが、なんとか1725時のバスに間に合い松本まで戻ることができた。雪上の下りはあったがそれにしても今日はよく歩いたものだ。
予定では合戦尾根を上って燕、大天井、常念と縦走するつもりだったのだが、調べてみると穂高駅から登山口の中房温泉への乗合バスが6月は月曜から木曜までは動いてないことが判明。あちゃ、ということで行き先変更。今の時期なら雪の槍沢を歩けるので槍ヶ岳へ行くことにする。
以前は上高地から槍の肩の小屋まで一気に登ったがさすがにしんどかったので今回は途中の槍沢ロッジで一泊することにしてのんびりと歩いて行く。
横尾からの見慣れた眺めだが季節によってそれぞれの美しさがある
上高地から槍沢までは道の両側のニリンソウが満開
槍見河原から見える槍の穂先
雪の斜面と山桜
オオカメノキ
コイワカガミ
サンカヨウ
清冽な雪解け水と新緑、そして雪の残る山肌
1400時には槍沢ロッジ着。山小屋だがここにはお風呂があるので一番風呂をもらいさっぱりする。この時期の平日ということで宿泊者は登山者3人と工事関係者数人のみだった。
御嶽から下りて松本へ出る。せっかく出てきたのだからもう一山、二山登りたいということで1日ゆっくり休んで策を練る。
北海道は異常に気温が高くなっているようだが、松本も暑い。散歩していても汗が吹き出る。
お城の堀のスイレンが涼やか
ハクチョウさんご夫婦。ちらりと卵が2個見えた。いつ生まれるのだろう
駅に行くとアルクマ君がいた。このどっしりとした後姿。ちゃんとザックも背負ってます