乗鞍岳の北にある十石山は白骨温泉から日帰りで登れそうなので前から登ってみたかった。標高は2500Mほど、地図で見ると等高線はだらっとしていて傾斜は緩そうなのに、昭文社の地図では点線の難路扱いになっている。これは登ってみないとと思っていたら、初雪が踏めそうな時期に実施されるツアーがあったので乗ってみることに。たしかに少し前に初冠雪もあったのだがその後気温が高く雨まで降ってしまって雪は期待できない。当日の予報も雨。止めようかとも思ったがキャンセル料もかかるので出かけてしまった。
歩いてみると道も整備されていて難路扱いなのが不思議なルートだが、今日は雨と雪解け水で登山道は水路と化している。
ダラダラ登って森林限界を越えると、秋の雰囲気の残る気持ちのよさそうなところに出るが今日はガスガスで残念
避難小屋に着いて少し先の頂上を目指すが、とたんに風が強くなり気温も低くなりこの時期の2500Mの稜線の厳しさを感じる
当然何も見えない頂上付近
道標もなく三角点だけ?
避難小屋に引き返し、ガイドさんが用意してくれた暖かいお茶を飲んで一息つく
地元の有志で建てられたという避難小屋は地元の人の十石山愛を感じるなかなか立派なもの。標高は正確には2524.8Mになっているが四捨五入して2525(ニコニコ)山といってもいいのでは
下山するころになると雨は止み、陽も差してくる。登ったご褒美の虹がうれしい
1500時過ぎ白骨温泉に下山。白濁湯の温泉に入って終了。
この時期一人で2500Mの山に登るとしたらこんな天気の悪い時には絶対行かないのだが、ツアーに乗って今回は雨と風のある稜線の厳しさを体験できたのでよしとしよう。