ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

六甲山の災害展

2024年08月21日 | おでかけ

六甲山を歩いていると実に多くの堰堤に出くわして高巻きを強いられる。同時に雨で崩れた登山道の迂回路にもよく出くわす。さらには、せっかく大きく成長した木でも伐採して植樹し直しているところも多い。そこで人と防災未来センターで開催中の六甲山の災害展をのぞいてきた。

堰堤がないとどうなるかの模型での実演

 

各種パネル展示

 

 

 

 

神戸では昭和13年の大規模な水害で、山からの大量の土石流の被害があったことを受けて、堰堤の建設が進んだことは知っていたが、その後昭和42年にも大きな水害の被害があったことは知らなかった。山を歩くのには堰堤はあまりありがたいものではないが、昨今の災害の多さを考えると山に人の手を入れていく必要性をあらためて考えさせられた。

ついでに阪神淡路大震災関連の展示も見学。最初に4階で震災時の様子を再現した映像を観たのだがそのおどろおどろしさに少々違和感があった。ビルや高速道路が崩壊したあの時の様子はすさまじいものではあったと思うのだが、再現された映像に大音量と光の点滅などの演出を加えたものはゴジラでも出てきそうでかえって現実離れを感じさせるものになっている気がした。

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耐暑登山で六甲山

2024年08月15日 | ちょっと裏山

8月の山の日に敬意を表して六甲山に何度か登っているが、今年はあまりに暑くて二の足を踏んでいた。もう少し気温が低くなったらと思っていても一向に低くはならない。もうこうなったら暑さ覚悟で登るしかない。

いつもならぐずぐずしているのだがさすがに今日は少しでも涼しいうちにと8時前に歩き出す。私としては異例の早さだ。

住吉谷を歩くので基本的には森の中なので陽当たりは強烈でないのが救いだ。

いつも通る小さな池だが、この日照り続きでは水量が少ない

 

栗のイガにわずかな秋を感じる

 

道の真ん中の石の下にちょうどこもれびが当たってちょっと不思議な感じ

 

汗だくにはなるが、水と塩分はたっぷり持ってきたので順調に上がっていく

西おたふく山との分岐付近。水音は涼し気。

 

本庄橋跡、七曲と進んで頂上直下の休憩所へ。あとはここから頂上へのビクトリーロード

 

1030時頂上到着。この暑さではさすがに人は少ない

 

西おたふく山方面。花はヒルガオか

 

休憩所へ下って昼食。登山者は普段より少ないが、サイクリストがけっこういる。歩くのもしんどいが自転車の上りの方がさらにしんどい気がするのだが

頂上付近はこの花が多く咲いている

サラシナショウマに似ているがググるとフサフジウツギらしい

 

あとは有馬に下って終了。有馬温泉はこの暑さでも観光客でいっぱいだった。

太閤さんがお出迎え

 

耐暑登山は耐寒登山より体に堪えるが、とにもかくにも無事に登って下りられたことに感謝。

今月11日に一人で新神戸から穂高湖に行くといって出かけた70歳代の女性が未だ行方不明なのが気にかかる。12日夜中には再度公園にいるという電話があったとの情報もあるようだが、見つかってはいない。たかが六甲山、されど六甲山、油断は禁物、決して他人ごとではない。

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横尾忠則 寒山百得展

2024年08月14日 | おでかけ

友人のお付き合いで灘の横尾忠則現代美術館へ。

唐の時代の寒山、拾得に触発されて横尾忠則が1年で102点の作品を描いたものの展示

 

 

とにかく多作の人らしい。インスピレーションが湧けば2、3時間で1作描き上げてしまうこともあるそうだ

 

 

 

 

なぜかトイレットペーパーがお好きなようで多くの作品に出てくる

 

 

 

ということのようだ。あまり作品が多いと印象が薄れてしまい記憶に残りにくいというのが正直なところ。こ大きな多くの作品を保管しておくのも大変なことだと要らぬ心配までしてしまう。

1936年生まれということなので88歳。画家の創作意欲、情熱には感嘆するばかり

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曜変天目茶碗

2024年08月08日 | おでかけ

藤田美術館に前回行ったときは国宝曜変天目茶碗は展示されていなかったが、今回は出展されるということで観に行った。

JR東西線の車内は冷房がよく効いていて思わず居眠り、最寄り駅へ着いて外へ出るとそこは赤道直下の暑さ。美術館は駅近なのですぐに逃げ込む。

照明を落とした館内は静かで涼しさもいっそう増している。展示品は茶道具など渋いものが多く素人にはよくわからないが、皆それなりの逸品なのだろう

 

 

その中でひときわ目立つ曜変天目茶碗。

中之島の東洋陶磁美術館で観た油滴天目茶碗より青みがあって美しい

 

 

この美しさは昔から折り紙付きだったようだ

 

 

ヘチマから作った花入れ、蔓付き

 

今の季節らしい桃の作品の由緒

 

館内から外に開いた窓

 

暑いけれどいったん外へ出てお庭を巡る

 

写真で見ると涼やかだがひたすら暑い

 

また館内に逃げ込んで名物のお団子を

 

そのまま駅へ逃げ込もうかと思ったが、せっかくなので大川沿いを歩いてひょうたん池のハスを観る

 

午後なので花は元気がないが、早朝に来れば花がパカッと開く瞬間を観られるかも

 

ガマの穂も

 

大汗をかいて駅へ戻り、梅田で途中下車するが、最近の梅田の変容には驚くばかり。工事の囲いがとれたと思うと、通路がつけ変わり以前とは全く別のつながりになっていたりして思わずここはどこと思う。中央郵便局のあったところに新しい商業ビルができていたりする。少しぶらついて買い物でもと思うが圧倒的な物量に何を買っていいのかわからない。何かおいしいものをと思ってもみるがこちらも目移りしてしまい結局大しておいしくもないものを食べてしまって激しく後悔。商業圏としては三宮くらいの方が落ち着いていて性に合っている気がするのだった。

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