昔の雑貨店といえば荒物屋のように日々の暮らしの道具を売る店だった気がするが、いまやその大半は生活の必需品ではなく、特になくても生活に困るわけではないモノを売っている店ではないだろうか。下は100均から上は高級品まで、社会が豊かになればなるほど種類も量も増殖していっている気がする。特に女性の生活のうるおいという意味では必需品かもしれない。世の中には雑貨屋といわれる店があきらかに増えている。
朝から雲行きが怪しいなか、阪神甲子園駅から鳴尾浜に行くシャトルバスに乗ってそこで開かれている雑貨市「アイン・オープン・マーケット」に行ってみた。オープンというのに入るのになぜか入場料がいるのである。そこは納得して入るしかない。シンプル生活に憧れるのに、モノが好きで捨てられない私としてはぜひ見ておきたかった。
マーケットにはおしゃれな雑貨の他、食料品の店も出ている。お金と置くスペースがあればあれもこれも買ってしまいたいがグッと我慢して靴とブドウを購入、屋台のホットドッグを食べるだけで踏みとどまる。雨もなんとか降らずにマーケット見学は終了。

せっかくなので帰りは武庫川沿いを散歩することにしたが、ついに雨が降りだし断続的に激しくなってくる。参加者6名だが途中の駅で脱落していき、最後は2人となり濡れるのを覚悟で散歩を断行。靴は浸水、ズボンもどんどん濡れてくる。
普段穏やかだが、水嵩増す武庫川

傘のおかげで頭だけは濡れずに済んだ頃JR甲子園口に到着。そのころには雨も上がった。気温が高いので笑い話で済むが冬なら低体温症ものである。濡れた体に冷房の入った電車は堪える。ヘ、ヘ、ヘックション。家へ直行して着替えたのだった。
翌日になって、ふと傘がないことに気づく。傘を忘れたことを忘れているとは、かなり立派な老人力がついたと言わざるを得ない。甲子園口の駅のプラットフォームでは確かにあったのだがその後の記憶がない。気に入っていた傘だったのになぁ。