8月初旬、本来なら一番お天気が安定する夏山シーズンなのだが、今年は大気が不安定な状態が続いている。ずっと天気待ちの状態だったが、きりがないので、蓮華温泉から唐松岳までの縦走に出かけることにする。
大糸線に乗り換えるために糸魚川の駅で時間待ち。町を歩いてみる。マンホールはきれいな梅の模様
雪国らしく商店街には雁木がある
駅のホームの灯りがちょっとおしゃれ
大糸線の平岩で降りてバスで蓮華温泉に向かう。全く人家のない山道をひたすら登ること1時間余、やっと蓮華温泉にたどり着く
蓮華温泉には内湯の他、露天湯がいくつかあるが、どれも脱衣所もない浴槽だけのものなので入るにはちょっと覚悟がいる。
これは疝気の湯
蓮華温泉の夕食はこんな具合
翌日早朝白馬岳を目指して歩き始める。樹林帯を抜けると白馬大池ぐらいからは気持ちのいい稜線を歩くことになる。
歩き始めから5時間ほどで白馬岳山頂に着く。山頂には新田次郎の「強力伝」で有名な方向盤がある。200キロほどある石を一人で担ぎ上げたのは超人的というしかない。
白馬岳山頂の眺めを満喫して、今日の宿泊地天狗の小屋に向かう
白馬村営小屋の幕営地
旭岳
振り返れば巨大な白馬岳の山塊が見える
途中の岩場に岩ひばりが
杓子、鑓と踏んで、ようやく天狗の小屋が見えてくる
小屋の周辺は本州には珍しいといわれるウルップ草が多く見られる
天狗の小屋は目の前に大きな雪渓があって水に不自由しないのがうれしい。雪渓の水で冷やされたスイカは美味
スイカのバックは白馬鑓
夕食に「鍋」が出るのもうれしい
翌日は不帰の嶮(かえらずのけん)を経て唐松岳へ向かう。
不帰の嶮は1峰から3峰まで岩場の上り下りを繰り返す。不帰の人になってはいけないので慎重に進む。
途中ずっと剱と立山がよく見える
不帰の人にならずに唐松に到着
唐松からは八方へ一気に下る。この道は高山植物も多く、リフトの終点八方池から登れるとあって、週末に向けて登ってくる登山者が多い
タカネマツムシソウ(多分)に蜂が
タテヤマウツボクサ(多分)も美しい
標高1850Mの八方池に到着。あとはズルをしてリフトとゴンドラで降りる
やっぱり文明の利器はラクチンである
麓の白馬村のマンホールは白馬とカタクリか