何年か前にフランスの経済学者トマ・ピケティが書いて話題になった「21世紀の資本」。興味はあったものの私の頭では無理かと読まなかったが、今回映画で分かりやすく説明してくれそうだったので観に行った。
これまでの歴史も語られ、何人もの学者が出てきて解説してくれたのはよかったが、それでも途中睡魔に襲われること2度ばかり。
睡魔の間にかろうじてわかったのは資本収益率は経済成長率より大きいということ。不労所得の方が汗水たらして働いた所得より大きいらしい。お金は豊富にあるところにより集まってきて大多数の労働者のところにはやってこないようだ。
ならば富裕層への累進課税を強化すればよさそうだが、その辺りの話は睡魔の間に終わってしまったのかよくわからなかった。
資本主義の国なら富の偏在は当たり前かもしれないが、共産主義や社会主義を標榜している国がそうでないとは決して言えないし、ユートピアでもなさそうだ。
お金があれば幸せかといえばそうとは言えないが、少なくても最低限の衣食住が保証されなければ幸せとは言えない気がする。
だからといって富裕層から累進課税で徴収し、その分ををベーシックインカムとして配分すればいいんじゃないという簡単な話でもなさそうだ。
普段ぼうっと生きているのでたまには回らない頭で考えるきっかけにはなったことはよかったが、頭が痛くなりそうなのでほどほどにしておこう。
下手の考え休むに似たり