ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

初秋の伊吹山

2020年09月21日 | ちょっと遠出の山

4連休の3日目、今日は天気がよさそうだ。ちょっと足を延ばして伊吹山に登る。バスの時間に合わせると登山口の出発は10時と少し遅くなってしまうのが難だが、今日は終日天気がよさそうなので問題ないだろう。

連休中ということもあり近江長岡駅からのバスは登山者でほぼ満席だった。前回来た時にはなかったが、登山口に案内事務所ができていて入山協力金300円の支払いが必要になっていた。

天気は上々、風さわやか、ススキがそよぐ。この時期に登るのは初めてなのでこんなにススキの多い山とは気づかなかった。

 

 

3合目あたりだったか、草むらで音がしたと思ったら大きなシカが飛び出してきて登山道をジャンプして横切っていった。一瞬の出来事だった。シカもびっくりしたのだろうがこっちもびっくりだ。

6合目の避難小屋に着いた時点で相棒がリタイア宣言。テレワーク続きの運動不足が堪えたようだ。一緒に下ろうかと思うが相棒が待っていてくれるというのでつい欲が出て一人頂上を目指す。

積雪期ならこの辺りでアイゼンを履いて直登するところだが、今はジグザグについた夏道を上っていく。8合目からはガレ場の急登となるが下ってくる登山者が多くすれ違いに時間がかかる。

6合目から1時間ほどで頂上に着くが、営業している売店もあって人が多い。ドライブウェイを上がってくる観光客が多いようだ。思わぬ「密」にびっくりだ。

 

 

ソフトクリーム、かき氷の誘惑を振り切って下山開始、6合目に戻って相棒と合流、下っていく。

傾いてきた陽に照らされ輝くススキ

 

蝶が2羽

 

シャジンの仲間か

 

ハクサンフウロ

 

オヤマリンドウ

 

1合目でかき氷を食べると火照った体が冷やされ心地よい。17時バス停まで下りてきたがバスの時間まで待たずに駅まで歩きだす。前回通った廃線跡を歩きたかったのだが入り口を間違えたようで後から来たバスに拾ってもらって駅まで戻る。

マンホール

夏と冬にしか登ったことのない伊吹山だが、季節を違えて上るとまた違う魅力に出会えるのだった。

 

 

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ミナ・ペルホネン/ 皆川明 つづく展

2020年09月18日 | その他

たまにはおしゃれをしてみようとスカーフなどをしてみる、ベストなども着てみる。だが歩くことが多い私には首回りが暑い、ザックを背負った背中が暑い、ということでおしゃれとは無縁の日々を送っている。

それでも着ることに関心がないわけではなく、7月には志村ふくみ展で和服の粋を堪能し、今回はちょっと味わいの違うテキスタイルデザインが楽しめるミナ・ペルホネン展を観に行きおしゃれの神髄に迫ってみるのだ。

県立美術館での開催だが、コロナの影響で密を避けるために事前予約が必要とのこと、前もって予約の上、ローソンの端末で発券する手間を経てやっと入れた。

いつものカエルさん

 

入り口には

 

今回は写真撮影OKの展示が多かった

 

 

スケッチから起こされた手の込んだ刺繍を織りあげる過程なども紹介されていたが、それを織りあげる織機の技術にも感心してしまう

個人的には生地のデザインは好きなのだがそれが製品、特に服になるとなかなか着こなしの難しいデザインのような気がする。

 

全体的にゆったりしたデザインなので、着こなし次第ではとんでもなくおしゃれに見えるが、一つ間違えれば野暮ったくも見える。そんな紙一重のような着こなしの難しさを感じる。着てみたい気もするが、私が着れば間違いなく野暮ったく見えそうだ。

観終わってから美術館の周囲をぐるりと廻ってみる。こんなところにリンゴがごろり

 

なんだか不思議なおねえさんも

 

ミュージアムショップにあったミナのテキスタイルを使ったなんでもない布の袋に1万円とか2万円の値段が付いていた。当然服になったらそれなりの価格になりそうと思いつつ、帰宅してからオンラインショップをのぞいてみたところ想像通りだった。大体一般的なカジュアルウェアの10倍ほどか、もし買ったら似合う似合わないに関係なく何が何でも着なくちゃと意欲的になれそうなお値段だ。

 

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立山 ③称名の滝

2020年09月03日 | 山旅

台風10号が近づき始め天気は下り坂。朝外へ出てみると風が強く気温も低い。稜線では飛ばされそうな強さの風だ。山へは登らず帰ることにして途中称名の滝を観に行く。

 

橋の上からでは上部がよく見えないので一段上の展望台に上がってみる

 

上が見えると今度は下が見えない。写真ではなかなか高さがわかりづらいが4段でトータル350Mの高さは日本では群を抜いている。ただ今の時期は水量が少ないので少々迫力不足。融雪の盛んな時期なら隣にもう一本ハンノキ滝が現れて迫力のある光景が見られるので観るならやはりその時期だ。

 

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立山 ②別山北峰

2020年09月02日 | 山旅

昨日はガスがかかっていて眺めを堪能できなかったが、今日は上々の天気のなか別山乗越から別山北峰に登り眺望を楽しむことにする。

今年は山でも里でもクマの目撃情報が多く、立山も例外ではなく多数目撃されている。なかには遊歩道にまで出てくるのがいるとのことで要注意

奥大日岳

 

ガスが噴き出す地獄谷

 

雷鳥沢のテント場に下りていくと浄土沢の橋の下でおもしろいものを見つけた

誰が積んだか絶妙のバランスのケルン

 

雷鳥坂を上って別山乗越へ。ここから稜線に出て別山に登ると素晴らしい眺めだ。

剱岳

 

さらに北峰に行くと

 

アップで

 

南に目を向けると雄山が

 

雄山の左には槍ヶ岳が見えるのだが残念ながら雲がかかっている

 

北には白馬岳

 

1時間ほどゆっくりと眺めを楽しんで引き返すと室堂平方面には雲がかかり始めた

 

山荘に戻り一休みして夕方外へ出てみる。陽が落ちると気温がグッと下がりじっとしていると寒いほどだ。山荘の後ろは真砂岳

 

室堂ターミナルの後ろに夕陽が沈んでいく

 

夕食はトンカツ

 

コロナの影響で密を避けるため、山小屋もいつもなら雑魚寝だが今年は一人でも個室対応だ。おかげでよく眠れ、コロナのせいでいいこともあるのだった。

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立山 ①雄山

2020年09月01日 | 山旅

台風9号が接近しているが北陸地方はあまり影響なくお天気がよさそうなので立山に行くことにする。

前泊した富山の市電。今は新しいおしゃれな車両が多いがこんな昔風の車両もまだ健在

 

マンホール

 

 

翌朝、富山地方鉄道で立山へ。電車の顔、プレートがずらり

 

ケーブル、バスを乗り継いで10時前に室堂ターミナルに着く。いつもなら国内外の観光客であふれているところだが今年はその喧騒が嘘のように静かだ。

今日はとりあえず雄山に登ることにして一の越に向かう。

雄山の頂上は雲のなか

 

ミヤマアキノキリンソウ

 

いつもよくわからないが、イワギキョウかチシマギキョウ 

 

元祖タテヤマリンドウ

 

一の越からはガレ場の上りとなるので落石するのもされるのも要注意

 

何回か登っている雄山だが、こんなに頂上直下が急登だったかなと思うのはやはり年のせいか。

頂上の社務所の下に私の好きなトウヤクリンドウ発見。夏の終わりの花なのでギリギリ間に合った。

 

一の越から1時間で三角点(2991M)へ出る

 

さらに上のお社(3003M)が最高点

 

今年は社務所も閉じられ登山者も少ない。見えているのは御前沢か

 

日差しがない分気温も低いのですぐに下山

鞍部の一の越、対面は龍王岳

 

室堂平

 

今夜の宿室堂山荘まで下りてきたがまだ時間が早いのでついでに室堂山に登ってみる。頂上からは立山カルデラが見渡せるはずだが今日はガスでまったく見えない。

室堂山荘まで戻るとやっと雄山の頂上が見えた

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