朝食のカレイの塩焼き。カレイなのに肉厚でとても全部は食べられないがなかなか美味
朝食後0720時、宿の送迎車でフェリーの乗り場の香深港まで送ってもらう。午後の便に乗るつもりなのでそれまで島南部の桃岩展望台コースを歩くことにする。
出発点は南端の知床なのでそこまでバスに乗ることに。バスを待っていると朝のフェリーの出発時間が来て波止場では盛大なお見送り風景を見ることができた。
昔ユースホステルの会員だったころ聞いた話では礼文島には桃岩荘という有名なユースホステルがあってそこのおもてなしが熱(苦し)いらしい。お出迎え、夜のミーティング、島を歩くツアー、お見送りなどそのどれもが熱いらしい。宿泊した人はそれでやみつきになるか、2度といやと拒絶するかに分かれるらしい。
それが今でも行われているのだ。伝統のお見送りは、声をからし力いっぱい歌いエールを送る。その姿は評判通りの熱(苦し)さ。
お見送りも済んでバスが来て終点の知床までいく。そこから歩き始めて元地灯台へ
利尻山は今日も雲のなか
今日は天気はいいが風がきつく、海岸べりの道は吹き飛ばされそうだ。
小さな花が健気に咲く
桃岩の辺り、道が見え建物が見える。これが噂のYH桃岩荘か
桃岩
礼文島のマンホールはレブンアツモリソウ
フェリーのターミナルへ戻り昼食をとって1225時の稚内行に乗る。
朝より数が少ないがYHのお見送りもしてもらった。伝統とはいえご苦労さまなこと。YHの宿泊者のためのものだろうけど楽しませてもらった。ありがとうね
2時間ほどの航海で稚内到着。港と駅はすぐ近く。北の果てのJRの駅は新しく建て替わり近代的な姿になっている
マンホールは南極で生き延びた樺太犬のタローとジロー
ホテルにチェックインして街を歩いてみるがこの街にはマクドナルド、スターバックスなどの全国展開のチェーン店は皆無。さすがにこの北の果てでは採算が難しいのか。街の商店もシャッターが下りているところが多く、正直なところ賑わいとは無縁のようだ。
時間があるのでバスでノシャップ岬まで行ってみる。北の守りに着く自衛隊の基地があるのみ。
だんだんお天気もが崩れてきた
ノシャップ岬のバス停の待合所には仮設のトイレとスチール製の物置が。ここが待合所のようだ
扉を開けると一応イスがあるものの扉を閉じれば当然真っ暗
強風で物置の屋根はガタガタいうし雨も降ってきた。いささか心細く、早くバスがこないかなと扉の隙間からのぞく。バスが来た時には思わずホッとした
島にいるときの食事は海鮮攻めだったので久しぶりに肉が食べたいと思い店を探すが、海鮮を売り物にする店しか見当たらず、肉はお預けに。明日こそ肉!