雪も止んで今日はスキーができそうだが、午前中は今日も乗鞍への登山道を歩くことにする。おととい歩いた登山道を歩いて三本滝までくらいは行ってみたいと歩きだす。天気は上々、上るにつれて森の木々もきれいになってくる。
1時間ほどで三本滝と乗鞍岳の分岐に出る
この足跡はなんだ?クマのようにも見えるが・・・。クマは完全に冬眠するのではなく時々目覚めて外へ出てくるのだそうだ
ここから三本滝まで0.8キロとある。道は下りで降りていくと水音が聞こえてくるがこの辺りで道を見失ってしまう。適当に下りていってみたものの今度は道へ戻れなくなる。下りるのは簡単だったが登るとなると斜度があってしかも笹が茂っているので雪にもぐってしまってなかなか上がれない。少しでも上がりやすいところを探しているうちにずいぶんルートを外してしまい方向もわからなくなってしまって少々あせる。こういうときはとりあえず尾根に上がらなくてはともがいてもがいてなんとか尾根に出る。
尾根道を歩いて行くとさっきの標識のところに出てホッとする。結果的に乗鞍岳への登山道を歩いていたようでずいぶん方向がずれていたようだ。
この間1時間くらい時間をロスしてしまう。時間が早いのでよかったが午後遅い時間だったり天気が悪くて見通しが効かない時なら遭難するところだった。危ない、危ない。
昼過ぎにゲレンデに戻り半日スキーを借りて滑る。それにしてもスキーはあんまり上達しないなと思いつつ、帰り間際にはたと極意がひらめく。
昔スキーを始めたころスクールのインストラクタが発した言葉「山腰前」を突然思い出したので実行。方向転換するときに山側の腰を意識して前に押し出す、これがなかなか具合がいい。
明日は帰らなくてはならないギリギリのところでの極意習得。なんだかなぁ・・・