ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

九州の秋 根子岳②

2019年10月29日 | 山旅

朝まで降っていた雨も止み、天気は回復に向かうとの予報。少し出発を遅らせて登山口に向かう。

雲の切れ間から根子岳

 

だんだん姿を現してくる

 

中原の集落からしばらくは車道を歩いていく。やがては牛の放牧場に出る。ウシ君たちに見送られて牛のうんちロードを歩き、牧場の柵を出て山道に入り大戸尾根を上っていく

 

 歩き出しから標高差にして800M弱、さほど危険なところもなく楽勝のはずだったが実際は少々問題ありだった。

登山道は黒い粘土質の土で、朝方まで降っていた雨でツルツルなのだ。傾斜が緩く滑り止めの落葉でもあるところはいいのだが、急傾斜で落葉もないところは木の幹、枝、根っこなど掴めるものは何でも掴まないと上がれない。私より先に何組かが上っていてその靴跡がさらに滑る。要所要所にお助け紐が設置されているのでそれを頼りに登っていく。登山道を熟知した地元の方がつけて下さっているのだろうが、付いている場所が絶妙で大いに助かる。

 歩き出しから2時間ほどで天狗岩が見えてきた

 

そして12時過ぎ、根子岳東峰着。頂上は西峰(1433M)の方だが、現在は道の崩壊で行けなくなっているのでここでゆっくり眺めを楽しみ昼食とする

 

ガスもとれて西側の阿蘇山から噴煙が出ているのがよくわかる

 

高森町方面

 

天狗岩と紅葉

 

下山は同じ道を下るが、当然上りよりさらに滑りやすいのでいっそうお助け紐にすがって下りて行く。

やっと安全地帯まで下りてきてほっとする。ウシ君たちと改めて上を眺める

 

 休暇村から阿蘇と根子のそろい踏み

 

これまでにいろいろな登山道を歩いてきたがこれほどツルツルのところは初めてだった。先日の九重のドロドロといい、普段とは一味違う山歩きとなり、「いや、参った参った」といいながらも気分はなんとなく楽しいのだった。

これを機に九州の山にも力を入れてみたい気がするのだが、若干気になることが。

最近は北アルプスなどを歩いていても女性の単独登山者が増え珍しくもないが、今回は登山スタイルで歩いていると街でも山中でも「女性一人で?」と驚かれるというか呆れられるというか、そんな声掛けが多かった。

九州男子とか肥後もっこすとかいう言葉もあるように、「女だてらに、女のくせに」という男性優位の考えの名残だろうかと勘繰りたくなってしまうのだった。

 

 

 

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九州の秋 根子岳①

2019年10月28日 | 山旅

熊本の駅も変貌を遂げていたが、繁華街は駅から離れたところにあるので駅前は殺風景だ。再開発の途上のようだ。

さすが熊本、この人がいたるところにいるのだ

ジャージがパツパツ

 

マンホールはツバキ

3年前の地震で大きな被害のあった熊本城を見に行く。修復中なのでお城の敷地には入れず、周りを歩いてぐるっと回ってみる。まだ手付かずのところもあって痛々しいが、着々と修復工事は進んでいるようだ

 

 

 

後ろが天守、前が宇土櫓

 

 

 

修復中とはいえ、城の周りをまわるバスも運行され観光客で賑わっているのが意外だった。転んでもただでは起きないといえば言葉は悪いが、修復過程を見せることも観光のひとつになっているようだ

お城の見学も終わって、今日はバスで阿蘇の高森まで向かう。

根子岳といえば一般的には北信にある方が有名だが、九州の阿蘇山の東にある根子岳は麓からの尖った山容が特徴的で、以前から気になっていた。

高森町に入ると峩々とした山容が現れる

 

根子岳の名前の由来が楽しい

 

宿泊する休暇村から阿蘇山


根子岳


それにしてもどこにでもいるのだ、くまモン

 

 

 

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九州の秋 九重山系②

2019年10月27日 | 山旅

朝から天気は上々。九重はたくさんのピークがあるのでどこへ登ろうか迷うところだが、三股(みまた)山の紅葉がきれいとのことなので、0700時小屋の裏から諏蛾守越(すがもりごし)へ向かう。それにしても九重山系は漢字の読み方が難しい。

いったん上って火山に囲まれた荒涼とした千里ヶ浜へ下りて行く。

正面には噴煙も上がっている

 

すがもり越は三股山への分岐点。いくつかの小ピークがあってまずは西峰へ、大勢の人が上っていく

 

 西峰の次は本峰へ


続いて南峰へ

この辺りから眺める紅葉が見頃

 

 

 

眺めを堪能し、すがもり越へ戻りあとは緩やかな道を登山口へ戻る。

秋色の空

 

1230時、登山口まで下り、1315時のバスで豊後中村駅まで行く。このバスは地域のコミュニティバスで料金は500円だったが、のどかな山間を走り、九酔渓などの景勝地も観られるなかなかお値打ちのバスだった。

 豊後中村駅

 

ここから特急由布号、新幹線を乗り継いで熊本に移動して本日の予定終了。

あとからヤマレコなどを見てみると、大船(だいせん)山の紅葉がきれいそうだったのでそちらの登ればよかったかと少々残念。まっ、そんなこともあるさ

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九州の秋 九重山系①

2019年10月26日 | 山旅

7月に九州まで遠征したが、足の調子が悪く結局由布岳に登っただけで終わったのが心残りで、再度九州まで来てしまった。

小倉から乗った大分行きの特急ソニック

 

大分はラグビーワールドカップの開催地でもある。前回来た時はなかったラグビーねぶた。なかなかの迫力

 

大分で1泊、翌日由布院駅前から九重登山口行きのバスに乗る。バスは満員だが途中の大吊橋を見る観光客ばかり。皆下りてしまい登山口まで行ったのは私一人だけだった。

登山口から坊ガツルを目指すが、前日までの雨でひどい泥道に悩まされる

 

青いのはマツムシソウか

 

リンドウも

 

2時間弱で坊ガツルへ着く。ここは広大な無料のテント場で本当にいいところだ。4年前にはテントを張らしてもらったが、和式のトイレしかないのが玉に瑕だった

 

 

今回は近くの法華院温泉山荘泊まりだが、日暮れまで時間があるので平治(ひいじ)岳まで行ってみる。泥道から解放されてすっかり秋色の道を上っていく

 

大戸越(うとんごし)からの平治岳

 

 

法華院温泉山荘まで戻って今日はここで泊まる。

 

ここは歩いてしか来れない温泉のひとつ。とはいえ途中山中一泊しないとたどり着けない高天原温泉などとは違い、登山口から2時間ほどで来られるので紅葉シーズンなどは大人気。週末ということで今日もかなり多くの宿泊者でにぎわっていたが、食事は2回戦、布団は1人1組を確保できた。温泉は一晩中入れるのでゆったり入ることができてホッとする。

 

 

 

 

 

 

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御影公会堂

2019年10月21日 | 散歩

所用で御影公会堂に行く機会があった。外観は何度も眺めているが中へ入るのは初めてだ。

竣工したのは昭和8年、戦災で内部が焼けたり、地震の被害もあったりしたが、現在は耐震工事もされ内部は白を基調にきれいに改修されている。トイレも長居したくなるほどきれいだった。

入り口

 

内部の照明がレトロで光も優しい

 

 

 

階段も石造りで美しい

 

地下にはこんな方がいらした

 

大河ドラマ「いだてん」でおなじみの加納治五郎先生。神戸の出身だとは聞いたことがあったが御影の出身とは知らなかった。

 

地下の食堂で名物のオムライスをいただく


外から全体を眺める

建ってから80年以上経っていることになるがまだまだ現役。100年を目指して大事に使われるといいなぁ。

 

 

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2019秋の岳沢

2019年10月10日 | 山旅

高い山では紅葉真っ盛り。早くいかねばと思い天気予報をにらみ、いったん日を決めても間近になると悪い方に外れてまたにらみなおし。そんななかのワンチャンスを狙って今年も岳沢に行ってきた。

私一押しの岳沢の黄葉を楽しんでもらいたいと今回は珍しく友人との二人旅。

 早朝の上高地は涼しいを通り越して寒い。外の寒暖計は3度を指している。

穂高の稜線に朝日が当たり始める

 

0730時岳沢登山口から上り始める。1時間ほどでいったん樹林帯を抜けて稜線を眺められるところに出る

雲一つない青空と岳沢の白い石に映える黄葉

  

小屋が見えてくる辺り。赤の少ない岳沢だがこの木は真っ赤に色づいている

 

赤い実も鮮やか

 

0950時小屋に着く。小屋のテラスで少し休んでもう少し上まで上ってみる

わずかに残る雪渓は貴重な水源

 

だんだん陽が高くなって気温も上昇、陽の当たる斜面も一層鮮やかになってくる

 

もうどっちを見てもきれい

 

 

今日はやたらとヘリが飛ぶ

 

振り返れば焼岳、乗鞍岳、その左肩に御嶽

 

ジャンダルム、奥穂方面

 

今回は黄葉見物が目的なのでこれ以上は上には行かず2500M辺りで引き返す

 

あとはゆっくり小屋で昼食のカレーを食べる。陽はますます高くなり斜面は輝きを増してくる。小屋の後ろの斜面はひときわ美しい

 

奥明神沢と明神岳の稜線

 

 

 

天狗岩

 

 午後になっても空には雲一つなく青空のまま。見飽きぬ眺めだがそろそろ下るとするか

超大型台風19号が接近、明日からは天気が悪くなるので今年の秋の紅葉ショーは見納め。惜しみつつ上高地へ戻ることにする

西穂の南斜面

 

上高地まで下って川沿いを散歩。夕陽に照らされた六百山と霞沢岳

 

赤い実を頬張るサル

 

翌朝のバスで上高地をあとにする。バスセンターの建物に映る稜線

 

今回の旅は雨で予定の日が二転三転。当初の予定ではもう一山登る予定だったが台風接近でそれはかなわず。それでもなんとか1日だけは好天に恵まれ紅葉を堪能できたのだからよしとしなければ。

明日は鉄道も運休を決めたところが多く、名古屋駅まで来ると予定を前倒しにしたのか、新幹線のホームは人であふれていた。

台風は15号に続き今回の19号も関東地方を直撃するらしい。大きな被害が出なければいいのだが。

 

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アイルランドvsロシア

2019年10月03日 | その他

目下開催中のラグビーワールドカップ、残念ながら関西での日本の試合はない。それでも世界の名だたるラグビー強国の試合を見たくて御崎公園球戯場に行ってきた。

 今日は日本の入っているプールAのアイルランドとロシアの試合。時間に余裕を見て行ったつもりだったが自分の席を見つけるのに手間取りやっとたどり着いた時にはすでに選手が出てきていてものすごい歓声が響き渡っていた。

席を予約したのが遅かったのでそれほどいい席は期待していなかったのだが、思わぬ幸運でスタンドど真ん中、選手の入退場口のすぐ上の特等席だった。

選手が勢ぞろい、国家の斉唱

 

前の席のおじさんの禿頭が入ってしまう。そう、この人。ちょっとどいてほしいな

 

すでにスタジアムに来る前の三宮辺りから緑のシャツを着たアイルランド人のグループが目に付いた。やはりスタンドも圧倒的にアイルランドのグリーンのシャツを着た人が多い。後ろの席にはアイルランド人の一団がいて応援というより吠えまくっていた。

スクラム

 

ラインアウト

 

前の試合で日本に思わぬ敗北を喫したアイルランドは力が入っていて一方的な展開に。そうなるとロシアを応援したくなる

行け!ロシア

 

結局アイルランドが5トライを挙げてロシアは無得点。35対0でノーサイド

 

お互いを称えて

終了。

このスタジアムには日本のトップリーグの試合を観に何度か来ているが、広いスタンドは空席が目立つことが多かった。今日はぎっしり詰まっているのでどよめきが半端なく圧倒的な臨場感を堪能。日本戦ならさらにすごいことになりそうだが、残念ながらチケットは売り切れ。テレビで観ないとしょうがないのだ。

 

 

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10月1日

2019年10月01日 | 散歩

いつの間にか10月になってしまった。お彼岸の頃には少し涼しくなったのにまた今日は暑さが戻ってきた。

そんななか、住吉川沿いを歩いていくと彼岸花に代ってコスモスが咲いていて一応秋を感じたのだが

 

 

あまりにも暑い!急ぎ住吉駅まで戻ってコンビニでピーチ入りのソフトクリームなどを食し涼をとる

 

そしてレシートを眺めると

 

さっそくのキャッシュレス還元。結果的には昨日までより安いことになっている。クレジットだとあとから還元らしいがプリペイドだと即還元。政府肝いりの政策だがなんだかわかりにくい。コンビニの外国人の店員さんも新人らしく対応がぎこちなく先輩が後ろからアドバイスしていた。日本人でもわかりにくい今回の施策の詳細。現場に立つ人はほんとにご苦労さまだ。

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