ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

機嫌よく滑っていたのに

2015年03月20日 | 山旅

地図をみると松本郊外の野麦峠スキー場に行って一番上までリフトを利用すればそこから尾根続きの鉢盛山に行けそうだ。無雪期はヤブ山なので雪のある間だけの貴重なチャンスである。今回はその下見とスキーのためには松本からの無料の送迎バスで行ってみる。

リフトで上がって下見を終え、次回装備を整えて再訪しようと決め、あとはまたスキーを借りて滑り始める。今日はお天気がよくすっかり春の陽気。乗鞍もよく見えている

 

調子に乗って少し斜度のあるコースで滑り始めるとやはり怖さがでて転んでしまい、何回目かに転んだ時に右ひざをひねって少し違和感があった。それでもスキー靴でガッチリ固めているせいか痛みもなく続けて滑っていたのだが、滑り終えてスキー靴を脱いでバスの乗り場まで歩いていると膝が痛む。松本まで帰ってきてもやはり階段の下りが痛い。これはまずい。

予定ではこの後もまだ行きたいところがあって松本にいるつもりだったのだが、そうはいかなくなってしまった。しかしもしこれが山中での怪我なら自力での下山は難しかったかもしれないと思うとまだよかったのかもしれないと自らを慰める。

下手は下手なりにターンのコツ、山腰前、谷脚重心を会得したのだが、今回足を痛めてもうひとつ重要なポイントに気づいた。それはひとつひとつの動作を丁寧にということ。気を抜いていいかげんな動作をしていると転びそうになっても踏ん張りが効かずつい安易に転んでしまう。

来シーズンはこれを課題にしてみようと思いつつ、しばらくは自宅謹慎しないとしょうがないかな

 

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黒斑山

2015年03月18日 | 山旅

最近初歩の雪山歩きのルートのひとつとしてよく雑誌などに紹介されている黒斑山。松本からだと篠ノ井経由、しなの鉄道小諸からのバスで日帰りが可能だ。

バスを高峰高原ホテルで下車、歩き始める。標高差でいえば500Mもないので森の中をんびり歩いていく。

 

トーミの頭まで出ると浅間山が目前に見える。活火山なので登山規制がかかっているが今は静かに鎮座している。北アルプスの峩々たる山容ではないがこれもなかなかの絶景だ

 

ここから少しだけ右側が切れているので、先日の小遠見山で懲りて持参したピッケルを取り出すがちょっとオーバースペックでなんとなく羹に懲りて膾を吹いているようだ

 

トーミの頭からの黒斑山

 

しばらく上っていくと少し離れたところカモシカがいるのを発見

 

アップしてみると

 

じっとこちらを見て動かない。カモシカだからいいけれどこれがもしクマだったらのんびり写真など撮っていられない

2時間ほどで黒斑山(2404M)到着

 

ここから30分ほど歩いて隣の蛇骨岳に

蛇骨岳から湯の丸方面

 

浅間をバックに。自撮り棒がないのでタイマーセットして走る

 

地図を見るとここからスタート地点へぐるりと周遊するルートがあるが誰も歩いていないようだ。雪はけっこう深く、今回はスノーシューを持って来なかったのでもと来た道を引き返す。

下りは雪が緩んだところがあって、ズボズボにもぐり太腿まで入ってしまい抜くのに難渋したりするが何とか出発点に下りてくる。帰りのバスまで2時間ほどあるのでバス停近くの高峰温泉ホテルでお風呂の入り、お茶を飲んで時間を潰す。雪山初心者にはなかなか楽しく、眺望もすばらしいので雑誌に紹介されているのも納得のルートだった。

 

 

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安曇野散歩

2015年03月17日 | 山旅

春の陽気に誘われて安曇野、穂高町を散歩する。

マンホールは常念岳とシャクナゲ。大糸線沿線のマンホールは地域ごとに皆趣向が凝らされていて美しい。踏むのがもったいない

 

街頭もおしゃれ

 

ワサビの産地だけあってやたらワサビ屋さんが多い

 

 

見上げれば街灯にもワサビの葉が

 

川沿いを歩いていたら橋の袂にスープカレーの店があって何人かが待っている。スープカレーは好物なのでこれは試してみないと。なかなか美味だった

 

食べ終わって穂高神社に行くと何やら神事の真っ最中

 

 

 

 

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白馬五竜スキー場

2015年03月16日 | 山旅

去年の秋、遠見尾根から五竜岳に登った。紅葉をバックの五竜岳はすばらしかった。今回は雪化粧した五竜を見たくて出かける。

前回と同じく大糸線神城駅からスキー場のシャトルバスを利用し、ゴンドラとリフトを乗り継いで一気に地蔵の頭まで上がる。小遠見山までは往復3時間もあれば帰って来れるので午後からはスキーをする計画である。

始めはツボ足で登っていくが途中からはスノーシューを履く。今回小遠見までの往復ならストックで事足りると思ってピッケルを持って来なかったのだが、これがとんだ誤算となる。小遠見の手前でちょっと嫌なトラバースがあり、落ちればかなり下まで行ってしまい、一人では誰にも気づいてもらえそうにない。無理は禁物、撤退を決める。ここにピッケルを持って来なければでどこへ持っていくのという話で、自分の判断力の甘さに腹が立ってくる。

それでもここまで上ってくれば五竜岳も間近

 

武田菱をアップで

 

唐松から白馬三山方面

 

白馬三山アップ

 

上れなかった小遠見山方面 ぐやじい

 

風もなく暖かく素晴らしい眺めを堪能してゲレンデを下まで下りてスキーを借りて午後からはまたスキー。

すっかり春の陽気で短パンで滑っている外国人の一団もいる。寒い時はリフトに乗っているのが苦痛で文句たらたらだが、今日は陽気に誘われて思わずウトウトしてしまうほどだった。スキー場としては規模も大きく変化があって、あまり上達はしないがそれでもやはり雪と戯れるのは楽しいものだ。

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雲取山

2015年03月14日 | 山旅

東京都の最高峰雲取山に登る。さすがに松本から日帰りは無理なので立川で前泊、翌朝JR奥多摩駅から登山口の鴨沢に向かうことにする。

これまで立川には来たことがなかったがけっこう大きな街で駅周辺は人が多く、しばらく松本のペースに慣れていたのでせかせか歩く人に戸惑う。

立川のマンホール healthful cityって何か変な気がするのだが・・・

 

翌朝奥多摩駅0700発のバスに乗る。他に5、6名の登山者

 

0740時登り始める。登山口の鴨沢は標高550M、雲取山頂は2017Mなので標高差1500M弱をピストンして16時台のバスで帰る予定。1500M差の日帰りは久しぶりなので少々心配だが歩き始めると登山道は歩きやすく順調に高度を上げて行く。

それにしても雪がない。気温も高くすっかり春の雰囲気だが、1600M位まで上ると融けた雪が凍ってツルツルのところが出てきて、上りでも滑りまくる。

1005時七ツ石小屋到着。ここから上でやっと雪道になり傾斜も出てくる。1230時頂上避難小屋が見えてくるがこのころから雪が降り出す。

 

頂上からの展望なし。即下山

 

天気予報では天気の崩れは太平洋岸だということだったが、少しずれたようだ。高度を下げれば雪は止むと思っていたがまったくその気配なし。凍った道の上に雪が積もり隠れているところで見事に転ぶ。慌ててアイゼンを出すが付けた途端必要がなくなる。まあそんなものだ。

往路ではまったく雪などなく春の雰囲気だったのが一転して冬の雪道に変わっている。

 

結局登山口の少し手前まで雪は降り続け、着いた頃にはけっこう体も冷えていた。バス停でパンをかじっているとものほしそうな顔が間近に迫ってくる

 

1603時発のバスで奥多摩駅から立川駅に戻りさらに特急スーパーあずさで松本へ戻る。夕食は牛めし。関東風なのか少し甘いが空腹なら文句はなし。デザートにシュークリームも食べやっと腹の虫をなだめる。

いつも慎重に天気予報を見て、終日晴天の日を選んで登って下りてくることを目指していたが、今日のような天気の急変もあるのだと貴重な経験ができた山行だった。

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鹿島槍スキー場

2015年03月12日 | 山旅

大糸線信濃大町駅からの送迎バスを利用して鹿島槍スキー場に行く。立山アルペンルートの玄関口である信濃大町は冬以外は観光客で賑わうが今の季節はひっそりしている。

昨日降雪があってゲレンデには新雪があってスキーがもぐってバランスを崩し午前中はこけまくる。季節、温度など様々な要素で雪の状態は変化しているのでどんな雪でも対応できるようになるのは至難の技だなぁ。午後になって雪が安定してくると少し楽しくなるが道は遠い。

ターンのコツは山腰前、重心谷足、これがポイントだとやっと昔を思い出して本日は終了。

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野麦峠に上る

2015年03月09日 | 山旅

しばらく自宅に帰っていたがまた松本へ出かける。今日はスノーシューで野麦峠に上る。飛騨と信濃の間の峠で「ああ野麦峠」で有名。無雪期なら車で上がれるが今は下の牧場付近までしか除雪されておらずそこから登ることになるがバスの便はないのでツアーに入れてもらう。

昔は峠越えも大変だったことだろう

 

ガシガシ上って峠に出ると乗鞍岳が目の前に見える

 

峠には資料館などもあるが今は深い雪に埋まっている

 

飛騨から信州の生糸工場に出稼ぎに行き病を得て兄に背負われて帰る途中「ああ飛騨が見える」といって息絶えたという政井みねと兄の像

 

昔を忍びつつも、スノーシューで雪の下りを豪快に走り下りのは楽しい。木の周りの雪が融け始め春の訪れが近いことを告げている

 

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リトル・フォレスト 冬/春

2015年03月05日 | 映画

前回の夏/秋編の続き。都会から田舎に帰ったいち子が自分の育った家に一人で住み、作物を作り、山菜を採り、薪を割り、ほとんど自給自足の生活を送る。そのなかでさまざまな丁寧に作られた料理が紹介される。彼女と母の関係、周囲の人との関わりも語られるが、そんなことより、自給自足の素朴な材料ではあるけれどおいしそうに作られる料理の方が主役の映画。やっぱり質素でも丁寧に作られた料理はいいなぁ

と思いつつ、見終わってからデパートの地下の食品売り場の華やかなメニューにも誘惑されるのだった。

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「滝を見に行く」を観に行く

2015年03月04日 | 映画

おばちゃん7人が山で遭難するお話。出演者はオーディションで選ばれたほとんど素人ばかりだが皆見事に「こんなおばちゃん、いるいる」という人ばかり。

行く道のバスの中からすでに頼りなさそうなガイドの男性。山へ入って目当ての滝を目指すが道がわからず結局おばちゃんたちと離れてしまう。そのガイドを探しに行っておばちゃんたちも道に迷い7人で一晩ビバークする羽目になる。

大変な事態のなか、意外にも結束力を発揮しそれぞれの能力を活かして食料になるものを集めたり、身の上話をしたりしてなんとか一晩を明かして翌朝にはもと来た道へ戻ることができて、さらには前日行き着かなかった滝も見、ガイドにも再会して下山を果たしめでたしめでたし。

7人全員のバックグラウンドが語られなかったのが少々消化不良だったが、あとで映画のホームページを見ると全員のドラマ上とプライベートでのプロフィールが細かく設定されていておもしろかった。

映画だから笑っていられるが、あの軽装備で秋の山で雨にでも遭ったら笑い事ではすまなかっただろうと山婆としては心配するのだった。

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霧訪山

2015年03月02日 | 山旅

土曜日にスキーから帰って松本に戻る。日曜日は天気が良くなくて街でも夕方から雪になる。翌朝は快晴。こういう日に雪を踏まない手はない。ちょっと疲れ気味なので遠出はせずに近場の霧訪山に登る。

昨夜の雪で里山も真っ白

 

JRの小野駅から登山口までは20分ほど。登山口からは1時間半もあれば登れる標高1300M程度の山だが急登が多く雪があると滑りやすい。お天気はいいが雲が多い。バックには白馬方面が見えるはずなのだが

 

雪が綿のよう

 

下りはアイゼンを付けたので滑りはしないが、雪の下に木の根が潜んでいるところがあってこれに引っかかってドタっと前に転んでしまったりするので油断できない。

帰りはお年寄りに交じって塩尻市の地域運行バスに乗って塩尻駅まで行く。塩尻駅は駅のホームにぶどう棚があるくらいワインが主要産物。駅のカウンターもワイン樽!

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