地図をみると松本郊外の野麦峠スキー場に行って一番上までリフトを利用すればそこから尾根続きの鉢盛山に行けそうだ。無雪期はヤブ山なので雪のある間だけの貴重なチャンスである。今回はその下見とスキーのためには松本からの無料の送迎バスで行ってみる。
リフトで上がって下見を終え、次回装備を整えて再訪しようと決め、あとはまたスキーを借りて滑り始める。今日はお天気がよくすっかり春の陽気。乗鞍もよく見えている
調子に乗って少し斜度のあるコースで滑り始めるとやはり怖さがでて転んでしまい、何回目かに転んだ時に右ひざをひねって少し違和感があった。それでもスキー靴でガッチリ固めているせいか痛みもなく続けて滑っていたのだが、滑り終えてスキー靴を脱いでバスの乗り場まで歩いていると膝が痛む。松本まで帰ってきてもやはり階段の下りが痛い。これはまずい。
予定ではこの後もまだ行きたいところがあって松本にいるつもりだったのだが、そうはいかなくなってしまった。しかしもしこれが山中での怪我なら自力での下山は難しかったかもしれないと思うとまだよかったのかもしれないと自らを慰める。
下手は下手なりにターンのコツ、山腰前、谷脚重心を会得したのだが、今回足を痛めてもうひとつ重要なポイントに気づいた。それはひとつひとつの動作を丁寧にということ。気を抜いていいかげんな動作をしていると転びそうになっても踏ん張りが効かずつい安易に転んでしまう。
来シーズンはこれを課題にしてみようと思いつつ、しばらくは自宅謹慎しないとしょうがないかな