うかうかしていたらいつの間にか12月になってしまった。なんだか気ぜわしいが今日も大掃除など面倒なことは後回しにして山歩きに出かける。
六甲山の地図といえば昭文社のものが一般的だが、最近「六甲山系登山詳細図」(以下詳細図)なるものが出た。東編と西編の2つに分かれていて昭文社の地図には載っていないルートなども描かれている労作でてなかなか興味深い。そこで前から気になっていた裏六甲の鬼ヶ島に行ってみることにする。鬼ヶ島の近くには六甲山のマザーツリーの樫の大木があるのでこれが見たい。
このルート、2016年の昭文社版では有馬口からのルートが点線で記載されているた途中で消えている。これが詳細図の方には載っているのだ。
有馬口の駅から歩き始めるが、どうも分岐を間違えたようで西側の深戸谷ルートに入り込んでしまったようだ。(何のための地図やねん)。谷底を歩いたり堰堤を高巻きしたりして上っていく。
なかなかのねじねじ
ところどころに目印のテープがあるが、道は表六甲の登山道のように明確ではなく途中テープを見失ってあらぬ方向に進んでしまったりするが、なんとか仏谷峠の手前で道が合流しているところに着く。明確な道をただブラブラ歩くよりは注意力、判断力もいるので頭の活性化にはいいかもしれない。
ここからは東西南北どちらへもルートがあるが当初の目的を達するために鬼ヶ島ルートを反対側から目指すことにする。
急傾斜のやせ尾根をたどっていく
途中の水無山を過ぎたところで見晴らしのいいところに出た
アップで。平地が紅葉の海
後で調べてみると阪神高速を挟んで左がキスラシ山(この名前、気になる)、右が高丸山のようだ。
急傾斜の道を上り下りして鬼ヶ島到着。特に展望なし
山の中で何故鬼が島なのかよくわからないが、あとで地図をよく観てみると小さなピークがポコリと盛り上がっているところは島のように見えるといえば見える。
樫の巨木はこのすぐ下にあった
根元から何本にも分かれているがこれがもし分かれてなかったら相当な胴回りだ
反対側から見てもなかなか立派なものだ。せっかくなので一番太いところに抱き着いてエネルギーをもらった。
無事目的を達して下りて行くが途中こんな変な場所が何か所かあった。狭い範囲を白いテープで囲ってその中の木にピンクと白のテープが巻いてある。これって何?
炭焼き窯跡もあったりして
下りてきてみると有馬口から鬼が島ルートへの分岐はずいぶん手前にあったことが判明。地図があってもしっかり読図できなくてはだめだと反省したのだった。