名古屋に行く用があったので、ついでに恵那山に登る。中央線の中津川駅付近からどっしりとした山容が望めるが、どの登山口から登るにしてもバスの便がなく不便なのでこれまで登っていなかった。今回はやむなくツアー参加である。
当初は神坂峠から入って黒井沢口に抜ける予定だったが、午後カミナリの予報もあったのでいざというとき撤退しやすいということで黒井沢口からのピストンに当日急遽変更になった。これが波乱の幕開けか・・・。
沢沿いの道は緩やかで涼やか
熊は泳いでいないけど野熊の池
参加者は中高年者ばかり15名。この辺りまでは快調に登っていたが、この後トラブル続出である。まず1人、男性の靴底が剥がれる。何とかテープでぐるぐる巻きにしてとりあえず進む。そのあと女性が足が攣りそうで止めたいといいだす。やむなくツェルトを張って収容し下山時まで休んでもらうことに。その後も極端に歩みが遅くなる人が出て山頂には大幅に遅れて到着
山頂は祠があるのみ、眺望なし
それでもコイワカガミが咲いていた
頂上避難小屋の後の岩にガイドの女性が上ってポーズ!
予定が遅れているので早々に下山にかかる。靴底剥がれの修理をしつつ、ツェルトを回収しつつ、最後は疲労困憊して転倒を繰り返す男性をガイドさんが後からロープで確保しつつ、普通だったら7時間ほどの行程を10時間以上かけて何とか出発点に戻る。結果的に事故もなく、下りられてめでたしめでたし。ガイドさん大忙しのツアー登山だった。
さらに今回、ついでのついでに翌日名古屋であったイベントで長野県警山岳救助隊長のお話も聴いてきた。立ち見もでる盛況で、具体例など交え話された内容は他人事ではなく皆真剣に聞き入っていた。
おまけは名古屋のマンホール。名古屋といえばやっぱりシャチホコだがね。