ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

アルゴ

2012年10月29日 | 映画

県立美術館に行ったが月曜だったのを忘れていて休館日だった。せっかく出てきたので近くの109シネマコンプレックスであまり期待もせず観たのだが、なかなかおもしろかった。

1979年のイラン革命のとき、アメリカがパーレビ国王を病気治療を名目に受け入れたことに怒ったイラン民衆がアメリカ大使館を占拠したときの話。占拠される直前に大使館員のうち6名が逃げ出しカナダ大使公邸にかくまわれたがそこへイラン側の探索が入り、見つかれば公開処刑されてしまうという緊迫した状況の中、救出のシナリオが考えられる。これが全く文字通りのシナリオだったというところがおもしろい。

考えられたのはカナダの映画製作のためのロケハンを装ってそのスタッフとして入国し、ロケハンを終えて出国するという案で、「アルゴ」というのがそのSF映画の題名である。ハリウッドの映画関係者を巻き込んでそれらしい台本やら宣伝ポスターまで作られ、脱出を手引きするのは作戦の発案者でもあるCIAの職員。彼を演じるベン・アフレックという俳優が監督も兼ねているがなかなか男前でいい面構えをしている。

6人を何とか空港まで連れ出すことには成功したが、ここでの出国手続きでイラン側に怪しまれ無事脱出なるか・・・。

その後残りの大使館員も解放され一件落着しているが、この6人の脱出劇はウソのような話だが実話だそうだ。アメリカ側の視点で描かれているがイラン側してみれば完全にコケにされたわけである。大使館占拠についてはそんなことがあったなぁという程度の認識しかなかった。こうして見るとアメリカというのは世界中のいろいろな国へ手を出して揉め事を収めているのだか、作っているのだか。

それでもこの事件の詳細は十数年後、クリントン大統領が機密を解き、公にしたことで知られるようになったとのこと。外交機密でも一定の期間を経れば公開するという原則が守られる国に比べて日本は・・・。

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当たった!

2012年10月28日 | その他

以前東北の観光をPRする催しでアンケートに応えたことがあった。すっかり忘れていたら抽選に当たったということで送られてきた。ほとんど何かに当たるということがないのでけっこううれしい。

ラーメンは喜んでいただくことに。できれば牛も食べられたらいいのだが。

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行者尾根

2012年10月27日 | ちょっと裏山

今日も気持ちのいいお天気。日曜には雨が降るとの予報なので、今日のうちにと出かける。以前一度登った行者尾根の入り口を忘れないうちに再度登っておこうと灘駅から歩き出す。

青谷道に入り、行者堂を目指す。行者堂の左へ回ると裏に道がある

 

谷に下りる手前で尾根に取り付く。このポイントがわかりにくかったが確認できた

 

六甲山系には「尾根」とつく登山道がいくつかあるが、この行者尾根はやせていて、いかにも山の背骨を登っていると実感させてくれる尾根だと思う。昭文社の登山地図には登山道として出ていないのであまり一般的ではないようだが、けっこう登る人は多いようでヤマレコのサイトでも何度か紹介されている。芦屋のロックガーデンではもの足りなくなったらちょうどいいコースではないだろうか。

右側が落ちているので要注意

 

けっこうごつごつしている

 

道幅がせまくて切れ落ちているところは慎重に

 

行者堂からの標高差250Mくらいだろうか、眺めもよく適度な緊張感を楽しんでいると天狗道に合流する。右にとれば摩耶山掬星台へ。摩耶山からどの道を下ろうかと迷うところだが、今回は尾根ついでに久しぶりに黒岩尾根を下ることにする。

摩耶自然観察園に日時計があったとは気がつかなかった。けっこう正確な時間を指しているものだ

 

黒岩尾根(悪路)とあるが、そんなことはなく静かでいい道である

 

この辺りにも木の根を掘った跡があるのでイノシシが生息しているようだが、出会ったことはない。岡本のゴロブライノシシのように堕落せず本分、節度を守っているようだ。そんなことをいったら岡本のイノ君たちに「好きでゴロゴロ、ブラブラしてるわけじゃない。こんな私に誰がした」と反論されるかもしれないが。

森の一画だけがきれいに紅葉しているのが見える。後の団地はどこになるのだろう

 

地蔵谷出合いまで下りてあとは市が原から布引に下りる。南向きの表六甲の紅葉はまだまだだが、布引の水源地の辺りに秋の気配あり

 

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今日も寝てます

2012年10月25日 | 散歩

いつものところでゴロゴロしている、こちらいつもの仲良しカップル

 

こちら単なる「お尻あい」か

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大台ケ原

2012年10月20日 | ちょっと遠出の山

紅葉もだんだん高度が下りてきて、近畿では1500Mくらいのところでもピークを迎えてきている。そんななかどこへ行こうかと迷うところだが、今年は大台ケ原へ足を伸ばすことにした。

大台ケ原付近はけっこう等高線が詰っていて険しい山容だが、西大台、東大台の辺りは等高線が緩み典型的な台地の地形を見せている。車で行けば1500Mくらいまで登ってしまうのであとは高低差200Mくらいを歩けばよく、ハイキング気分で行けるところである。しかし神戸から行くとなると電車とバスで片道5時間ほどみておかないといけない。5時間かけて行って、4時間現地滞在、また5時間かけて帰るという突貫日帰りツアーである。

日出ヶ岳、正木ヶ原、大蛇(だいじゃぐら)、シオカラ谷吊橋と見所満載。おまけに紅葉とくればこれは行かねばならない。

朝7時、環状線のホームで待っていると、ユニバーサルスタジオ行きの賑やかな電車が入ってきた。

 

天王寺で下りて阿部野橋駅から0740時発の吉野行きの特急に乗って0850時大和上市着。駅前のマンホール。泳いでいる魚は何かな

 

0900時発のバスに乗ることになるが、さすがにこの時期乗客が多く、増発も入れて全部で4台で出発。終点の大台ケ原のバスセンターが近づくにつれ、上の駐車場に入れなかった車の路上駐車でバスも立ち往生。なんとか切り抜けて2時間ほどで到着。

まずは日出ヶ岳(1694M)へ向かう。笹の下生えのなかの色づき

 

列を成して登っていく

 

30分ほどで日出ヶ岳到着。展望台からは360度の眺めあり

 

展望台が2つあって、上の展望台に上っていく途中振り返ると対面の紅葉が美しい

  

 

ひっくり返った木の根っこもなんだかさまになっている

 

昼食後正木ヶ原方面へ。木道を歩いて振り返るとこんな具合

 

正木ヶ原は伊勢湾台風のときに倒れた木々で独特の景観を作っている

 

 

大蛇(だいじゃぐら)は突き出た細い岩の突端への道だが、突端の直前は下りになっていておまけに大勢の人の足跡で磨かれ岩が磨耗しているので足の踏ん張りに自信がないとちょっと怖いかも

 

先端の先には色づいた岩がきれいに見える

 

見えるのは東ノ川か

 

台地の端は切り立った崖

 

青空に映える木々のなか、次のハイライト、シオカラ谷の吊橋へ

 

 この辺りの紅葉も見事

 

静かな森の中を歩いてスタート地点まで戻る

 ドライブウェイを行く帰りのバスの中からも通り過ぎる山肌の紅葉ショーを堪能したのだった。

 

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錦秋の東北山旅 磐梯吾妻スカイライン

2012年10月14日 | 山旅

今日は帰るだけだが、まっすぐ帰るのももったいので福島駅から出ている磐梯吾妻スカイラインを通って浄土平に行くバスに乗ることにする。

山を歩いていても紅葉の美しさは部分的にしかわからないので、たまには車から見る山肌の色の移り変わりを見るのも悪くない。

休暇村の玄関にあるツタウルシが青空に映えている。天気は上々

 

宿から磐梯山もくっきり

 

バスの待ち時間に福島のマンホールを鑑賞。これは何の紋様かいくら見てもよくわからない

 

まるで日本画みたいなきれいな図柄

 

市の花もいっぱいあるんだ

 

浄土平はこの時期さすがに車でいっぱい。帰りのバスの時間まで1時間ほど近くを散策する

 

車道から少し入ったところにあるだけで吾妻小舎は静かで、木造のいい雰囲気のたたずまい

 

近くの桶沼もきれいに色づいている

 

東吾妻山(1975M)

 

 吾妻小富士の大きな噴火口。稜線上の小さな点はお鉢めぐりの人々

バスで1700時ごろ福島駅まで戻る。それから新幹線に乗っても余裕を持ってその日のうちに帰宅できるのだから、東北も近くなったものだ。

今回はいろいろ予定外のこともあったが、クマにかじられることもなく無事に帰れたのだから、感謝、感謝。

 

 

 

 

 

 

 

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錦秋の東北山旅 西吾妻山

2012年10月13日 | 山旅

昨日磐梯山から帰ってから今日の予定を考えた。地図を見ると山形県との県境の西吾妻山なら泊まっている休暇村から小野川湖畔探勝路を辿っていけば麓のグラン・デコスキー場に出られそうだ。インフォメーションセンターや宿の人に訊いてみると、確かに道はあるがあまり人が行かないルートなのでクマに気をつけてといわれてしまう。

最近は休暇村の敷地でもクマが目撃されているとのことなので、いるといえばどこでもいるわけで、心配しだしたら山登りなどできない。気休めの鈴を鳴らしていくことにする。

 小野川湖畔探勝路は昔の木材運搬用のトロッコ道で小野川湖の少し上を通っている。クマのことを気にしなけれは、高低差もなく、道幅も広くて歩きやすくていい道だが、カーブでの鉢合わせは勘弁してほしいのでスピードを緩めてそっと覗き込んでしまう。

 

転がっている木の幹が、思わずクマに見えて、ドッキリ

 

こういうときは歌でも歌うかと思うが出てくるのはなぜか ♪ある日、森の中、クマさんに出会っ♪ ちゃいけないんだ。

探勝路は6キロくらいで終わり、いったん林道に出る。林道の脇できのこ採りをしている人がいたのでかごの中をみせてもらう。「オリミキ」というきのこだそうだ。ふと放射性物質の値は大丈夫だろうかと思うが、ここにはここの生活がある

 

林道からは不動滝への遊歩道に入ればグラン・デコのスキー場はすぐそこのはずなのだが・・・。

 

滝の下の小さな橋で架け替えの工事をしている。ほぼ形はできているのでなんとか通してくれないかと頼んでみるが、断固拒否されてしまった。他に道はないかと地図を見るが、さっきの林道から車道に出るしかないようだ。かなりの遠回りになりそうでうんざりである。

ダラダラ上りの車道を歩いて11時ごろやっとグラン・デコスキー場に着く。1時間以上ロスである。スキー場のゴンドラで1400Mくらいまで上ってゲレンデの中を歩き始めるが、西吾妻山は標高2035Mなので下山の時間を考えると行けるか微妙なところだ。

振り返れば昨日登った磐梯山が見える

 

13時過ぎやっと西大巓(にしだいてん)に着く。ここから西吾妻山への往復は1時間ほどかかりそうだ。帰りは西大巓から早稲沢を下り、バスに乗る予定だがバスの時刻もあるので西吾妻山は写真だけ撮って断念する。たおやかな丘のように見えるのが西吾妻山

 

早稲沢を下り始めるが、出だしから笹が道の両側から茂り足元が見えず危ない。歩く人は少ないようだ。しかし下りだしたら戻るのも癪なのでそのまま進む。

キノコがいっぱい

 

 

 

これはクマの冬眠用の穴かな

 

途中2度ほど道がわからなくなって少々うろうろするがなんとか2時間ほどで布滝まで下りてきた

 

ここから下は道が広くなってやっと歩きやすくなって、しばらくすると早稲沢の集落に出る

クマさん、出ないでくれてありがとう

 

農作業中の人が「道は荒れてるはずだがよく下りてきたね」と褒めてくれた。農産物の直売所で焼きとうもろこしのいいにおいがしているので1本かじって一息つく

早稲沢には温泉があって何軒か民宿もあるが、あまり盛況とはいえないようだ。なんとか最終のバスに乗って休暇村にたどりつく。初めて歩く道はいろいろ問題があるものだ。

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錦秋の東北山旅 磐梯山

2012年10月12日 | 山旅

磐梯山は登山口がたくさんあって、どこから登るか迷うところである。距離的にも高度差でも八方台から登るのが一番楽そうだがバスの便がない。結局バスで行ける裏磐梯登山口から登ることにする。

バスを降りて林道を歩き、裏磐梯スキー場のゲレンデを上っていくと1時間ほどで銅沼(あかぬま)に到着。白い煙が上っているところから蒸気が噴出している。磐梯山は現在も活動中の活火山である。

 

少し上ったところから木の間越の磐梯山

 

八方台からの道と合流するまでは誰とも会わなかったが、合流後は登る人、下りる人がさすがに増えてきた。道もいい具合の色づき

 

登山口から3時間ほどで磐梯山(1816M)着。またしても頂上は強風とガスで寒い

 

しばらくガスが切れないかと少し下がったところで風をよけて待っていたが好転しないので下りることに。下りているうちに少しガスが切れ、きれいな斜面が見えてきた

 

見えているのは檜原湖か

 

来た道を引き返して2時間ほどで登山口へ戻る。この辺りのマンホール。小鳥がかわいい

 

バスを待っていたらごつい面構えのバスがやってきた。懐かしいなぁ、ボンネット型。無骨だけどちょっとかわいい

眺望はいまひとつだったが、気持ちのいい山歩きができた。さて、明日はどこへ行こうか。

 

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錦秋の東北山旅 裏磐梯へ

2012年10月11日 | 山旅

八甲田の次は秋田駒ヶ岳に行くつもりだったが、日本海側の秋田はお天気があまりよくないようなので南下して裏磐梯に行くことにする。裏磐梯は今年の2月に行ってスノーシューやクロスカントリースキーを楽しんだが、磐梯山には登っていないのでぜひ登りたい。

ということで今日は移動日。青森駅から新青森に出て、新幹線で郡山へ向かう。郡山からは磐越西線で猪苗代、さらにそこから裏磐梯の宿まで行く。

青森駅のホームに大きなりんごがあった。これはいったいなんだろう

 

近くにいた駅員さんに訊いたところ、パカッと開けて中を見せてくれた

業務用の電話だった。香川といえばうどん県だが、青森といえばやはりりんご県になるのかな

 

 

 

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錦秋の東北山旅 八甲田山

2012年10月10日 | 山旅

お天気はまずまず。家を出て3日目にしてやっと八甲田へ。0750時の始発のバスに乗る。紅葉の時期なのでもっと混むかと思ったがそうでもなかった。

眼下の眺めを期待してロープウェイに乗ったが、やはり紅葉には少し早くて全体が黄緑色という印象。それでも上に行くに連れて彩りも増えてくる。

 

ロープウェイの終点から田茂萢(たもやち)、赤倉、井戸岳を経て大岳へ向かうが、稜線は風が強い。大岳の頂上では飛ばされそうになり、ガスって眺望もないので早々に下山する

 

大岳から少し下りてくるとガスもなく避難小屋方面の火口がよく見える

 

毛無岱(けなしたい)へ下りていくが、幸いこちらはガスもなく、最高の眺めである。新緑の頃も素晴らしかったが彩が賑やかになった今の季節はさらに美しい。日本の絶景のひとつだと思う

 

 

 

 

 

 

下りてしまうのが惜しくて何度も振り返りながら酸ヶ湯温泉へ下りていく

 

 

帰りのバスまで時間があったので温泉に入り、ついでに名物のしょうがみそのおでんをいただく。

素晴らしい景色、おまけに温泉にも入ったし文句のつけようがない1日だった

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