松本から行くとなると山ばかりだが、たまには観光もしてみるかと奈良井の宿を見に行く。
こちらも秋が燃えている
昔の森林鉄道の電車が置いてあるが相当傷んでいて惜しい
街並みと看板いろいろ
やはり平地を歩くだけでは物足りないので小説「恩讐の彼方」の舞台になった鳥居峠まで上ってみるが特に見るものもなし、期待外れだった。
松本から行くとなると山ばかりだが、たまには観光もしてみるかと奈良井の宿を見に行く。
こちらも秋が燃えている
昔の森林鉄道の電車が置いてあるが相当傷んでいて惜しい
街並みと看板いろいろ
やはり平地を歩くだけでは物足りないので小説「恩讐の彼方」の舞台になった鳥居峠まで上ってみるが特に見るものもなし、期待外れだった。
今日もお天気がいい。せっかくなので松本の隣の塩尻にある霧訪山に登っておく。中央東線の小野駅から歩いて登れるのでこれまでも何回か登っているが、その名のとおり霧が訪れ眺望を得ることができていなかった。今日は天気に問題がなさそうなので期待して登る
マンホールには蛍が光っている
駅から20分ほど歩いて登山口を目指す。里山にも秋のにぎわい。高い山はもちろんいいが、気軽に登れる里山も捨てがたい
ドウダンツツジも真っ赤
登山口の案内板。前来た時はなかったので最近の労作らしい
登山口から約1時間で頂上到着。今日は視界良好
穂高から槍方面。よく観ると槍の穂先も見える
白馬方面はすでに雪化粧
八が岳方面
今日は上高地に下るだけなので朝もゆったりした気分
穂高岳連峰にも朝日が当たり始める
前穂の凛々しいお姿
今の季節、雪が降ってもなかなか残らない。願わくば冠雪した穂高連峰も見てみたかった。
上高地に下る前に霞沢岳方面のジャンクションピークまで登ってみたが一瞬にしてガスがかかりさらなる眺望は諦めて下山する。来年は霞沢岳、大滝山など梓川左岸の山に登ってみるのも悪くないと思いつつ
明神岳は今紅葉の真っ盛り
河童橋から焼岳方面
秋の山旅は終了したはずだったのだが、以前から行きたかった徳本(とくごう)峠越えを残してしまったのが気になって、また松本に舞い戻ってしまった
今は上高地に入るには松本から松本電鉄で新島々へ行きそこからバスを乗り継いで行くのが普通だが、この道ができる前は島々から標高差約1400Mの徳本(とくごう)峠を歩いて越える行く道しかなかった。文明の利器で行けるところをわざわざ歩くのだから今は訪れる人は少ないのだが、先人たちが歩いたそんな道を歩いてみたい。
新島々から上高地へ向かうバスはほぼ満員。そんななか、途中の島々で降りたのは私一人。ここが徳本峠の入り口となる。ここで標高724M、峠は2162M。登りがいのある道だ
0730時出発。このルートは傾斜の緩いダラダラ歩きが大半。特に二俣までは林道をひたすら歩くことになる。1時間半ほどで二俣到着。ここからやっと山道になるのだが、沢沿いの道の傾斜は相変わらず緩い。
途中炭焼き窯があったり
滝があったり
橋を何度も渡り
1040時岩魚留小屋到着。以前は営業していたが最近はほとんど開けてないようだ。小屋の脇には大きなカヤの木(多分)があってなかなかいい雰囲気のところである。ここまではほとんど陽が射さない沢筋の道だったので日当たりのいい小屋の縁側を借りて一休み
二俣からここまでのコースタイムは3時間とあるが実際は1時間40分ほどだった。コースタイムがずいぶん甘めのような気がする。ただ島々から登った高度は600Mほどにしかならない。傾斜が緩い分、山登りとしては効率が悪いが、峠越えの道としてはこの方が歩きやすいのかもしれない。ただ、沢沿いの道は部分的に狭いところもあって沢に落ちないよう要注意だ。ルートのわかりにくいところにはテープが付けられているが、途中一度だけ沢に入りこんで道を見失った。少し戻るとテープがあったが、結ばれていた木が倒れていて見逃していた。
緩かった道も少しずつ傾斜が出てきてまもなく「ちから水」到着。ちから水というわりには水の出は細く、ほんとうに力がわくのかなと半信半疑だったが、飲んでみると冷たくてうまい!ここからが胸突き八丁なので絶妙なところに出ている。
ここからやっと登りがいのあるジグザグの急坂となり、1340時徳本峠小屋到着。いきなり穂高岳の全貌が目に飛び込んでくる。峠としてこのロケーションはたまらない。
拡大すると
右のトンガリが前穂、その左に明神の1,2峰、さらに左のなだらかなところが奥穂、その左にはジャンダルムも見える。高さでは奥穂の方が高いのだが形としては前穂がかっこいい
コースタイムよりかなり早く着いてしまったのでこのまま明神まで下り、上高地のバスセンターまで行ってもバスの時間に余裕で間に合い、松本までなら日帰りも可能だが、小屋を予約していたのでここで泊まって明日下りることにしてゆっくり眺めを楽しむ
今日このルートで出会った登山者は紅葉シーズンの土曜日だというのに上りも下りも3名ずつだった。それでも小屋はほぼ満員。上高地側から登ってくる人が多いが全ルートを歩く人はやはり少ないようだ
夕飯はハンバーグ
今年の8月は天候不順で安定した天気が得られず、山へ行きそびれてしまった。そんな悔しさを挽回するために今回まとめて秋の山に登ってみた。
9月の23日に三ノ沢岳に行ったときは夏から秋に変化するところだったが、10月の11日に雨飾山に出かけたとき大糸線沿線の白馬三山はすでに冠雪しており、秋から冬に模様替えしていた。そんな山の急速な季節の変化を肌で感じることができるのが山登りの楽しみでもある。
しかし今回の遠征中、9月27日に御嶽の噴火があり50名を超す登山者が犠牲になったと知ったときは言葉がなかった。懸命の捜索は続いたが残る行方不明者7名を残して山は冬に入り雪解けまで中断されることになった。
日本には高さ3000Mを超す山が全部で21あるがそのなかでも御嶽は初心者でも登りやすい山の筆頭だと思う。無雪期でお天気がよければ快適に楽しく登れる山である。特に田の原から登れば特に厳しい岩場もなく、王滝頂上、剣ヶ峰の2つに登れるし、王滝頂上からは山の腹から水蒸気が出ているのも見られ、生きた火山の息吹を感じることができる。しかし今回はこれが裏目に出てしまった。あとから考えると確かに予兆はあったのかもしれないがそれが規制につながるところまではいっていなかった。
私自身も3年前の秋にはじめて登り、その後も初冠雪、残雪期などにも行って季節ごとの変化を楽しみながら登らせてもらっただけに残念だし、自分が遭難する立場にあってもおかしくないので他人事ではなく複雑な思いである。
しかしだからといってもう山に登るのは止めようとは思わない。山に危険はつきものだが、それ以上の魅力もあるのだから。
今回、私も御嶽に行ったのじゃないかと心配してくれた方、心配かけてすみませんでした。同じような秋の山の写真ばかり見てくださった方、どうもありがとうね。
以前から行きたかった頸城山塊の雨飾山、今まさに紅葉のピークを迎えようとしている。これは行かねば。
せっかく行くのだから登山口の温泉で1泊したいところだが、どこも予約でいっぱい。ならば松本から日帰りで行くしかない。電車、バスの時間など繰ってみるが少しがんばれば行けそうだ。
松本を朝一番の大糸線で南小谷へ。時折雲の間から見える白馬三山は雪化粧している。この2週間で3000Mの稜線は季節を秋から冬に変えている。
南小谷からの村営バスは3連休の初日だというのに乗客は私を入れて2名のみ。最近は皆、車で行くのだろうが、昔なら立ちっぱなしも出るくらい満員のバスに揺られたものだが・・・。これでバスの存続は大丈夫だろうか。
バスの終点の雨飾山荘に着いたのが0916時。ここから登山道が始まればいいのだが、あと小一時間も車道を歩かなくてはならない。登山者の乗った車が次々追い抜いていくが誰も乗せてくれないなぁ。こういうとき登山者ではない地元の人が乗せてくれることは 時々あるが、登山者が乗せてくれたことは皆無。ぼやいていてもしかたないので早足で歩いて40分で登山口到着
ここから標準時間で歩いて210分とある。これを180分程度に短縮することを目標に登り出す。道は急登が多い分距離が短く高度の稼げる私の好きなタイプ。
紅葉真っ盛り
1時間半ほどで荒菅沢到着。布団菱がよく見えるというのだがどこが布団なのかよくわからず
さらに登るとなんとなく岩が布団のように見えないこともないが
詮索する間にどんどん登る
頂上が近づくにつれ梯子が出てきた辺りから大渋滞が始まる。原則は登り優先だがツアーがどんどん下ってきてやむなく待避
やっと渋滞を抜け出て笹平到着
ここからさらに30分弱。1300時頂上到着。さすがに人が多い
みんな、道標とバックの焼山、火打山を撮りたいのに座り込んでる人、邪魔なんですけど。こういう人、けっこういるのだ
眼下に笹平
高妻山方面
バスの時間は1703時なので焦らなくても間に合いそうだ。
午後になり陽はすでに陰りだしている
1530時登山口着。また車道をダラダラ下ってバス停着。1時間ほど余裕があるので近くの露天風呂に入ってさっぱりする
帰りのバスの乗客はやはり2人のみ。運転しなくていいのは楽なのに。みんなもっと利用してほしいなぁ
大糸線を乗り継いで松本に着いたのが2000時前で日帰り遠征終了
八ヶ岳連峰の蓼科山はまだ登っていないので出かけたものの、茅野からバスに乗ってから忘れ物に気がつく。昼食を含めたすべての食料を持ってきていなかった。いくら日帰りとはいえ、飴玉ひとつなしで山に入るのはためらわれる。しかたないので途中で降りるのをやめ、終点のロープウェイの乗り場まで行ってパンやら菓子を買って別ルートをたどる羽目になる。
ロープウェイの終点から北横岳に登る。ロープウェイを下りると気温が低く寒いくらいである。
北横岳の頂上はガスってなにも見えない
ここから亀甲池に下るが、北向きで陽の射さない道は苔むしていて岩が濡れすべりやすいので要注意
亀甲池の辺りの秋は終わってしまったようだ
ここから天祥寺原への道はさっきとは一転、笹原の明るい道
やっと蓼科山への登り口に着くがここから頂上を往復していると帰りのバスの時間に間に合うか微妙なところ。迷った末に登るのはあきらめて下ることにする
今回は蓼科山を下から眺めるだけ
この辺りの紅葉は少々控え目
忘れ物のおかげで本来の目的を果たさず終了。すごすごと帰る。食料など大事なものを忘れるとは我ながら情けない。山で致命的なミスを犯さないよう気をつけねば。
上高地から下りてきて今日は街歩き。松本のマンホールといえばこれが定番だが
今回はこんなのを発見。イヌの消防士さんがかわいい
今日はアウトドア関連の短編映画の上映会を観にいく
ロッククライミング、自転車、急流下り、スキーなど、どの分野にもとんでもない命知らずがいるものだと呆れながら会場をあとにしたのだった
涸沢に行く人の大半は横尾から本谷橋を経る道を利用するが、徳沢から新村橋を渡ってパノラマ新道を歩いていくルートもある。途中少し段差の大きなところやトラバース気味に歩かなくてはいけないところもあるせいか利用者は少ない。涸沢からの下りには若干利用する人もいるが上りは極めて少ないようだ。しかしその名のとおり眺めのいい静かな道である。屏風のコルまで上がってさらに屏風の耳、頭まで行けば絶景が待っている。
新村橋を渡ってパノラマ新道に入ってしばらく行くとロッククライミングのベースキャンプ奥又白との分岐に出る
奥穂を見つつ
前穂を見つつ
こちらの岩も見つつ
屏風のコルへ到着。ここから「耳」に登ると前穂、吊尾根、奥穂、涸沢も一望
ヒュッテの辺りをアップにしてみると
そびえる前穂
屏風の頭方面。右には常念岳
奥穂・北穂
どちらを見てもうっとりするばかり。今日も快晴無風。心行くまで眺める。今回は涸沢には下りず、来た道を小梨平まで戻ったのだった