散歩の途中、道に「ト音記号」が落ちていた。ずいぶん久しぶりに見た気がする。誰か音楽家が通ったのだろうか?
フィンランド・フリークの友人に誘われて県立美術館で開かれている展覧会を観に行った。彼女はフィンランドには何回も行っていて、本場でいくらでも見ているだろうにそれでもまだ見たいという。
私のフィンランドへのイメージといえばムーミン、かもめ食堂、森と湖の国、サウナなど。そもそも北欧3国をはっきり個別に認識できているかといえばまことに心もとない。だがなんとなく3国ともおしゃれであまりせかせかせず、暮らしよさそうという漠然とした感じがする。友人が惹かれるのもそんなところなのかもしれない。
展示は美術あり、絵本あり、家具あり、生活雑器ありの何でもありだが、暮らしに根ざしたそのデザインはシンプルでセンスがよく親しみやすい。一度訪れたい気持ちにさせられる。
観終っても友人はまだ足らないのか、三宮の北、山本通りにあるフィンランド料理の店に行きたいという。マニアになるというのはそういうことかと半ば呆れぎみにこちらも付き合った。
下から見ていて六甲山の上がうっすら白くなっているとつい誘われるように登りに行ってしまう。今日は住吉谷から最高峰に登って、裏六甲の滝の凍り具合を見にいく。
積雪量は大したことはないが、少ないときは少ないなりの美しさがあるのが雪道のよさ
砂糖菓子のようでもある
これは何の足跡だろうか
これはネコか、と思ったら前方をネコが横切っていった。コタツで丸くなっているネコばかりじゃない。六甲山猫はタフである
七曲も上に行くほど雪景色がきれいになってくる
一軒茶屋から頂上への道
平日だったので誰もいない頂上
アンテナ前で昼食。前方の木々の雪化粧。午後になったら消えてしまうんだろうな
頂上から魚屋道を下り、途中からこちらのちょっと危ない道に入る
道は狭く片側が切れているところもあって、なるほど危険。さすがに途中からアイゼンをつけるが、雪の量が中途半端で地面に刺さって歩きにくいところもあって、つけているのがいいんだか、はずした方がいいんだか・・・。
細い登山道にも、谷に入ってからの道にもやたらに倒木が多く、跨いだり、潜ったり、堰堤を越えたり、なかなか大変な道だ
なんだか間延びした顔の堰堤
白竜滝まで下りてくるが、全く凍っていない
わずかにツララがあるのみ
これでは百間の滝、七曲の滝など他の滝の状態も知れているので今回は省略して有馬に下る。冬に白石谷を歩くのは今回が初めてだったが、なかなかスリリングな道だった。
2月も寒い日が続くので滝の氷結もほどほどに進んでいるのかと思ったが、季節は確実に春に向かっているようだ
日本海側では雪の日が続き、信州でもまだまだ新雪が楽しめる季節だ。そんなとき、家にじっとしているのはもったいない、ということで乗鞍高原まで遠征。
乗鞍岳に登りたいところだが、今の時期はリフトを使っても標高差800M以上ラッセルしないといけないし雪崩も怖い。1人ではその勇気はないので森の中のトレッキングで我慢する。
リフトを乗り継いで三本滝のゲレンデに上り、森の中を歩いて三本滝を見に行く。この橋を渡れば滝だが、手摺より上まで雪が積もっている。
けっこうたくさんの人が見に来ているので真ん中に道ができていた。橋の端に寄らないように渡れば大丈夫そうだが、雪の重さもあるので1人ずつ譲り合って渡る
滝はその名のとおり三本あるのだが、凍った上に雪がついていて見分けが難しい。中央の直下型の滝は完全結氷しないで真ん中に空洞ができて水が流れてしまっている。
右端のナメ滝はもう雪と一体で滝とは思えない
こちらは左端の「白糸の滝ふう」は氷柱になっている。
滝へ下り口にはボクシングのグローブのような雪のオバケができていた
雪が多すぎて、2年前に行った奥日光の雲竜渓谷のようなきれいな氷柱とはいかないが、それでもなかなかの眺めだった。
三本滝から森の中を下っていくが、冬の森の中は静寂そのもの
古木も雪がつくといっそう貫禄がついて見える
これはどなたのお住まいだろうか
見上げれば熊棚も
今日は乗鞍岳もよく見える。左が高天原、右が剣が峰
ついでに以前訪れたことのある善五郎の滝も見に行く。
前回は全面的に結氷していたが、今回は左が大きく崩落して水が流れてしまっている。残念
暖かいと思ったらまた寒くなる、その繰り返しだが、その間にも身近な所で季節は確実に春に向かっている。
近所の小さな梅林でも梅の花がちらほら
それはうれしいのだが、それと同時にそろそろ花粉も、へ、へ、ヘックション。今年はさらにやっかいな物質も飛ぶらしいので憂うつだ。
iPad miniを手に入れてから1月ほど経つ。パソコンより立ち上がりが早いので自宅ではけっこう重宝して遊んで、いや時々遊ばれもしている。そこでそろそろ外へ持ち出してwi-fiスポットで使ってみようと思ったのだが、これがまた一苦労だった。
街のスター・バックスなどでみるとみんな何の造作もなく使っているように見える。そこでとりあえず無料の2年契約が付いているソフトバンクのお父さんマークの店に行ってみる。そこでは確かにwi-fiの電波が来ているようなのでその電波を選択するとIDとパスワードを入れろとの指示がある。そこでiPadのIDとパスワードを入れてみるがどうもこれではなさそうだ。いったんあきらめて自宅へ帰る。
自宅からアップルストアに電話して訊いてみると、それはソフトバンクのサービスなので、ということで、IDとパスワード入手用のソフトバンクのURLを教えてくれたが、なぜかこのURLへは繋がらない。やむなくソフトバンクのカスタマーサービスに電話すると例のご用件別の番号プッシュで散々待たされ、ようやく繋がってもあちこちたらいまわしにされて、やっとIDとパスワードを教えてもらう。
後日またお父さんマークに行って、教えてもらったとおりに入力するのだがやはりうまくいかない。しかたないので近くのソフトバンクの販売店に行ってそこでトライしてみる。そこでは繋がったのでIDとパスワードに間違いはなさそうだ。
今度は別のお父さんマークの店に行って再度トライ。やっと成功!さっきは何が悪かったのかよくわからん!
ということで、その後スター・バックスでもトライ。これは別途スタバのサイトでIDとパスワードの登録が必要だった。ホテルのロビーでも試したがそこはホテルで教えてくれたパスワードだけで繋がることがわかった。
市販のiPadのマニュアル本でもそんなことは書いていないので戸惑うこと多し。簡単に見えてもやってみないとわからないものだ。アナログ人間の苦労はつきない。