ロッコさんの散歩

街を歩く。近くの山に登る。店に入って安くておいしいものを食べる。掘り出し物を見つける。それが散歩の醍醐味。

寒天山道を登る

2018年12月09日 | ちょっと裏山

12月に入っても暖かい日が続いていたが、週末にグッと気温が下がった。冷気に体をさらしてシャキッとしようと山に上がる。今日は久しぶりに寒天山道を上がってみようと渦森台までバスで上る。ここまで車で上がるとすぐに登山道に入れて効率的かつ手抜き。

日曜の朝の渦森台公園。誰もいない。渦森台もできてからかなりの歳月を経て、住民も子育て世帯から高齢者世帯に代替わりしているようだ。

 

確かに気温が低い。上っていてもほとんど汗をかかない。途中油コブシに合流して六甲ケーブル頂上駅に着く。バスに乗ったおかげで1時間10分ほどしかかからなかった。

記念碑台の自然保護センターで観たいものがあるので車道を歩いていく。途中、かっての登六庵跡に新しくできたカフェで昼食。この前通った時は観光客が多くて遠慮したが、さすがにこの季節は殆どがハイカーだ。中では薪ストーブが燃えているが、標高800M まで上がると十分暖かいとはいえないほど気温が低い。

記念碑台にある自然保護センターでは加藤文太郎関連の展示をしているでこれを拝見

 

新田次郎の作品「孤高の人」で有名になった兵庫県浜坂町出身の加藤文太郎。昭和初期、神戸で会社勤めの合間に登山をするようになり六甲山もよく歩いたようだ。早朝須磨の自宅を出て今の六甲全山縦走路を歩いてまたその日のうちに戻ってきたというのだからその健脚力はこれぞ半端ない。

年譜によれば活動時期の後半は主に北アルプスの厳冬期登山に挑み、昭和11年の1月に槍の北鎌尾根で落命。享年30歳。

現代のように軽い装備があるわけじゃなし、重い装備で冬山に入っていたことを思うと、もし現代に生きていればどんな山行をしていたことだろうと想いを馳せる。

 今日は寒くていったん建物の中で温まっていたら外へ出るのがつらいなと思ってしまうが文太郎さんに怒られそうなので外へ出て歩き出す。

丁字ヶ辻からダイアモンドポイントを経て三国池に向かう。寒いはずだ、水たまりの水が凍っている

 

冬枯れの三国池

 

掬星台から山寺尾根を降りる。以前痛めた右足首が急こう配の下りで痛み、利き足の踏ん張りがいまいち。細心の注意で降りる。

標高を少し下げると寒気も緩み、山にはまだ秋の雰囲気が残っていた

 

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