伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

最後の一泊。

2023-08-17 23:19:20 | 

イン川に沿っているブラウナウという町で最後の晩を過ごす。

 とても静かな町で、お世話になった運転手のN氏の話では、イン川の真ん中がドイツとオーストリアの国境なので、何度も国と国を行ったり来たりできるという。

 それはやるしかない(笑)



ブラウナウの町並み。左の建物が宿泊したマイヤーブロウホテルだ。 → Map


 代々伝わる古いホテルで、今は女性オーナーが経営している。

 当日は、ステファン大聖堂の「カタコンベ(地下墓地)」の見学で、当地への到着が遅れていたが、日本人がやってくるなんて珍しいということで、楽しみに待っていたくれたという。

 いずれにしてもオーナーご家族の食事の時間を遅らせてしまってすみせん・・・

とても過ごしやすい宿である。

良いと言われるホテルは泊まってきたが、心が落ち着くという感じだ。

オーナーの人柄、ホテルの場所などいろいろな要素はあると思う。



ホテルの部屋は静か。


 いよいよ明日は帰国日である。

 里心が付く頃なのだが、ここならばもう1週間いても良いと思った。

 さて、しっかりと寝て、楽しみにしていたモーニングである。



どれも美味しい。ベーグルに野菜やハムチーズを挟んで食べるとたまらない。


 食後の散歩である。

 涼しい空気の中、歩を進ませる。

 もちろんイン川の国境である。

 国境を何度も行き来し、ドイツの方まで足を伸ばした。

 ただ、国の入口にポリゼイ(警察署)があったので、すぐに引き返した。

 だって、国境近くを東洋人がうろうろしていたら何か聞こうとするだろう。

 ドイツ語・・・アウトである。



イン川。この中程がドイツとオーストリアの国境である。 → Map


 国境近くには、史跡があるが別の投稿に記することにする。

 ゆきたんくは、この日ドイツとオーストリアを10回往復した(笑)



国境の印。単純に頭文字。Ǒはちゃんとウムラウトがついている。


 下調べで漏れていたことがあった。

 帰国後気付いたのだが、この町プラウナウはアドルフ・ヒトラーの生家が残っているのだ。泊まっていたホテルから直線で330mの所にある。

 現在はオーストリア内務省により、「アドルフ・ヒトラーの生家」を警察官向けの人権研修センターに作り変えたという。

 そもそもこの町自体が、そこを観光化することを望んでいないという。

 生家の宣伝も何もない訳だ。

 ゆきたんくは、行けなくてよかったのだろう。

 運転手さんのN氏も知っていたはずだと思うが、わざと言わなかったのだろう。

 さて羽田・デュッセルドルフ間の直通便がコロナ禍で無くなったので、ミュンヘンからの直行便で帰国する。

 この町ブラウナウはミュンヘン空港まで1時間30分なので、近くて過ごしは安い場所なのだろう。

コメント
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