そう,ゆきたんくフィバリットアーティストの岡崎律子氏の命日である。
亡くなって15年になる。
ゆきたんくの母と同じ年齢で亡くなっていることをきっかけに深く知ろうと思い,ファンになったのだ。
そして楽曲を聴くだけでなく,氏の故郷にも思いを寄せてみたのだ。
その故郷は軍艦島。
軍艦島。長崎市野母町の権現山展望台からの1枚。2017.06.18
3号棟。
端島の第一見学広場からの1枚。2017.06.17
氏は小学校2年か3年まで生活していたという。
島で一番高い場所に位置している3号棟(幹部社宅)に住んでいた。
お父様は偉い方だったのだ。
島内で唯一,トイレも風呂も共同でなかったのだ。
生きておられれば,世界遺産に登録された軍艦島出身の歌手ということで,メディアに出ていただろう。
氏の作品ももっと多くの人に知られることになっただろう。
氏の通っていた端島小中学校(70号棟)
氏の通っていた島内の学校も,今でいう小中一貫校であった。
7階建ての立派な造りである。
長崎市では30年をかけて建物等の保存をする計画を立てた。
島内には保存が不可能な物件もある。
日本最古の鉄筋コンクリート建築の30号棟(築102年)は現在の技術では保存ができず崩落を待っている状態だ。
ここ1~2年で崩れる可能性があるという。
氏の住んでいた3号棟と小中学校の70号棟は保存計画の中に入っている。
どこまで復元するのか,それとも現状のままで保存を進めるのか。
整備が済んだら改めて訪れたいと思う。