伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

憧れのヨーロッパ鉄道3

2014-09-13 23:35:45 | 言いたんく

いやぁ、ゆきたんくは思ったらすぐにやれないとイライラする。

とは言ってもせっかちとも違う。

車を運転する方はお分かりになると思うが、歩行者信号が青から赤に変わりかけの横断歩道だと駆け込んでくる方がいる。

こちらは轢く訳にはいかないので、止まる。

すると速度を落として、のんびりと歩く方がいる。

これを左折や右折のタイミングでやられたら堪らない。

何を言いたいかって?

最初に話を戻す。

ゆきたんくはやりたいことが始まると、とたんにのんびりしてしまうのである。

女房ののりたんはそれを知っているから、ゆきんたくが「あれやりたい、これやりたい」と言ってもすぐにOKは出してくれない。

2003年の夏、イギリスの旅でオックスフォードからヒースローに戻り、レンタカーを返却し、鉄道での移動になった。

着いた駅はウォーター・ルー。

そこでゆきたんくの目に入ったものは・・・


 

 
ユーロスターの看板である。2003.08.09


さて、ここで前述したゆきたんくの性格を思い出していただきたい。

ゆきたんくが何を考えたか・・・

もうお分かりだろう。

「これに乗れば、フランスに行ける。よしっ」

これをのりたんに言うことはできなかった。

「今日からはロンドン観光が始まるのに、何を言いだすんだこの男は・・・」

と言われるに決まっている。

それから11年の月日が過ぎた(笑)

今回の旅でフランスからロンドンまでは、憧れのユーロスターである。

わがままゆきたんくの設定した旅を現実にしてくれる友人のS氏。

アントニオ猪木氏とモハメッド・アリ氏の異種格闘技戦を実現した営業部長の新間氏のようだ。



鉄道なのに入国審査。ユーロ圏は入国手続きがなかったがイギリスは別である。

 


無事審査終了、パリ北駅構内


ついに乗れるユーロスター。


窓観光。ヨーロッパの景色の中でも好きなグラスロール(牧草ロール)発見。


旅の疲れも少し溜まっていたのか、小学生の頃を思い出していた。

小学校3、4年の頃の将来の夢はコックになること。

理由は食べ物が好き、その中でもカレーが好きだったからだ。

インド発祥のガラム・マサラを基本にカレー料理を開発したのはイギリス海軍と言われている。

今では誰でも知っていることであるが、ゆきたんくはカレーの本場はフランスだと思っていた。

その頃社会科の地図を見ながら、バクダッドのあるイクラ、ヨルダンのアンマンとか言葉遊びをしていた。

見ていくうちに「カレー」という地名を見つけた。

どんな街なのだろう。

ではなくて、こんな街だと思っていた。

食品売り場はカレーの材料で溢れかえっているのだろう。

街中にはカレー屋がたくさん並んでいるのだろう。

毎食カレーを食べるのだろう。(笑)

街で一番おいしいカレーを作れる人が市長になれるのだろう。

子供の考えと言うのは柔軟なものである。

今では、努力しても考えもつかないことがどんどん浮かんだ。

 

そう、今回ユーロスターでイギリスにわたる時に通る駅に「カレー・(フレタン)駅」があったのだ。

残念ながらカレー・フレタン駅の画像を写すことはできなかったが、通過するというだけで、本気でカレーでコックになるという夢を見ていた自分を思い出した。

両親は良い大学に入って、よい会社にということを常々言っていたので、この夢を話すことはできなかった。 



到着駅はセント・パンクラス駅。(2007年ウォーター・ルー駅から変更)


 憧れのヨーロッパ鉄道、ICE、Thalys、ユーロスターに2日間で乗ることができた。

 随分と贅沢な旅である。

コメント
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