知り合いの家のベランダにあった。
馬鹿の大足、ゆきたんくはもちろん履くことができない。
元々、ここの家主のものであった。
サイズ的にも間違いはない。
しかし、その家主が亡くなって8年になる。
その間ベランダで雨ざらしである。
にもかかわらず、腐ったり朽ちたりしない。
素晴らしい職人が作ったものに違いないだろう。
また、家主も本物志向の方である。
お金は持ってはいたが、やたらに使うことはしなかった。
全て、その品物が本当に必要かどうかが物差しになっていた。
この靴もその一つなんだろうな。
ベランダにある木靴