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読み応えの600円…⑩ 写真が語る「負の世界遺産」2…日本編②

2014-05-20 23:47:29 | 言いたんく

日本編2は原爆ドームだ。

一番衝撃を受けた写真は前に使ったことがある。

これだ。


 


原爆ドーム内部を西側から撮ったものだ。ここに人が居たのだ。

2009.08.04撮影


 実は原爆ドームそのものよりも衝撃を受けた写真を紹介する。

 次の写真だ。 



広島原爆の爆心地となった、島外科(現島外科内科)の様子 

島外科内科入り口近くにあるモニュメントの写真

2009.08.05撮影


 2001年にニューヨークで起きたテロの跡地をグラウンド・ゼロと呼んでいる。

意味は核爆弾等による爆心地だそうだ。

あの悲しい事件を形骸化するつもりは毛頭ない。

しかし、この写真の惨状は、ニューヨークと比べるべくもない・・・

昭和20年8月6日午前8時15分、島外科の上空580mで爆発した原子爆弾により、この辺り一帯は3000度から4000度の高熱になり、ほとんどの人が瞬時にその命を失ったという。

何の罪もない人を無辜(むこ)の民というのを「永遠の0」で知った。

その無辜の民である一般人を狙った原子爆弾投下の経緯について、日本人である自分たちが歴史教育で教えられていないのはどんなものか。

本来ならば、島外科のモニュメントで初めて見る写真ではないはずだと思った。

その分衝撃が大きかったのである。

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