大人の勉強&フリーランス生活

働きながら通信制大学卒業、大学院の修士、博士課程を修了し、博士号を取得しました。

悩みのもとは

2017年06月02日 | 働くこと
若い学生さんの相手をするのに少し疲れてきました。
特に賑やかさに。

私も10代、20代のころは勉強が好きでなく、
隙を見て寝ようとか、おしゃべりしようと思っていました。
厳しくない先生なら尚更。

注意するのはエネルギーを使うので、
とは言え、何も言わないというのも無関心な感じがして、
気になれば、注意をしていました。

でも、言い方はやわらかく。

それで、私自身もバランスを保っていたんです。

でも、先日本当に初めて講義中に講義を放棄しようかと思いました。
今の仕事を始めて10年近く、初めてそんな気持ちになりました。

私自身が調子が悪いということが影響していたのかもしれませんが、
ここでしっかり言わなくてはとも思いました。
だからかなり厳しい口調で注意をしました。
でも、すごく疲れました。
感情に流されたのだろうか、本当にあの言い方で良かったのだろうか。

この出来事で私は自分の仕事について考えました。

ここ何年かは、ごまかしてやってきたのではないかと。
今の仕事が嫌いというわけではないが、本当はもっとやりたいことが
あるのではないかと。

そんなことがあった次の日、社会人経験のある学生さん(女性)が、
「授業中にできなかった課題をしてきたので見てください」

と言ってきました。
見事にすべてよくできていました。

出来の良さがうれしかったというより、
その心持ちが嬉しかったのです。

また、50代の留学生の女性。
彼女は試験に向けて本当に努力されていました。
こちらがエネルギーをもらいました。

40代の女性、パソコンが苦手で試験に不安をもっていますが、
何度も何度も練習しています。

私はこういう人のサポートがしたいんだな・・と。

このところ、すべて女性なのですが、社会人学生のサポートをすることが多く
その人たちに対応している時、本当に楽しいと感じます。

できなかったものができる喜びを伝えられる。

もちろん、社会人に限りません。
現役の学生さんの中にもそういう人がいて、そういう学生さんを個別に対応している時
喜びを感じるのです。

モチベーションが低い学生だって、本当は一人一人と対応すれば
また違った関係性を作ることができるかもしれません。

もちろん、自分が人を変えるような力があるわけもなく、
できることなんて限られているだろうし、その前に自分だって弱い人間です。
サポートするなんておこがましいような気がします。

でも、私はそういうことがしてみたい。
きれいごとしか見ていないかもしれないけど。

仕事を好き嫌いで選ぶなんて、わがままな気がします。
でも、本当に自分がやりたいのはこういうことなんだ、と思うのです。

私が研究を続けているのも、そういう人をサポートするためでした。
力がない自分がサポートできるようになるには、
専門性を身につけるしかないと思っていました。

だから、今の道を選びました。

だけど、大学院に入って何年経っても生活は変わらず。
むしろ生活を変えず、暮らしていけることがラッキーと思っていました。

だけど、本当にそうなんだろうか?

と。

今の仕事だって、こうやって喜びを感じることがあり、
職場のメンバーにも恵まれました。
だから、あえて変わる必要もない。
学費だって必要。

でも、本当にこのままでよいのだろうか。

こうやって落ち込むときは
次の行動に移るきっかけなのかもしれません。
今までそうでした。

でも、今の自分の立場で仕事を辞めるのは難しい。。。

どうしたら良いのか考えます。


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