平成27年9月19日(にわか雨)
お天気が悪いね。稲刈りも始まりましたが、晴れ間もあっても時折、雨がざー!と来るんで今日は誰も刈っていません。自分もそろそろ稲刈りを始め無ければならないので一寸、気が高ぶってきました。
葱の出荷は昨日、今日、明日は本来ならお休みだったんですが、市場に品が薄いということで急遽、出荷を受け付けるという事になって、出荷をしました。
従業員たちは予定通りにお休みにして自分一人で出荷調整作業して、1日 85kgづつ出荷しました。意外と捌けるもんですね。これを考えると3人体制で200kg/日は一寸少ないかな?やはり、3人体制なら250kg/日は出荷したいもんですね。作業の流れを検証しないとだめですね。
さて、掲題についてですが、昨日、葱を農協に出荷で持ち込んだら、農協職員が箱を開けて中身を確認しています。抜き打ち検品で「Lサイズ A品」の箱を全農家の1箱を開けて内容物の検査をしていました。
自分のも検査されましたが、綺麗なネギで変なのは入れていないし絶対の自信があったので問題ないと思ったのですが、一点指摘されてしまいました。5枚葉のネギがはいっていたことで、ルール上は3から4枚が出荷規格なので5枚葉はダメと言われてしまいました。
確かに出荷規格上は3枚~4枚が正規ですが、葉が1枚多くてもお客さんに迷惑をかける訳でもないので個人的には良いんじゃないかと思うんですが、農協さんは許してくれませんでしたね。
でも、良いネギばかりだったので直ぐ箱は閉じられ、今後は規格どおりに出荷するように指導されてしまいました。他の農家さんは首割れや病気葱の混入、規格外の葱の混入など大分指摘されているようでした。箱から葱がぬかれていましたからかなり深刻です。
ここで自分の考えですが、検査は出荷の精度を上げるのでやることは良いと思いますので否定はしませんが、実は出荷マニュアルが無くてどういう物が出荷できなくてどういう物は出荷可能か、そしてA品で出荷できないのはどう扱うかなどの具体的なマニュアルが無いんですね。
自分も3年前に就農したときに2LやLサイズなどはどの位の太さで葉っぱは3から4枚で葉の長さは外葉で12cm以上等の出荷規格は示されるれるんですが、どういうネギは出荷出来てどういうネギが出荷出来ないのかサッパリ判らなかった記憶があります。農協さんに聴いても担当者は良く解って無くて、結局、ベテラン農家さんに聴き回って今に至っている現状なんですね。
今、農協と農家の間で軋轢があって、新入職員が上司から厳しくチェックしろと言われて厳しくチェックしているんですが、古い(長くやっている農家さん)は規格に厳しくてこんな検査は受けたことが無いと憤っていて、その狭間で新入職員がストレスで昨日から休んでしまいましたね。良く愚痴を聞いてあげてたんですが、重量物を持つので腰痛を発症しても休めなくて病院にもいけない日が続いて堪えられなかったようです。
もう一寸、フォローしてあげればよかったかな?
そこで、農協さんも農家さんも納得できる葱の出荷マニュアルを自分が作って農家も農協も細かいところまで意識を共有すればこんな問題にはならないと思うので誰にも言われていませんが作成を決意しました。ただ、今は忙しいのでマニュアルのネタ集めをして農閑期(冬場)に作って来年、周知出来ればよいなと思いますね。
例えば、こんな感じで作ります。
①首割れはダメよ。
首割れは、葉を1枚剥いて葉が3枚以上あればA品で出荷し、3枚以下であればB品で出荷してください。
②5枚はダメよ。
ねぎ出荷の規格は葉が3枚~4枚なので5枚葉は規格外になります。1枚剥いて4枚にしてください。
一寸、遊びで中の葉をカットすると4枚半になります。一応、規格内ですね。今の自分はたまにこういうやり方で出荷しています。農協に確認する必要がありますけど、自分は1枚剥くとバランスが悪かったり、剥くのが面倒な時はこの手法を使います。お客様には1枚剥くよりメリットがあると思いますけどね。
葱を並べてみると、左から5枚、3枚、4枚、5枚なんですが大して変わらないんですからね、どこで妥協するかです。
③葉の擦り傷はB品にしてください。
畑からの収穫時に付いたと思われる葉の擦り傷ですが、これもB品扱いになります。
④サイズの判定
サイズの判定は根から15cm上部で計測します。葱は楕円なので直径の太い方で計って構いません。
等など、より具体的な出荷マニュアルを作成しようと思っています。これでお互いwin to winになればいいですけどね。
本来なら農協(全農?)が作るのものなんですが大きなお世話かな?
それから農協から葱情報が出たのですが、毎度のことで情報が遅いのと文章がいつも上から目線で具体的にどうするのと思ってしまいます。
以下気になる文章
「現在、出荷されている物の多くに葉枯病の黄色斑紋病斑が見られます!荷造りの際、確認をお願いします。」
気になる部分は「!」は何を意味しているんでしょう?怒ってるの?
「荷造りの際、確認をお願いします。」は病斑のある葱は箱に入れるななのか、病斑部分をカットしてB品に入れても良いのか具体的な部分が無いのでさっぱりわからない?
それ以下の文章も怒ってる文章なの?
周知文章として体をなさないし、会社外に出す文章としては意味が通じない。
自分の経験からして会社から絶対出せない文章なんですが、自分たち農家相手なのでこんな物でも良いのかな??社内でレビューして出してるんでしょうかね?
最後は年寄りの愚痴になってしまいましたね。でも会社員時代に良くお客さんに提案書を出していて文章で苦労したのを思い出すなーー。
明日は葱の出荷がお休みなんで、田んぼの草刈り残り100m2本、乾燥機、籾すり機、コンバインの点検をして、秋冬ネギに薬剤散布して、明後日用に葱を掘って作業は盛り沢山ですね。
ゆっくり、休みたいね。
頑張っているんで、プチットお願います。
↓↓↓
百姓の場合はこちら
登山の場合はこちら
お天気が悪いね。稲刈りも始まりましたが、晴れ間もあっても時折、雨がざー!と来るんで今日は誰も刈っていません。自分もそろそろ稲刈りを始め無ければならないので一寸、気が高ぶってきました。
葱の出荷は昨日、今日、明日は本来ならお休みだったんですが、市場に品が薄いということで急遽、出荷を受け付けるという事になって、出荷をしました。
従業員たちは予定通りにお休みにして自分一人で出荷調整作業して、1日 85kgづつ出荷しました。意外と捌けるもんですね。これを考えると3人体制で200kg/日は一寸少ないかな?やはり、3人体制なら250kg/日は出荷したいもんですね。作業の流れを検証しないとだめですね。
さて、掲題についてですが、昨日、葱を農協に出荷で持ち込んだら、農協職員が箱を開けて中身を確認しています。抜き打ち検品で「Lサイズ A品」の箱を全農家の1箱を開けて内容物の検査をしていました。
自分のも検査されましたが、綺麗なネギで変なのは入れていないし絶対の自信があったので問題ないと思ったのですが、一点指摘されてしまいました。5枚葉のネギがはいっていたことで、ルール上は3から4枚が出荷規格なので5枚葉はダメと言われてしまいました。
確かに出荷規格上は3枚~4枚が正規ですが、葉が1枚多くてもお客さんに迷惑をかける訳でもないので個人的には良いんじゃないかと思うんですが、農協さんは許してくれませんでしたね。
でも、良いネギばかりだったので直ぐ箱は閉じられ、今後は規格どおりに出荷するように指導されてしまいました。他の農家さんは首割れや病気葱の混入、規格外の葱の混入など大分指摘されているようでした。箱から葱がぬかれていましたからかなり深刻です。
ここで自分の考えですが、検査は出荷の精度を上げるのでやることは良いと思いますので否定はしませんが、実は出荷マニュアルが無くてどういう物が出荷できなくてどういう物は出荷可能か、そしてA品で出荷できないのはどう扱うかなどの具体的なマニュアルが無いんですね。
自分も3年前に就農したときに2LやLサイズなどはどの位の太さで葉っぱは3から4枚で葉の長さは外葉で12cm以上等の出荷規格は示されるれるんですが、どういうネギは出荷出来てどういうネギが出荷出来ないのかサッパリ判らなかった記憶があります。農協さんに聴いても担当者は良く解って無くて、結局、ベテラン農家さんに聴き回って今に至っている現状なんですね。
今、農協と農家の間で軋轢があって、新入職員が上司から厳しくチェックしろと言われて厳しくチェックしているんですが、古い(長くやっている農家さん)は規格に厳しくてこんな検査は受けたことが無いと憤っていて、その狭間で新入職員がストレスで昨日から休んでしまいましたね。良く愚痴を聞いてあげてたんですが、重量物を持つので腰痛を発症しても休めなくて病院にもいけない日が続いて堪えられなかったようです。
もう一寸、フォローしてあげればよかったかな?
そこで、農協さんも農家さんも納得できる葱の出荷マニュアルを自分が作って農家も農協も細かいところまで意識を共有すればこんな問題にはならないと思うので誰にも言われていませんが作成を決意しました。ただ、今は忙しいのでマニュアルのネタ集めをして農閑期(冬場)に作って来年、周知出来ればよいなと思いますね。
例えば、こんな感じで作ります。
①首割れはダメよ。
首割れは、葉を1枚剥いて葉が3枚以上あればA品で出荷し、3枚以下であればB品で出荷してください。
②5枚はダメよ。
ねぎ出荷の規格は葉が3枚~4枚なので5枚葉は規格外になります。1枚剥いて4枚にしてください。
一寸、遊びで中の葉をカットすると4枚半になります。一応、規格内ですね。今の自分はたまにこういうやり方で出荷しています。農協に確認する必要がありますけど、自分は1枚剥くとバランスが悪かったり、剥くのが面倒な時はこの手法を使います。お客様には1枚剥くよりメリットがあると思いますけどね。
葱を並べてみると、左から5枚、3枚、4枚、5枚なんですが大して変わらないんですからね、どこで妥協するかです。
③葉の擦り傷はB品にしてください。
畑からの収穫時に付いたと思われる葉の擦り傷ですが、これもB品扱いになります。
④サイズの判定
サイズの判定は根から15cm上部で計測します。葱は楕円なので直径の太い方で計って構いません。
等など、より具体的な出荷マニュアルを作成しようと思っています。これでお互いwin to winになればいいですけどね。
本来なら農協(全農?)が作るのものなんですが大きなお世話かな?
それから農協から葱情報が出たのですが、毎度のことで情報が遅いのと文章がいつも上から目線で具体的にどうするのと思ってしまいます。
以下気になる文章
「現在、出荷されている物の多くに葉枯病の黄色斑紋病斑が見られます!荷造りの際、確認をお願いします。」
気になる部分は「!」は何を意味しているんでしょう?怒ってるの?
「荷造りの際、確認をお願いします。」は病斑のある葱は箱に入れるななのか、病斑部分をカットしてB品に入れても良いのか具体的な部分が無いのでさっぱりわからない?
それ以下の文章も怒ってる文章なの?
周知文章として体をなさないし、会社外に出す文章としては意味が通じない。
自分の経験からして会社から絶対出せない文章なんですが、自分たち農家相手なのでこんな物でも良いのかな??社内でレビューして出してるんでしょうかね?
最後は年寄りの愚痴になってしまいましたね。でも会社員時代に良くお客さんに提案書を出していて文章で苦労したのを思い出すなーー。
明日は葱の出荷がお休みなんで、田んぼの草刈り残り100m2本、乾燥機、籾すり機、コンバインの点検をして、秋冬ネギに薬剤散布して、明後日用に葱を掘って作業は盛り沢山ですね。
ゆっくり、休みたいね。
頑張っているんで、プチットお願います。
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