令和元年11月27日(快晴)
今日は朝から晴天で外もハウスも真っ白で凍てついています。見た目からして超寒そうだけど暗い中ガッチリ着込んでハウスに入っただけど、ねぎは凍っているし、コンプレッサーからエアーが送り込まれない。なので皮剥きが出来ない。コンプレッサーが動かない状況って、どんだけ寒かったんだろうか?初めての状況です。なので朝飯前の作業はやりませんでしたというか、出来ませんでした。日が出る前なんだけど周りは強霜で真っ白の景色です。
隣村への景色ですけど何処もかしこも真っ白です。今期、最低気温でしょうね?見た目以上に寒いです。
ハウスも凍てついていて真っ白です。冷蔵庫ですな!百姓はこんな状況でも作業はやります。午前6時、日が上がらないけど着込めるだけ着込んでハウスに入ります。
ハウス内は見た目は普通なんだけど、掘り起こしたねぎがカチンカチンに凍っています。束から根切り葉切りをしようと思っていてもガッチリ凍っていて分離も無理には出来ないね。だけど何もできなかった。10時半頃に漸く皮むき器が動き出したので作業をかしいいしましたけど凄い寒さっだったね!
その後、皮むき機を動かそうとしたらエアーが入ってこない。コンプレッサーも動きが今一で一体、どうなってるの?送風管の水が凍っているようですね。作業にならないんで朝飯前の作業は辞めです。お日様がハウスに当たって凍っている箇所が解けたら作業を再開します。結局、作業再開は10時30分でした。でも日中は汗ばむくらいまでハウス内の温度が上がったんですよ。この寒暖差が爺には応える。
さて、「森の奏で」ですが、自分の栽培レポートを出しておきましょう。
☆定植 6月1日 圃場 家の脇 栽培期間 5か月半
⓵収穫開始11月17日頃(今盛んに出荷しています)
⓶成長度 伸びが今一足りない。あと、 半月すれば期待通りのねぎになると思います。長さは今一だけど、太身は十分出ていて2Lサイズ以上が90%以上なのは凄いと思う。
Lサイズは5%とMサイズが5%で葉折れなどでB品でもユーザーが納得できるような品質でしたね。
⓷耐病性 防除も少なめだったけど目だった病に侵されないし、この時期、蔓延する錆病も全くつきませんでした。虫害もありませんでしたね。
⓸スタイル スタイルも良いよね。左が2Lサイズで右がLサイズなんだけどレベル的にほとんど同じです。今回は2L.Lサイスを比べたけど3L以上も多々あるんですよね。
⓹質量 自分は早生でホワイトスターを栽培しているけど、ホワイトスターより森の奏では質量が全く違うんです。ホワイトスターはねぎが軽いんですが、森の奏ではズシッと重いんですよね。B品は重量なんで箱持ちが良いですよ。
⓺特徴を記しておきます。
・成長が遅い ・ねぎが硬い ・葉色は濃い ・ノロは一寸だけあるが出荷作業に不便をかける程では無い。・味は淡白 ・耐病性は良い。特に錆病には強い。「関羽一本太」でサビ病に苦労するらいならこちらを勧めますよ
・太身は十分に良い。・襟割れ若干(たまに2cm程)あるけど品質が落ちる程は無い。
※こんなとこかな?成長が遅いけど、そこを考慮して栽培するなら良いねぎです。自分は来季も採用する予定です。
明日もネギの出荷調整作業ですな!
ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。
↓↓百姓の場合はこちら
登山の場合はこちらをお願いします。
短所は確かに生育がかなり緩やかという点ですね。そちらの気象条件では早生のホワイトスターと同時タイミングでの定植が意外とちょうど良いのかも知れません。夏扇系では棒ネギになってしまうのでしょうが森の奏では一定まで成長すると上に抜け上がることなく横に太るだけなので今年の様な太身を持ったねぎが降雪前に収穫できると思います。
「森の奏で」は仰る様に根の量が凄いですね。他のねぎの50%ほど多いですね。襟割れは今夏、猛暑で生育が停まった感で見た目も良くなかったのですが、秋口になって涼しくなったら急に草勢が良くなって見た目も良いねぎになったんですが、急激な成長で襟割れが出たようですね。2cm程度で市場は2cm以内なら良しだと言ってましたので問題は無いのですが自分は見た目重視なので襟割れは1枚剥ぎますね。
錆びは全くつきませんでしたし、黄斑も出ませんでしたね。太身は凄かったですね。大根みたいなねぎも沢山ありました。
伸びが余りにも遅いので4月定植にしようと考えています。在圃性は関羽より良いかもしれません。自由度もあるし。
来年はホワイトスター(メイン)、夏扇4号(2番手)締めは森の奏でにしようと考えています。森の奏でgoodです。