岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

箱モノ行政に思う(その1)

2016年10月31日 | 百姓
平成28年10月31日(強雨)
今日の朝は、強烈な霜であたり真っ白でした。昨日の夜は綺麗な星空だったんで放射冷却だったのですね。

朝9時過ぎまでは曇り空でお天気予報では曇りだったんで、お日様が顔を出したらネギ掘りをしようかと淡い期待していたんですが、ネギの出荷して、ネギの残渣を廃棄してきたら、土砂降りの雨でした。それから一日中、強烈な雨でハウスも一部浸水する程でしたね。

昨日、毎日寒いし、日射がネギに影響を与えないので晴れ間を見てハウスの遮光ネットを外しました。今年の夏はこの遮光ネットは日射を押さえてハウス内の温度も押さえる等、効果抜群でしたね。



遮光ネットを外したら、ハウス内がとても明るく、昨年まではこんなにも明るかったんだとつくづく思った次第です。日差しがあるとハウス内の温度が直ぐ上がります。これからはお天道様が大事ですね。



今日も、ネギの出荷作業をしています。一昨日に3日分ほどのネギを掘り起こしてあったので雨でも作業は出来ます。

【箱モノ行政に思う】
さて、掲題ですが、自分の経験から一寸シリーズで掲載してみたいと思います。
自分は、会社員時代にある地方自治体の箱モノ行政に係わっていました。そこで昨今、テレビ等で東京、豊洲市場やオリンピック競技施設についていろんなワイドショー等で議論されているのを見ると的外れもあるなと思って一寸、記載してみたいと思います。
これはあくまでも個人意見です。

①建物の設計について

豊洲の設計会社が自分の係わった建物の設計会社と同じみたいですね。
先ず思うことは、本件は自治体からコンペ等を経て発注されるんですが、実は自治体職員は建設のプロでは無いということです。一応、いろんな部署から有能な職員を集めて推進室成る物を作ります。建設部からも職員は集められますが、数人ですので数百億の建物を作る仕様書を作れるかと言えば疑問ですね。
なので、最初はコンサルタント会社を選定して契約し、どういう建物を作るか、どういう運営をするか、概略仕様を成果物として求めます。
その仕様書を基に設計会社をコンペで決めます。ここまでは世間では良く判らないこともいろいろな事もありますが、これはあえて書きません。
では、設計会社が決まって設計するんですが、自治体職員は建設のプロでは無いので思いを伝えて設計が出来上がっていきます。なので、基本的には自治体主導のように思いますが、実態は設計会社主導で進んでいきます。勿論、算定も設計会社主導で行きますので予算はどんどん積み上がります。
豊洲とかオリンピック施設と同様で設計会社の言いなりに近いので当初予算よりも大きくなるのは当たりまえです。
自分の係わったビルでも使用されない設備が倉庫の奥に億単位で眠ってるのを知っていますし、全く使用されない(職員が使えない)、過剰で高価な設備もあります。具体的に書けないのが歯がゆいですが、箱モノ行政なんてこんなものです。
豊洲の地下室問題なんて箱モノ行政では設計変更なんて発注者からの依頼で良くあることで小さい問題ですよ。早く落とし所を見つけて運用した方が良いと思いますけどね。この問題を政治利用している人達が多いということと、マスコミが話題作りに盛り上げているだけですからね。自分はワイドショー等のコメンテーター(素人)が何騒いでんだかと思ってますけどね。特に民放は超煩い。やはりNHKは静観していて大人ですね。

今日はこんなところで、次回は利用者の目線について書きます。

明日はネギの出荷調整作業はお休みです。


頑張っているんで、プチットお願います。

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