岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

減反政策の見直し考 その1

2013年10月29日 | 百姓
平成25年10月29日(曇り)比較的に温かかった。

今日もネギの出荷作業です。

ところが政府の減反政策見直しがニュースで踊っています。
ここで、新規農家目線と自分の考えを述べておきましょうか!

①減反政策は政府(自民党)の無能な政策でした。米余りが起きたら、海外に米を売り込む政策しないで
国内だけで処理しようとするから40年間も農家を振り回し、農業者を苦しめてきました。
総理大臣が外国に遊説すると数千億円を供与すするということを良くやりますが、発展途上国に対してお金をあげるのでは無くて、食糧を援助するということの方がいいかと思いますがね。

②耕作放棄地の扱いですが、減反により米を作付しないのは当たり前です。お米を作付するなという
政策ですから当たり前です。農家は作付したいんですよ、でも作付出来ない、何か農家が悪いように
言われていますが、政府が作付を許可しないですからね、
自分も好き好んで耕作放棄地を作っているわけではないんですよ。昔は良い田んぼでもあったんですよ。
要因は政府(自民党)の悪政策なんですよ。

③減反政策見直しで耕作放棄地が減るか?減りません。もう、何十年も耕作放棄した田んぼは、柳が生えたりして田んぼに木が生えているところは、復田は無理でしょう。草もマメに雑草対策している
田んぼは復田出来ますが、そこまでメンテナンスしている農家さんは稀(自分)です。
自分は35aはいつでも復田出来るようねメンテナンスしていますが、12aの圃場だけは木をかろうじて、
生やしていませんが、復田は無理の様な気がします。畦には柳とバラが生えていて、毎年刈り取っているんですが
毎年生えてきますし、復田するとしたら、保水対策で護岸工事をしなくてはなりません。


④減反政策の見直しで中小農家は淘汰されて大農家ばかりになるか?なりません
第一、中小農家は兼業農家がほとんどで米の収入で生活していないから、米価が下がっても痛くもかゆくもありません。
自分も水稲で赤字にならなければ、現状維持です。自分ちで食べる以外に無理に稲を栽培しなくて良いですからね。
栽培しなければ、金がかからないしね。
皆さんも先祖代々の農地を維持していくという命題があって、農地を手放しません。自分も米価が下がっても田んぼは手放しません。
先ず、自分の家族、親類、友達等に美味しいお米を食べさせてあげたいからです。一般の方が食べている
お米は銘柄米に色んなお米が混ぜられているお米を食べているんで美味しくないんですよ。友達が言って居ましたし、自分ちのお米を食べて、目からうろこと言っていましたからね。
自分ちのお米は純正の低農薬の「あきたこまち」ですから、美味しいですし、当然、直販でも売れますからね。

⑤大農家について、今年、専業農家になって、大規模農家さんとの付き合いも結構あって、
経営的に聞いてみましたが、そんなには利益がある訳ではないとのことでした。
第一、40ha規模の農家さん数人と付き合いがありますが、圃場が広範囲に散らばっていて、圃場も1枚あたり狭く、大型農業機械も余りメリット感はありません。第一、中小の農家はあまり良い圃場や面積の広い圃場は持っていないんで中小なんでそれらの農地を集めても作業効率化は図れないんですよ。
栽培も広範囲のため手が回らないので良い稲が作れないんですよ。ですので、収量も自分たちの2割減です。
詰まり、政府が目論んでいる農地の集積化と農家の大規模化で経営の安定を図るということは
自分の考えでは>この政策失敗すると思います。
第一、農業をやったことが無い評論家や、企業のトップが政府に提言しているようですが、
農家経営や地方の実態をしらな過ぎる。

今日は第一弾でここまでにしておきます。

この件については、農家の現状と自分の目線でシリーズ化してコメントあげていきますので
期待してください。自分は空論ではなく実際に色んな農家さんに取材してあって、現実的なコメントをあげますよ。
大規模水稲農家について、収入とコストについて、次回、解説しましょうかね。

今日は、晩酌後に上げたので一寸、クドクてあまり理路整然としていなくて申し訳ない。



頑張っているんで、プチットお願います。
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