岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

今年も稲作講習会に参加

2016年02月27日 | 百姓
平成28年2月27日(晴れ)

今日は朝から良いお天気で、夜の内に15cm程雪が降ったんですが、それ以上に雪解けです。
雪に根性が無くなってきました。春近しですね。
ハウス内は気温上昇で苗が焼けない様にハウスのドアは開け放ちます。トンネルのビニールも剥ぎますが、それでも20度以上ですので換気が遅れると苗に影響が出るんでこれからは留守できなくなりますね。

今日はJA主催の稲作講習会に行ってきました。毎年のことなので内容的にはそんなには良い情報も無いと思ったんですが、昨年、カメムシ被害で等級ダウンがあったので情報を仕入れに行ってきました。

JAの資料も情報も目新しいことは何もありませんでしたね。農薬をJAから購入して3月中に引き取れば割引あるよということを強調していましたね。結局はセールスでしたね。

講習会の内容を一寸、記載します。

こんな感じです。県立大学の教授さんが講義していただきましたが、理論は良いのですがやはり実践を積んで無い学者さんだなという感じで農家さんから見て現実的でない様な気がしました。




圃場の土譲管理についての講義だったんですが、多収米の場合、圃場から藁を排出すると窒素とケイ酸が足りなくなるということを昔農業と現代農業の比較、他県との比較資料などで繰り返して言ってましたが、判ってますって!




農家さんたちはそういう事態を想定して数年に1回、土壌改良資材を散布していますからね。




県の普及員も講義しましたが、こちらの情報も例年通りで変わり映えしなかったですね。



一番、参考になったのは、質問タイムである地域の人が地域全体でカメムシが大発生したんだけど、JAのヘリ防除の実施時期が悪いんじゃないかという意見が出たら、県の普及員の回答は中干しをしっかりやって出穂時期を揃えて適期時期に防除するように言われましたが、JAの回答はヘリ防除の担当部署に言っておくということでした。まっ!そんなとこでしょ。

聴き捨てならないのは質問者の地域は組合長の出身地域で多くの農家が苦情を組合長に直接言ったらしいのですが、出荷時には全て1等米で結果的に損害は出なかったと言ったこと。

ふざけんじゃねーーー!政治的に解決しやがって!

自分の周りの人たちも言ってましたが、JAの防除体制が悪いので、出穂を時期を見ないで予定時期に防除したり、予定日より1週間も遅れて防除したりで数十万も払って防除依頼しているのに無駄金だということです。面倒だけど、自分で防除したほうが良いよと言ってましたね。その通りなんですが、自分は一人百姓で動噴が畑用で30アールの田んぼだと中心部まで液剤が届かないんですね。もう一回り大きい動噴を買えばよかったな!

今日の講義を踏まえて、今年は除草と防除を徹底して、良いコメを採るぞ!

ある意味、今年の栽培戦略計画が出来たので、良い講義だったかな。

明日は葱の播種作業をしますが、東京マラソンなので録画するか直接見るか一寸悩んでます。
一番最初の苗は漸く2葉になったんで明日写真を掲載します。

頑張っているんで、プチットお願います。
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