ひと月ぶりの我が家です。
チューリップが辛うじてまだ咲いていてくれました。
一時帰国旅行記の最後に今回の思い出のハイライトを綴る予定でしたが、予定を変更して成田空港出国時の「大冷や汗ハプニング」を記します。
毎年一時帰国では5月のゴールデンウィーク明けにルフトハンザのフランクフルトー羽田の直行便を使用するのですが、今年は沖縄に行く予定だったので
沖縄が雨季に入る前と思い、一時帰国の時期をひと月早くしました。
そうすると私の出国時期は丁度、ゴールデンウィーク直前となってしまいました。
そのためかどうかルフトハンザ便がなかなか取れず、とれても非常に高い航空運賃になってしまうので、はじめてフィンランド航空のヘルシンキ経由成田空港というルートになりました。
それで出国時の成田空港での「大冷や汗ハプニング」です。
出国審査を終えてフィンランド航空のゲートまでのサテライトを移動中、何か所かお店に寄りました。
最後のお買い物も済ませ、ゲートに向かおうと思って荷物を運ぶカートを見たら、何と小型のボストンバッグがないではありませんか!
一時帰国の度にここ30年来使用しているバッグはキャリー用のコロがついていないため、空港内ではいつもカートを使用しています。
貴重品などはショルダーバッグにいれるので、このバッグには常備薬とかiPad miniとカメラの充電器、化粧ポーチなどが入っているだけです。
出国審査後のゾーンなのでまぁ、盗難ということはないとは思いましたが、
それにしてもあの重い(4-5Kg)バッグがカートから落ちたのにも気が付かなかったなんて、やはり4週間の旅行で疲れていたのでしょう。
確かに2段になっているカートの下段は上段のようなボックスタイプではなく、ちょっとずり落ちやすい形状でした。
とにかくインフォーメーションに届け出て、まだ搭乗時刻まで時間があったので、自分が辿ったルートを引き返しました。
でも見つからなかったのです!
搭乗時刻が迫ってきたので、とりあえず搭乗ゲートまで行き、航空会社の人にその旨お話ししました。
「バッグが見つからなくてもご搭乗なさいますか?」→「ハイ、後日バッグが見つかったらドイツに届けてもらえるのでしょうか?」
→「イイエ、それは税関の管轄になりますのでそちらにお問い合わせください」
それでゲート付近の公衆電話から以下の税関の番号に問い合わせました。
汗びっしょりの手で握りしめていたので、紙もしわくちゃになってしまいました。
税関職員の答えは後日、また電話してバッグが見つかった場合には、日本国内の友人に委任状を託して、その友人が成田の税関まで引き取りにきて、
バッグはその友人にドイツまで郵送してもらう、というものでした。
税関職員との電話終了後、バッグにユーロの現金を入れたままだったことに気づきました。
デュッセルドルフ空港到着後、電車で自宅近くまで行き、そこに一週間ほど前、一足先に帰独した夫が迎えに来てくれることになっていました。
ユーロの持ち合わせがないとドイツで列車の切符を買うこともできません。
今度は公衆電話から夫に国際電話をかけて事情を話し、空港まで迎えにきてもらうようにしないといけないと、
国際電話用に十分な硬貨があるかどうかお財布の中を捜していたところ
「○○(私の名前)さま、カウンターまでお越しください」というアナウンスがありました。
ゲート近くにある「ミソキッチン」というレストランの店員が届けてくれたという、私のバッグを見たときには安堵と共に、一週間分位の冷や汗でブラウスがぐっしょり濡れていることに気づきました。
搭乗時刻が迫っていたので、「ミソキッチン」までお礼に行く時間がありませんでした。
そのうちお礼状を書かなくてはと思っています。
最後はハラハラさせられた今年の一時帰国でしたが、今回も楽しい思い出で一杯です。
また来年までね!