今年の一時帰国の大きな収穫は宿泊した奈良ホテルのショップで阿修羅像のミニチュアを購入したことです。
旅の始めだったので、その後の高野山、白浜温泉、沖縄とほぼ3週間ほど夫のスーツケースに入れての移動でしたが、
無事ドイツの我が家に到着して鎮座しています。

それにしても以前はこんなに極彩色だったなんて信じられません(ネットから拝借した画像です)。

先日YouTubeで視聴した「奈良のお寺」についての奈良国立博物館の学芸員が解説の中で、このような極彩色にしたのは当時(8世紀)薄暗いお堂の中で蝋燭の灯りでも仏像を拝めることができるようにしたということや、八部衆のお顔が全て童顔なのは興福寺を建立された光明皇后が幼いお子様を亡くされて我が子の願いをこの八部衆に込められているからではないかと述べられていました。
この阿修羅像は現在、公開されている映画「追憶」で主演している俳優の岡田准一さんが勧める「仏像Best3」の第2位です。
第1位は四天王立像です。

第3位は八大童子の制多迦(せいたか)童子像です。

武術の指導員の資格をもっている岡田准一さんはこれらの像のバランスの良さを強調されています。
そういえば「軍師官兵衛」の岡田さんの立ち姿もバランスがとれていて素敵でしたね。
このミニチュア阿修羅像が加わり、我が家の仏像は15体になりました。
他14体は全て、夫がアジア諸国で購入したものです。
仏教徒でもなく、信仰心が厚いとも思えないのに、大小よく揃えたものです。
最小と最大の仏像の写真です。


でも仏様の像に囲まれているのはなかなか悪くなく、集めてくれた夫に感謝です
