今年4月の一時帰国中目にした牧野富太郎関連の書籍が山積みされた丸の内丸善の「牧野富太郎コーナー」に驚きました。

絶大な「らんまん」効果です。
昨年9月Ginza Sixの蔦屋書店で見かけた牧野富太郎関連の本はこの文庫本だけでした。

これまで積読状態でしたが一時帰国後なかなか時差調整できなくて早朝目覚めた時間を利用して読み始めました。
この本は牧野先生が1946年8月17日から毎日一題ずつ100題を書き留めた随筆集です。
その時牧野先生は84歳でした。
でも初版本の発行は先生が名誉都民となった1953年で執筆後7年経ってからでした。
(植物学者大場秀章さんの解説より抜粋)
内容は主に日本の植物に用いられてきた漢字表記が誤りであることの指摘です。
ですから「馬鈴薯とジャガイモ」「楓とモミジ」「紫陽花とアジサイ」など興味深いタイトルがありますが、
難解なラテン語表記などが出てきて植物学の知識が全く無い私にはちんぷんかんな内容です。
それでも毎日本を開いているのはこれまで誤った表記を使い続けてきた日本の植物学者への批判がユーモアに飛んで痛快だからです。
以下に例を列挙します。
− 科学的な頭を持っている人なら、こんな間違ったことはしたくてもできない。
– これはちょうど馬をさして鹿だといい人を指して猿だと言っているようなもの。
今後も「一日一題」を「一日一読」して行きたいと思っています。
まだ記したいことはありますが長くなりましたので今日はこれで終了します。
続きはまた後日記します。
そして、そうですね。本屋さんに牧野関連本がいっぱいですね。
私も2冊購入でしたが。
それにしても、すごい努力です。
英語力もかなりのものだったんでしょう。
この本も良さそうですね・・・本が増えて困ります(^^♪
コメントをありがとうございます。
ドラマも毎日視聴しています。
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この本は植物の漢字表記の誤りを指摘するのが主な内容なので、草花に関して学ぶことは少ないです。
牧野先生の広範な知識に圧倒されます。