半年以上ドイツでベストセラーになっている推理小説があります。
タイトルは『Miss Merkel (ミス メルケル)』です。
時は2022年、首相を退陣してから6週間、アンゲラ・メルケルはご主人と飼い犬と共に
ドイツ北東部ポーランドとの国境に位置する鄙びたウッカーマルク郡に引っ越してきます。
そこで起こった殺人事件をアガサクリスティーの推理小説に登場する「ミス マープル」のように
「ミス メルケル」が捜査して事件解決に導くというストーリーです。
飼い犬の名前はプーチンで、マッチョタイプのトランプという人物も登場します。
「シャーロックなんか忘れなさい。ミスメルケルの登場よ」
というキャッチコピーが表紙裏に記されています。
連立政権構成の話し合いがまとまらないのでメルケル首相の退陣はいつになるかわかりません。
そのためメルケル首相はG20の会合でローマに行ったり、気候変動枠組み条約会議でグラスゴーに行ったりと相変わらず忙しい日々を送っています。
この推理小説に目を通す時間などなさそうですが、もしお読みになったら感想を伺いたいものです。
ミス・メルケルさん登場ですね!
プーチンにマッチョのトランプ!!
面白そうですね。
先日もグラスゴーの記念撮影でメルケルさんを
拝見して「アレ・・・任期はいつまで?」と思ったのを思い出しました。
タフな方でいらっしゃいます。
コメントをありがとうございます。
この推理小説はやはりネーミングの宣伝効果が大きいですね。
どうしても現実の人物と比較してしまいますからね。
夫も読んだのですが、メルケルさんのご主人(ヨアヒム・ザウアーさん→量子力学の物理学教授)が
あまりにもトロい人物として揶揄されていると批判的です。
同じ自然科学者としてザウアーさんの優秀さを知っているので、
いくらフィクションと言っても実在する人物を揶揄するべきではないという読後感です。